一昨日観た「レッドカーペート」は思いがけない(?)佳作。過去10数年間で270余本ものポルノ映画(韓国では에로 영화[エロ映画])を撮ってきたパク・ボムス監督の初のふつうの(?)劇場用作品。内容もそのまんまで、監督の思いがストレートに伝わってきます。しかし20:50からの回とはいえ300席近くあるスクリーン5で私ヌルボ含めて観客が3人とは少なすぎ。これはぜひ!
先週の記事では紹介しませんでしたが8月22日(土)まで<2015新大久保 映画祭>(→公式サイト)開催中。で、昨日は「Makgeolli Girls(マッコリガールズ)」と「私の独裁者」を続けて観てきました。(∴この記事のアップが遅れた。) 「Makgeolli Girls」の上映後のキム・ギヨン監督のトークによると撮影では本物のマッコリではなくソフトドリンクのアッチメサルを用いたそうです。会場の9割以上は女性で、中でも出演していたチャンジョ(Teen top)のファンが大勢。本人から電話が入って会場からの質問に答えたりして盛り上がって・・・という私ヌルボにとっては新奇な(?)展開に。
一方先週紹介した主催団体さえ不明のアヤシイ<韓国ドキュメンタリー映画祭>。行ってきましたがな神楽坂へ。マンションの1室の畳部屋(笑)での上映会というのは久しぶり。30人以上集まってました。キム・ミレ監督の「노가다(NoGaDa.土方)」(2005)もムン・ジョンヒョン監督「할매꽃(おばあさんの花)」(2009)もふつうの劇場映画では観られない内容で観に行って正解。とくに後者は、朝鮮戦争当時の左右対立や親しかった間柄の中での殺し合い(!)といった過去が今も尾を引いていること、それがまたさらに昔の両班(ヤンバン)と常人(サンイン)という身分差にも結びついていること等が監督自身が撮った家族史の中で明らかにされていくといったもので、とても興味深い作品でした。
先週観た「この国の空」も「深い」映画でした。<映画生活>のレビュー中の「女の純粋なしたたかさ。 男のまっすぐなずるさ。荒井晴彦さんならではのいやらしさかな。」というのを見て(→コチラ)うまく表現するものだと思いました。
★★★ Daumの人気順位(8月18日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①ターミネーター2 9.4(759)
②レッド・トゥーム(韓国) 9.3(47)
③チャップリンの独裁者 9.3(37)
④戦場のピアニスト 9.3(585)
⑤あなたをずっとあいしてる(日・韓) 9.0(83)
⑥誠実な国のアリス(韓国) 9.0(55)
⑦少数意見(韓国) 8.9(1386)
⑧映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(日本) 8.8(48)
⑨アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~ 8.8(31)
⑩ちいさなドラゴンココナッツ 8.8(24)
新登場は⑥「誠実な国のアリス」だけです。この作品については後述します。
【専門家による順位】
①マッドマックス 怒りのデス・ロード 8.8(9)
②セッション 8.4(7)
③危路工団(韓国) 8.1(6)
④ひと夏のファンタジア(韓・日) 8.0(7)
⑤インサイド・ヘッド 7.7(8)
⑥ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 7.3(8)
⑥ベテラン(韓国) 7.3(8)
⑧雪の轍(わだち) 7.3(3)
⑨少数意見(韓国) 7.2(4)
⑩生きる(韓国) 7.1(8)
⑩紙の月(日本) 7.1(8)
新登場は③「危路工団」だけです。女性労働者問題をテーマにした韓国のドキュメンタリーで、今年10月熊本で開催される<東アジア市民共生映画祭>(→公式サイト)で上映されます。ソウル市九老区の工業団地(九老工団)で低賃金・長時間労働を強いられていた労働者が大規模な同盟ストライキで決起したのが1985年。李文烈原作の映画「九老アリラン」が公開されたのは1989年で、そこでは九老の縫製工場で働く女性労働者たちの姿が描かれていました。現在九老工団は九老デジタル団地へと変貌しましたが、「女工」という呼び名や労働の質は変わっても<感情労働>等の新たな問題も生じています。そんな女性労働者の約40年間の歴史を紹介しています。原題は「위로공단」で、「慰労工団」とも読めますが、<東アジア市民共生映画祭>の表記に合わせました。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月14日(金)~8月16日(日)] ★★★
連続1位「ベテラン」好調。2位「暗殺」は1千万人突破
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ベテラン(韓国) ・・・・・・・・・・8/05 ・・・・・・・・・2,254,158・・・・・・・・・6,642,909・・・・・・・・52,183 ・・・・・・・1,115
2(2)・・暗殺(韓国)・・・・・・・・・・・・・・7/22・・・・・・・・・・・989,724・・・・・・・・10,650,276 ・・・・・・・・82,774・・・・・・・・・767
3(3)・・ミッション:インポッシブル・・7/30・・・・・・・・・・469,346・・・・・・・・・5,615,206・・・・・・・・44,564 ・・・・・・・・・500
/ローグ・ネイション
4(4)・・ミニオンズ ・・・・・・・・・・・・・・7/29 ・・・・・・・・・・・267,888・・・・・・・・・2,270,492・・・・・・・・16,449・・・・・・・・・512
5(新)・・ミス・ワイフ(韓国)・・・・・・・8/13・・・・・・・・・・・・256,206・・・・・・・・・・328,557・・・・・・・・・2,487 ・・・・・・・・・437
6(新)・・侠女、刀の記憶(韓国)・・8/13・・・・・・・・・・・・247,119 ・・・・・・・・・・333,373・・・・・・・・・2,623・・・・・・・・・562
7(5)・・インサイド・ヘッド ・・・・・・・・7/09 ・・・・・・・・・・・131,933・・・・・・・・・4,782,664・・・・・・・・36,630・・・・・・・・・332
8(6)・・名探偵コナン ・・・・・・・・・・・8/05・・・・・・・・・・・・・76,397 ・・・・・・・・・・414,681・・・・・・・・・2,894・・・・・・・・・253
業火の向日葵(日本)
9(98)・・映画 ひつじのショーン・・・8/13・・・・・・・・・・・・・44,246 ・・・・・・・・・・・60,190 ・・・・・・・・・・436 ・・・・・・・・261
~バック・トゥ・ザ・ホーム~
10(新)・・誠実な国のアリス(韓国)・・8/13・・・・・・・・・・・11,949 ・・・・・・・・・・・16,614 ・・・・・・・・・・136 ・・・・・・・・・69
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
一昨年の「雪国列車」や「テロ,ライブ」等、昨年の「鳴梁」や「パイレーツ」等とこのところ夏は韓国映画が好調なようで、今夏も「暗殺」が1千万人を突破、「ベテラン」も快調に続いています。
今回の新登場は5・6・9・10位の4作品です。
5位「ミス・ワイフ」は韓国のコメディ。ニューヨーク本社への栄転発令を目前にして突然の事故に遭ってしまったヨヌ(オム・ジョンファ)。生死の境をさまよう彼女の前に怪しい男イ・ソジャン(キム・サンホ)が現れます。彼は1ヵ月間ヨヌが他の人間として生きれば再びもとのヨヌの生活に戻してあげると提案。それを受け入れて他人の人生を歩み始めたヨヌ。それは優しい夫と子供2人を持つおばさんの人生でした。人生が大逆転して戦争のようなおばさんの生活にパニックとなったヨヌ。一方わけもわからず変わってしまった妻(母)に夫ソンファン(ソン・スンホン)と子供たちもあわてます。1ヵ月間完全に隠し通さなければならない彼女の人生はどうなる? 原題は「미쓰 와이프」です。
6位「侠女、刀の記憶」は韓国の時代劇。舞台は剣が支配していた高麗末。
王を夢見ていた男(←ユベク(イ・ビョンホン)だろうな?)の裏切り。そして18年後彼をねらう2本の剣。その3本の剣というには
高麗を欲しがる剣ユベク、大義を守る剣ウォルソ(チョン・ドヨン)、復讐を夢見る剣ホンイ(キム・ゴウン)。思いの異なる3本の剣がぶつかる・・・ということですが、もうちょっと具体的にしりたいところ。原題は「협녀, 칼의 기억」です。
9位「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」は、日本では7月に公開されています。「숀 쉽」です。
10位「誠実な国のアリス」は、「誠実に働こうとしても報われない」韓国の社会を反映した作品。スナム(イ・ジョンヒョン)は資格を14つも取得しているほど何事にも器用な女性。結局仕事はコンピューターに取られるものの、なんとか就職。愛する夫と2人で暮らすマイホームを夢見て仕事を2つ3つかけもちして働きますがなぜか借金は増えるばかり。そんな折、借金を一気に返す絶好の機会が・・・。しかしなぜ幸せを邪魔する人たちがしきりに現れるのか? もうやられてばかりはいられないと立ち上がった彼女。その痛快な復讐劇とは? 原題は「성실한 나라의 앨리스」。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(41)・・映画 ひつじのショーン・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・・・44,236 ・・・・・・・・・・・・60,196 ・・・・・・・・・・・436・・・・・・・・261
2(1)・・小間使いの日記・・・・・・・・・・・・・・・・・8/06・・・・・・・・・・・・・・2,429・・・・・・・・・・・・・12,666 ・・・・・・・・・・・・97・・・・・・・・・26
3(10)・・危路工団(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・8/13・・・・・・・・・・・・・・1,903・・・・・・・・・・・・・・4,453 ・・・・・・・・・・・・33・・・・・・・・・31
4(2)・・ラブ&マーシー 終わらないメロディー・・7/30 ・・・・・・・・・1,641・・・・・・・・・・・・・24,778 ・・・・・・・・・・・195・・・・・・・・・23
5(5)・・紙の月(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/23・・・・・・・・・・・・・・1,153・・・・・・・・・・・・・20,816・・・・・・・・・・・・166・・・・・・・・・・7
1・3位の2作品が新登場です。いずれも上述した通りです。
先週の記事では紹介しませんでしたが8月22日(土)まで<2015新大久保 映画祭>(→公式サイト)開催中。で、昨日は「Makgeolli Girls(マッコリガールズ)」と「私の独裁者」を続けて観てきました。(∴この記事のアップが遅れた。) 「Makgeolli Girls」の上映後のキム・ギヨン監督のトークによると撮影では本物のマッコリではなくソフトドリンクのアッチメサルを用いたそうです。会場の9割以上は女性で、中でも出演していたチャンジョ(Teen top)のファンが大勢。本人から電話が入って会場からの質問に答えたりして盛り上がって・・・という私ヌルボにとっては新奇な(?)展開に。
一方先週紹介した主催団体さえ不明のアヤシイ<韓国ドキュメンタリー映画祭>。行ってきましたがな神楽坂へ。マンションの1室の畳部屋(笑)での上映会というのは久しぶり。30人以上集まってました。キム・ミレ監督の「노가다(NoGaDa.土方)」(2005)もムン・ジョンヒョン監督「할매꽃(おばあさんの花)」(2009)もふつうの劇場映画では観られない内容で観に行って正解。とくに後者は、朝鮮戦争当時の左右対立や親しかった間柄の中での殺し合い(!)といった過去が今も尾を引いていること、それがまたさらに昔の両班(ヤンバン)と常人(サンイン)という身分差にも結びついていること等が監督自身が撮った家族史の中で明らかにされていくといったもので、とても興味深い作品でした。
先週観た「この国の空」も「深い」映画でした。<映画生活>のレビュー中の「女の純粋なしたたかさ。 男のまっすぐなずるさ。荒井晴彦さんならではのいやらしさかな。」というのを見て(→コチラ)うまく表現するものだと思いました。
「朝鮮日報」8月17日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」 手作りアニメのチカラ ★★★☆ 「侠女、刀の記憶」 華麗なのだが不自然な ★★★ 「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」 遅くても追いつけない ★★★ | 「危路工団」 話よりよかった裁縫術 ★★★☆ 「ミス・ワイフ」 ジョンファの変身に◎ ★★★ 「青の寝室」 それでどうするのかな ★★☆ | |
「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」は日本では2月に公開されました。「青の寝室」はシムノン原作の不倫ミステリー。日本ではWOWOWで放映されたようですが劇場未公開。詳細は→コチラ。他の4作品はすべて以下の記事中で紹介しています。 |
★★★ Daumの人気順位(8月18日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①ターミネーター2 9.4(759)
②レッド・トゥーム(韓国) 9.3(47)
③チャップリンの独裁者 9.3(37)
④戦場のピアニスト 9.3(585)
⑤あなたをずっとあいしてる(日・韓) 9.0(83)
⑥誠実な国のアリス(韓国) 9.0(55)
⑦少数意見(韓国) 8.9(1386)
⑧映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(日本) 8.8(48)
⑨アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~ 8.8(31)
⑩ちいさなドラゴンココナッツ 8.8(24)
新登場は⑥「誠実な国のアリス」だけです。この作品については後述します。
【専門家による順位】
①マッドマックス 怒りのデス・ロード 8.8(9)
②セッション 8.4(7)
③危路工団(韓国) 8.1(6)
④ひと夏のファンタジア(韓・日) 8.0(7)
⑤インサイド・ヘッド 7.7(8)
⑥ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 7.3(8)
⑥ベテラン(韓国) 7.3(8)
⑧雪の轍(わだち) 7.3(3)
⑨少数意見(韓国) 7.2(4)
⑩生きる(韓国) 7.1(8)
⑩紙の月(日本) 7.1(8)
新登場は③「危路工団」だけです。女性労働者問題をテーマにした韓国のドキュメンタリーで、今年10月熊本で開催される<東アジア市民共生映画祭>(→公式サイト)で上映されます。ソウル市九老区の工業団地(九老工団)で低賃金・長時間労働を強いられていた労働者が大規模な同盟ストライキで決起したのが1985年。李文烈原作の映画「九老アリラン」が公開されたのは1989年で、そこでは九老の縫製工場で働く女性労働者たちの姿が描かれていました。現在九老工団は九老デジタル団地へと変貌しましたが、「女工」という呼び名や労働の質は変わっても<感情労働>等の新たな問題も生じています。そんな女性労働者の約40年間の歴史を紹介しています。原題は「위로공단」で、「慰労工団」とも読めますが、<東アジア市民共生映画祭>の表記に合わせました。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月14日(金)~8月16日(日)] ★★★
連続1位「ベテラン」好調。2位「暗殺」は1千万人突破
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ベテラン(韓国) ・・・・・・・・・・8/05 ・・・・・・・・・2,254,158・・・・・・・・・6,642,909・・・・・・・・52,183 ・・・・・・・1,115
2(2)・・暗殺(韓国)・・・・・・・・・・・・・・7/22・・・・・・・・・・・989,724・・・・・・・・10,650,276 ・・・・・・・・82,774・・・・・・・・・767
3(3)・・ミッション:インポッシブル・・7/30・・・・・・・・・・469,346・・・・・・・・・5,615,206・・・・・・・・44,564 ・・・・・・・・・500
/ローグ・ネイション
4(4)・・ミニオンズ ・・・・・・・・・・・・・・7/29 ・・・・・・・・・・・267,888・・・・・・・・・2,270,492・・・・・・・・16,449・・・・・・・・・512
5(新)・・ミス・ワイフ(韓国)・・・・・・・8/13・・・・・・・・・・・・256,206・・・・・・・・・・328,557・・・・・・・・・2,487 ・・・・・・・・・437
6(新)・・侠女、刀の記憶(韓国)・・8/13・・・・・・・・・・・・247,119 ・・・・・・・・・・333,373・・・・・・・・・2,623・・・・・・・・・562
7(5)・・インサイド・ヘッド ・・・・・・・・7/09 ・・・・・・・・・・・131,933・・・・・・・・・4,782,664・・・・・・・・36,630・・・・・・・・・332
8(6)・・名探偵コナン ・・・・・・・・・・・8/05・・・・・・・・・・・・・76,397 ・・・・・・・・・・414,681・・・・・・・・・2,894・・・・・・・・・253
業火の向日葵(日本)
9(98)・・映画 ひつじのショーン・・・8/13・・・・・・・・・・・・・44,246 ・・・・・・・・・・・60,190 ・・・・・・・・・・436 ・・・・・・・・261
~バック・トゥ・ザ・ホーム~
10(新)・・誠実な国のアリス(韓国)・・8/13・・・・・・・・・・・11,949 ・・・・・・・・・・・16,614 ・・・・・・・・・・136 ・・・・・・・・・69
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
一昨年の「雪国列車」や「テロ,ライブ」等、昨年の「鳴梁」や「パイレーツ」等とこのところ夏は韓国映画が好調なようで、今夏も「暗殺」が1千万人を突破、「ベテラン」も快調に続いています。
今回の新登場は5・6・9・10位の4作品です。
5位「ミス・ワイフ」は韓国のコメディ。ニューヨーク本社への栄転発令を目前にして突然の事故に遭ってしまったヨヌ(オム・ジョンファ)。生死の境をさまよう彼女の前に怪しい男イ・ソジャン(キム・サンホ)が現れます。彼は1ヵ月間ヨヌが他の人間として生きれば再びもとのヨヌの生活に戻してあげると提案。それを受け入れて他人の人生を歩み始めたヨヌ。それは優しい夫と子供2人を持つおばさんの人生でした。人生が大逆転して戦争のようなおばさんの生活にパニックとなったヨヌ。一方わけもわからず変わってしまった妻(母)に夫ソンファン(ソン・スンホン)と子供たちもあわてます。1ヵ月間完全に隠し通さなければならない彼女の人生はどうなる? 原題は「미쓰 와이프」です。
6位「侠女、刀の記憶」は韓国の時代劇。舞台は剣が支配していた高麗末。
王を夢見ていた男(←ユベク(イ・ビョンホン)だろうな?)の裏切り。そして18年後彼をねらう2本の剣。その3本の剣というには
高麗を欲しがる剣ユベク、大義を守る剣ウォルソ(チョン・ドヨン)、復讐を夢見る剣ホンイ(キム・ゴウン)。思いの異なる3本の剣がぶつかる・・・ということですが、もうちょっと具体的にしりたいところ。原題は「협녀, 칼의 기억」です。
9位「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」は、日本では7月に公開されています。「숀 쉽」です。
10位「誠実な国のアリス」は、「誠実に働こうとしても報われない」韓国の社会を反映した作品。スナム(イ・ジョンヒョン)は資格を14つも取得しているほど何事にも器用な女性。結局仕事はコンピューターに取られるものの、なんとか就職。愛する夫と2人で暮らすマイホームを夢見て仕事を2つ3つかけもちして働きますがなぜか借金は増えるばかり。そんな折、借金を一気に返す絶好の機会が・・・。しかしなぜ幸せを邪魔する人たちがしきりに現れるのか? もうやられてばかりはいられないと立ち上がった彼女。その痛快な復讐劇とは? 原題は「성실한 나라의 앨리스」。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(41)・・映画 ひつじのショーン・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・・・44,236 ・・・・・・・・・・・・60,196 ・・・・・・・・・・・436・・・・・・・・261
2(1)・・小間使いの日記・・・・・・・・・・・・・・・・・8/06・・・・・・・・・・・・・・2,429・・・・・・・・・・・・・12,666 ・・・・・・・・・・・・97・・・・・・・・・26
3(10)・・危路工団(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・8/13・・・・・・・・・・・・・・1,903・・・・・・・・・・・・・・4,453 ・・・・・・・・・・・・33・・・・・・・・・31
4(2)・・ラブ&マーシー 終わらないメロディー・・7/30 ・・・・・・・・・1,641・・・・・・・・・・・・・24,778 ・・・・・・・・・・・195・・・・・・・・・23
5(5)・・紙の月(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/23・・・・・・・・・・・・・・1,153・・・・・・・・・・・・・20,816・・・・・・・・・・・・166・・・・・・・・・・7
1・3位の2作品が新登場です。いずれも上述した通りです。
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