▸5日(日)はブルク13で「エクストリーム・ジョブ」、6日はシネマ・ジャック&ベティで「国家が破産する日」と、今年最初の映画鑑賞は2日連続の韓国映画となりました。
「エクストリーム・ジョブ」は、<ぴあ映画生活>の<初日満足度ランキング>で「男はつらいよ お帰り 寅さん」の93.0を上回る93.6ポイントで1位。警察の麻薬捜査班が組織捜査のためフライドチキンを開店したら云々というアクションコメディで、こんな設定ありえないだろ(笑)というのが日本のジョーシキでしょうが韓国だったらあるかも(笑)と思えてきます。18:20の回で観客数は約100席の数3分の1程度とまずまず。随所で笑い声も上がっていました。韓国人ならもっといろんな場面で笑えるんだろうな、と思いつつ・・・。
・チキン店の名は「수원왕갈비통닭(水原王カルビ丸揚げ鶏)」。水原(スウォン)の名物カルビに用いるヤンニョム(タレ)を牛の焼肉でなくフライドチキンに使った点がポイントか? たぶんレシピ等が出回っているだろうと探したらすぐ複数見つかりました。たとえば→コチラ。
・主演のリュ・スンリョンは麻薬班の班長。職位としてはかなり下で、後輩に追い越されたりして、奥さんからも愚痴というか溜め息というか・・・。そんな中、娘が中学(高校?)で班長になったと報告。日本では級長のこと。クラスの会計等も担当してなかなかタイヘンみたい。
・ソウルの広蔵市場に麻薬キンパプ(のり巻き)の有名店があります。<麻薬>は「病みつきになる」という意味ですが、「これは麻薬チキンだ」などと客が言ってたら、ご本家に因縁をつけられたり・・・。
・食堂に来た若い男性が店員のオバサンを「이모(イモ)」と呼んでます。辞書だとたぶん「叔母」しか載ってませんが、けっこう前から店で「ちょっとお姉さん」という意味でもちいられています。
・ostとして用いられていた歌は「미안 미안해」。テ・ジナ(태진아)が歌ってます。→YouTube
おっと、こんな感じでタラタラ書いてると、これだけで1つの記事になっちゃいそう。いや、ホントに書くにはもう1度観ないとダメか。
▸「国家が破産する日」は、1997年の韓国通貨危機(→ウィキペディア)、韓国でいうところのIMF事態(IMF사태)またはIMF外換危機(IMF외환 위기)を正面からテーマに据えたドラマ。私ヌルボも、約20年前よく聞いた新自由主義とか規制緩和とかフリードマンとかトリクルダウンという言葉やテレビでよく見た専門家たちの顔などをボンヤリ思い出しながら観ました。が、時代劇同様事実とフィクションの境い目がよくわからず、パンフレットを読んでナットク。主演キム・ヘスが韓国銀行の通貨政策チームのカッコいい女性チーム長を演じているのですが、脚本のオム・ソンミン自身「“こんな人がいたらどれほど良かっただろうか”という気持ちで造った人物です」と語ってます。エンドクレジットの最後の方、<協賛>中にハンギョレが名を連ねているように進歩系の側に立った作品。配給会社のCJエンタの立ち位置についてチラッと考えたりもしました。(よくわからん。) 私ヌルボも含めて日頃庶民にはなじみのない分野なのでそれなりに予備知識を仕入れて行った方がいいかも。細かな点までとてもよくわかるのが→コチラの大場正明さんの記事です。(多少以上にネタバレ?)
★★★ NAVERの人気順位(1月7日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(2) フォードvsフェラーリ 9.55(6,895)
②(3) 主戦場 9.53(1,327)
③(1) 梨泰院[イテウォン](韓国) 9.50(46)
④(4) ヘロニモ(韓・米) 9.44(223)
⑤(-) アンカー(韓国) 9.41(17)
⑥(新) パヴァロッティ 9.37(63)
⑦(7) 2人のローマ教皇 9.35(363)
⑧(8) 家族を想うとき 9.32(249)
⑨(-) 家の話(韓国) 9.29(84)
⑩(9) 教会のお兄さん) 9.27(1,565)
⑥「パヴァロッティ」が新登場です。20世紀の代表的なオペラ歌手の1人で、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に<三大テノール>と称されたルチアーノ・パヴァロッティ(1935~2007)の青年期から世界的な名声を得るまでの軌跡をたどったアメリカのドキュメンタリー。インタビューやコンサート等々の映像で構成されています。韓国題は「파바로티」。日本公開は未定のようです。そういえば、声楽家になりたいという夢を持ちつつチンピラの道を選んでしまった若者を主人公にした「パパロッティ(파파로티)」という韓国映画があったな。(2012年の作品)
【記者・評論家による順位】
①(1) アイリッシュマン 9.11(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国) 9.06(16)
③(3) マリッジ・ストーリー 8.50(2)
④(4) ハチドリ(韓国) 8.38(13)
⑤(5) 象は静かに座っている 7.67(3)
⑥(6) フォードvsフェラーリ 7.63(8)
⑦(7) われわれを引き裂くもの(韓国) 7.50(2)
⑧(8) 主戦場 7.33(6)
⑨(9) ボーダー 二つの世界 7.29(7)
⑨(9) 家族を想うとき 7.29(7)
順位、評点とも前週と同じです。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月3日(金)~1月5日(日) ★★★
「白頭山」が3週連続1位で700万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・上映館数
1(1)・・白頭山(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・12/19・・・・・・・・565,102 ・・・・・7,479,709 ・・・・・63,311・・・1,222
2(2)・・天文:空に問う(韓国) ・・・・・・・12/26 ・・・・・・・343,202・・・・・・1,611,403 ・・・・・13,373・・・・・922
3(41)・・ミッドウェー・・・・・・・・・・・・・・12/31・・・・・・・・306,231 ・・・・・・・669,808・・・・・・・5,818・・・・・842
4(3)・・始動(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・12/18・・・・・・・・264,165 ・・・・・3,037,908 ・・・・・25,729・・・・・825
5(4)・・アナと雪の女王2 ・・・・・・・・・・・11/21 ・・・・・・・112,534 ・・・・13,593,956 ・・・・113,543・・・・・644
6(5)・・神秘アパート 劇場版・・・・・・・・・12/19 ・・・・・・・・74,413・・・・・・・・810,301・・・・・・・6,399・・・・・513
空トッケビ 対 ヨルムンガンド(韓国)
7(7)・・フォードvsフェラーリ・・・・・・・・12/04・・・・・・・・・47,384・・・・・1,288,963・・・・・・11,368・・・・・204
8(29)・・21ブリッジズ・・・・・・・・・・・・・・・・1/01・・・・・・・・・34,171 ・・・・・・・66,370 ・・・・・・・・・577・・・・・225
9(10)・・ナイブズ・アウト・・・・・・・・・・・・12/04・・・・・・・・・31,260・・・・・・・719,802 ・・・・・・・6,127・・・・・155
10(9)・・雪の女王4・・・・・・・・・・・・・・・・・12/24・・・・・・・・・20,729・・・・・・・184,801 ・・・・・・・1,313・・・・・250
/名探偵と刃の館の秘密
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は3・8位の2作品です。
2位「ミッドウェー」は、アメリカの戦争物。1941年の真珠湾攻撃は序幕に過ぎませんでした。それ以降日本の野心は拡大してゆき、アメリカ本土への攻撃まで計画します。米軍は、日本の続く攻撃目標がどこなのかを解読するために苦労しつつも戦列を整えていきます。そして日本ののターゲットがミッドウェーとわかったアメリカは反撃を準備しますが、戦局は絶対的に不利な状況でした。ところが・・・。あとは大方の日本人が知っている通り。「もし、あの時・・・」と悔しい思いをしている人も相当数いるのでは? 本作は、歴史観とか人間ドラマ云々よりも、視覚効果に重点を置いた作品のようです。韓国のネチズンのコメントを見ると、案の定「なんだか痛快、爽快な気分」といった感想が散見されます。また「「白頭山」と比べるとずっと上」との感想も目につきました。韓国題は「미드웨이」。日本公開は今年の秋の予定です。
8位「21ブリッジズ」は、アメリカの犯罪&スリラー。ニューヨーク。マンハッタンの中心で警察官連続殺害事件が起こります。事件担当を命じられたのはベテランのアンドレ・デイヴィス(チャドウィック・ボーズマン)刑事。そして彼とタッグを組むことになったのはフランキー・バーンズ刑事(シエナ・ミラー)なのだが、えっ、彼女は麻薬中毒!? 犯人を捕まえるためアンドレは市当局やFBI等の許可を取り付けて翌朝までマンハッタン一帯を全面封鎖するという極端な措置をとりますが、与えられた時間はわずか3時間。はたして・・・。韓国題は「21 브릿지: 테러 셧다운브릿지: 테러 셧다」。日本公開は未定のようです。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ロイヤルコーギー ・・・・・・・・・・・12/24・・・・・・・17,168 ・・・・・・167,037・・・・・・1,302・・・・・・・・238
レックスの大冒険
2(6)・・パヴァロッティ・・・・・・・・・・・・・・・1/01・・・・・・・・8,099・・・・・・・・17,126 ・・・・・・・139 ・・・・・・・・・85
3(2)・・家族を想うとき ・・・・・・・・・・・・・12/19・・・・・・・・2,261・・・・・・・・29,505 ・・・・・・・232 ・・・・・・・・・37
4(3)・・ワイルドライフ ・・・・・・・・・・・・・12/25・・・・・・・・1,275・・・・・・・・10,751 ・・・・・・・・86・・・・・・・・・・36
5(28)・・モンマルトルのパパ(韓国)・・・・1/09・・・・・・・・1,173・・・・・・・・・1,569・・・・・・・・・・9・・・・・・・・・・12
2・5位の2作品が新登場です。
2位「パヴァロッティ」については上述しました。
5位「モンマルトルのパパ」は、韓国のドキュメンタリー。中学校の美術教師として生涯を生きてきた父はいつの間にか定年退職の時が迫ってきています。ふと父の定年退職後のことが気になった息子は尋ねます。「お父さん、これからどうするつもりなの?」。「ちゃんと計画はできている」。驚いたことに、父の計画はパリのモンマルトルの丘で絵を描くことでした。長い間夢見てきた父の夢を実現するためにパリに向かうことになるのですが・・・。一点一点と絵が積まれてゆき、モンマルトルの丘の1人の画家になった父に語りかけます。「お父さん、今気分がいい?」 「言うなれば、すばらしい」 原題は「몽마르트 파파」です。
「エクストリーム・ジョブ」は、<ぴあ映画生活>の<初日満足度ランキング>で「男はつらいよ お帰り 寅さん」の93.0を上回る93.6ポイントで1位。警察の麻薬捜査班が組織捜査のためフライドチキンを開店したら云々というアクションコメディで、こんな設定ありえないだろ(笑)というのが日本のジョーシキでしょうが韓国だったらあるかも(笑)と思えてきます。18:20の回で観客数は約100席の数3分の1程度とまずまず。随所で笑い声も上がっていました。韓国人ならもっといろんな場面で笑えるんだろうな、と思いつつ・・・。
・チキン店の名は「수원왕갈비통닭(水原王カルビ丸揚げ鶏)」。水原(スウォン)の名物カルビに用いるヤンニョム(タレ)を牛の焼肉でなくフライドチキンに使った点がポイントか? たぶんレシピ等が出回っているだろうと探したらすぐ複数見つかりました。たとえば→コチラ。
・主演のリュ・スンリョンは麻薬班の班長。職位としてはかなり下で、後輩に追い越されたりして、奥さんからも愚痴というか溜め息というか・・・。そんな中、娘が中学(高校?)で班長になったと報告。日本では級長のこと。クラスの会計等も担当してなかなかタイヘンみたい。
・ソウルの広蔵市場に麻薬キンパプ(のり巻き)の有名店があります。<麻薬>は「病みつきになる」という意味ですが、「これは麻薬チキンだ」などと客が言ってたら、ご本家に因縁をつけられたり・・・。
・食堂に来た若い男性が店員のオバサンを「이모(イモ)」と呼んでます。辞書だとたぶん「叔母」しか載ってませんが、けっこう前から店で「ちょっとお姉さん」という意味でもちいられています。
・ostとして用いられていた歌は「미안 미안해」。テ・ジナ(태진아)が歌ってます。→YouTube
おっと、こんな感じでタラタラ書いてると、これだけで1つの記事になっちゃいそう。いや、ホントに書くにはもう1度観ないとダメか。
▸「国家が破産する日」は、1997年の韓国通貨危機(→ウィキペディア)、韓国でいうところのIMF事態(IMF사태)またはIMF外換危機(IMF외환 위기)を正面からテーマに据えたドラマ。私ヌルボも、約20年前よく聞いた新自由主義とか規制緩和とかフリードマンとかトリクルダウンという言葉やテレビでよく見た専門家たちの顔などをボンヤリ思い出しながら観ました。が、時代劇同様事実とフィクションの境い目がよくわからず、パンフレットを読んでナットク。主演キム・ヘスが韓国銀行の通貨政策チームのカッコいい女性チーム長を演じているのですが、脚本のオム・ソンミン自身「“こんな人がいたらどれほど良かっただろうか”という気持ちで造った人物です」と語ってます。エンドクレジットの最後の方、<協賛>中にハンギョレが名を連ねているように進歩系の側に立った作品。配給会社のCJエンタの立ち位置についてチラッと考えたりもしました。(よくわからん。) 私ヌルボも含めて日頃庶民にはなじみのない分野なのでそれなりに予備知識を仕入れて行った方がいいかも。細かな点までとてもよくわかるのが→コチラの大場正明さんの記事です。(多少以上にネタバレ?)
★★★ NAVERの人気順位(1月7日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(2) フォードvsフェラーリ 9.55(6,895)
②(3) 主戦場 9.53(1,327)
③(1) 梨泰院[イテウォン](韓国) 9.50(46)
④(4) ヘロニモ(韓・米) 9.44(223)
⑤(-) アンカー(韓国) 9.41(17)
⑥(新) パヴァロッティ 9.37(63)
⑦(7) 2人のローマ教皇 9.35(363)
⑧(8) 家族を想うとき 9.32(249)
⑨(-) 家の話(韓国) 9.29(84)
⑩(9) 教会のお兄さん) 9.27(1,565)
⑥「パヴァロッティ」が新登場です。20世紀の代表的なオペラ歌手の1人で、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に<三大テノール>と称されたルチアーノ・パヴァロッティ(1935~2007)の青年期から世界的な名声を得るまでの軌跡をたどったアメリカのドキュメンタリー。インタビューやコンサート等々の映像で構成されています。韓国題は「파바로티」。日本公開は未定のようです。そういえば、声楽家になりたいという夢を持ちつつチンピラの道を選んでしまった若者を主人公にした「パパロッティ(파파로티)」という韓国映画があったな。(2012年の作品)
【記者・評論家による順位】
①(1) アイリッシュマン 9.11(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国) 9.06(16)
③(3) マリッジ・ストーリー 8.50(2)
④(4) ハチドリ(韓国) 8.38(13)
⑤(5) 象は静かに座っている 7.67(3)
⑥(6) フォードvsフェラーリ 7.63(8)
⑦(7) われわれを引き裂くもの(韓国) 7.50(2)
⑧(8) 主戦場 7.33(6)
⑨(9) ボーダー 二つの世界 7.29(7)
⑨(9) 家族を想うとき 7.29(7)
順位、評点とも前週と同じです。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月3日(金)~1月5日(日) ★★★
「白頭山」が3週連続1位で700万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・上映館数
1(1)・・白頭山(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・12/19・・・・・・・・565,102 ・・・・・7,479,709 ・・・・・63,311・・・1,222
2(2)・・天文:空に問う(韓国) ・・・・・・・12/26 ・・・・・・・343,202・・・・・・1,611,403 ・・・・・13,373・・・・・922
3(41)・・ミッドウェー・・・・・・・・・・・・・・12/31・・・・・・・・306,231 ・・・・・・・669,808・・・・・・・5,818・・・・・842
4(3)・・始動(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・12/18・・・・・・・・264,165 ・・・・・3,037,908 ・・・・・25,729・・・・・825
5(4)・・アナと雪の女王2 ・・・・・・・・・・・11/21 ・・・・・・・112,534 ・・・・13,593,956 ・・・・113,543・・・・・644
6(5)・・神秘アパート 劇場版・・・・・・・・・12/19 ・・・・・・・・74,413・・・・・・・・810,301・・・・・・・6,399・・・・・513
空トッケビ 対 ヨルムンガンド(韓国)
7(7)・・フォードvsフェラーリ・・・・・・・・12/04・・・・・・・・・47,384・・・・・1,288,963・・・・・・11,368・・・・・204
8(29)・・21ブリッジズ・・・・・・・・・・・・・・・・1/01・・・・・・・・・34,171 ・・・・・・・66,370 ・・・・・・・・・577・・・・・225
9(10)・・ナイブズ・アウト・・・・・・・・・・・・12/04・・・・・・・・・31,260・・・・・・・719,802 ・・・・・・・6,127・・・・・155
10(9)・・雪の女王4・・・・・・・・・・・・・・・・・12/24・・・・・・・・・20,729・・・・・・・184,801 ・・・・・・・1,313・・・・・250
/名探偵と刃の館の秘密
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は3・8位の2作品です。
2位「ミッドウェー」は、アメリカの戦争物。1941年の真珠湾攻撃は序幕に過ぎませんでした。それ以降日本の野心は拡大してゆき、アメリカ本土への攻撃まで計画します。米軍は、日本の続く攻撃目標がどこなのかを解読するために苦労しつつも戦列を整えていきます。そして日本ののターゲットがミッドウェーとわかったアメリカは反撃を準備しますが、戦局は絶対的に不利な状況でした。ところが・・・。あとは大方の日本人が知っている通り。「もし、あの時・・・」と悔しい思いをしている人も相当数いるのでは? 本作は、歴史観とか人間ドラマ云々よりも、視覚効果に重点を置いた作品のようです。韓国のネチズンのコメントを見ると、案の定「なんだか痛快、爽快な気分」といった感想が散見されます。また「「白頭山」と比べるとずっと上」との感想も目につきました。韓国題は「미드웨이」。日本公開は今年の秋の予定です。
8位「21ブリッジズ」は、アメリカの犯罪&スリラー。ニューヨーク。マンハッタンの中心で警察官連続殺害事件が起こります。事件担当を命じられたのはベテランのアンドレ・デイヴィス(チャドウィック・ボーズマン)刑事。そして彼とタッグを組むことになったのはフランキー・バーンズ刑事(シエナ・ミラー)なのだが、えっ、彼女は麻薬中毒!? 犯人を捕まえるためアンドレは市当局やFBI等の許可を取り付けて翌朝までマンハッタン一帯を全面封鎖するという極端な措置をとりますが、与えられた時間はわずか3時間。はたして・・・。韓国題は「21 브릿지: 테러 셧다운브릿지: 테러 셧다」。日本公開は未定のようです。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ロイヤルコーギー ・・・・・・・・・・・12/24・・・・・・・17,168 ・・・・・・167,037・・・・・・1,302・・・・・・・・238
レックスの大冒険
2(6)・・パヴァロッティ・・・・・・・・・・・・・・・1/01・・・・・・・・8,099・・・・・・・・17,126 ・・・・・・・139 ・・・・・・・・・85
3(2)・・家族を想うとき ・・・・・・・・・・・・・12/19・・・・・・・・2,261・・・・・・・・29,505 ・・・・・・・232 ・・・・・・・・・37
4(3)・・ワイルドライフ ・・・・・・・・・・・・・12/25・・・・・・・・1,275・・・・・・・・10,751 ・・・・・・・・86・・・・・・・・・・36
5(28)・・モンマルトルのパパ(韓国)・・・・1/09・・・・・・・・1,173・・・・・・・・・1,569・・・・・・・・・・9・・・・・・・・・・12
2・5位の2作品が新登場です。
2位「パヴァロッティ」については上述しました。
5位「モンマルトルのパパ」は、韓国のドキュメンタリー。中学校の美術教師として生涯を生きてきた父はいつの間にか定年退職の時が迫ってきています。ふと父の定年退職後のことが気になった息子は尋ねます。「お父さん、これからどうするつもりなの?」。「ちゃんと計画はできている」。驚いたことに、父の計画はパリのモンマルトルの丘で絵を描くことでした。長い間夢見てきた父の夢を実現するためにパリに向かうことになるのですが・・・。一点一点と絵が積まれてゆき、モンマルトルの丘の1人の画家になった父に語りかけます。「お父さん、今気分がいい?」 「言うなれば、すばらしい」 原題は「몽마르트 파파」です。