※日付要確認! 1週前の週末のデータです!
▶前週の記事で11月3日の「犯罪都市 THE ROUNDUP」の公開に合わせてマ・ドンソクが来日して舞台挨拶をするということを書きましたが、例の梨泰院の雑踏事故による国家哀悼期間のため中止になりましたね。(→映画.com)
その後尹錫悦大統領の退陣を要求するデモが参加人員2万人(??)とか。しかし、警察当局の責任が大きいのは当然としても、大統領の責任追及というのはわかりません。たまたま大きな事件・事故等があった時にたまたま大統領だっただけでは? 李氏朝鮮時代の国王は旱魃が長期間続くと「私の不徳の致すところ」と謝ったそうですが、凶事の責任は国のトップの座にある者が一手に負うという伝統があるのかな?? 日本でも邪馬台国の頃はそういうのがあったみたいだし、今もスーパー等でミスをした店員さんに対して直接関係があるとも思えないのに「店長を呼べ!」などと声を張り上げてるオジサンを見かけたことがありましたが・・・。(って全然ズレてる話?)
▶今回の記事中で注目の韓国映画は興収ランクで「自白」に次いで2位に入った「リメンバー」です。(韓国が言うところの)<日帝強占期>に家族4人(父・母・兄・姉)を<親日派>に殺された80代のおじいさんが妻の死去後彼ら<親日派>に復讐するという話ですが、下の記事に書いたように殺された家族というのが巡査による拷問(父)、父の死のショックで精神障碍(母)、強制徴用で送られた炭鉱での崩落事故死(兄)、だまされて日本軍慰安婦として連行され帰郷後自殺(姉)というなんとも強烈なもの。しかし強烈さが増すとそれだけ現実味が薄れ説得力が低下すると思うんだけどなー。ネチズンの評点を見ると約1,800人中1,000人が満点の10/10。最低の1/10は100人でした。
★★★ NAVERの人気順位(11月2日(水)現在上映中映画) ★★★
※[記者・評論家による順位]とも①など右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。
初公開から1年以内の作品が対象。「初登場」とは本ブログでの初登場。
【ネチズンによる順位】
①(2) トップガン マーヴェリック 9.76(42,258)
②(3) 私を殺して(韓国) 9.51(90)
③(1) スープとイデオロギー(日本) 9.47(47)
④(-) 劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(日本) 9.46(1,704)
⑤(4) モア(韓国) 9.42(233)
⑥(-) ARASHI Anniversary Tour 5×20(日本) 9.41(81)
⑦(6) SING/シング:ネクストステージ 9.39(2,825)
⑧(7) 映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園(日本) 9.34(1,190)
⑨(10) 人生は美しい(韓国) 9.24(7,067)
⑩(-) 劇場版呪術廻戦 0(日本) 9.23(1,700)
新登場の作品はありません。
【記者・評論家による順位】
①(1) 別れる決心(韓国) 8.71(14)
②(2) トップガン マーヴェリック 8.44(9)
③(3) ファースト・カウ 8.40(10)
④(4) エブリシング・エブリホエア・オール・アット・ワンス 8.33(9)
⑤(5) 2次送還(韓国) 8.20(5)
⑥(6) 私は最悪。 8.00(9)
⑦(7) 小説家の映画(韓国) 8.00(3)
⑧(8) アフター・ヤン 7.80(5)
⑨(9) #AfterMeToo(韓国) 7.67(3)
⑩(10) シン・エヴァンゲリオン劇場版(日本) 7.50(2)
順位・評点とも前週と同じです。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月28日(金)~10月30日(日) ★★★
ソ・ジソプ主演の「自白」が初登場1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(15)・・自白(韓国)・・・・・・・・・・・10/26・・・・・・172,554・・・・・・・253,000・・・・・・2,448 ・・・1,115
2(14)・・リメンバー(韓国)・・・・・10/26・・・・・・141,567・・・・・・・239,346・・・・・・2,313 ・・・1,189
3(1)・・ブラックアダム・・・・・・・・10/19・・・・・・118,111・・・・・・・648,918・・・・・・6,720 ・・・・・865
4(4)・・映画クレヨンしんちゃん・・9/28 ・・・・・・44,879・・・・・・・698,537・・・・・・7,000 ・・・・・578
謎メキ! 花の天カス学園(日本)
5(2)・・人生は美しい(韓国)・・・・・・9/28・・・・・・・84,816・・・・・1,067,108・・・・・・9,992 ・・・・・581
6(5)・・エブリシング・エブリホエア・・10/12 ・・36,639 ・・・・・・178,004・・・・・・1,913 ・・・・・400
・オール・アット・ワンス
7(3)・・共助2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/07・・・・・・・24,288・・・・・6,948,250 ・・・・70,675 ・・・・・440
:インターナショナル(韓国)
8(新)・・アインボ ・・・・・・・・・・・・・・10/26 ・・・・・141,567・・・・・・・・17,633 ・・・・・・・150 ・・・・・401
:アマゾンの精神
9(100)・・名探偵コナン ・・・・・・・・・・7/13 ・・・・・・・7,434・・・・・・・487,620・・・・・・5,084・・・・・・28
ハロウィンの花嫁(日本)
10(6)・・エスター:最初の殺人・・・10/12 ・・・・・・・6,647・・・・・・・172,253・・・・・・1,750・・・・・173
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン
初登場1位の「自白」も週末観客動員数が20万人に届かないとは・・・。新型コロナのトンネルから抜けた後以前のレベルまで回復することがはたしてあるのかどうか、疑わしく思えてます。1・2・8位の3作品が新登場です。
1位「自白」は韓国の犯罪&スリラー。
ユ・ミノ(ソ・ジソプ)は「不倫の事実を暴露するぞ」という脅迫を受けて向かったホテルで何者かの襲撃を受けます。落ち着いて見てみると一緒にいたキム・セヒ(ナナ)は死んでいて、犯人は痕跡もなく消えていました。短い間で財を築いた実業家で、密室殺人事件の唯一の容疑者として汚名を着せられたユ・ミノは無罪を立証するために勝率100%の女性弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン)を訪ねます。雪が降る深い山中の別荘で顔を合わせた2人。ヤン・シネは完璧な陳述のために最初から事件を再構成しなければならないと言い、事件のかけらが合わさって、ユ・ミノが隠していた別の事件が姿を現わします・・・。そして2つの事件、2つの遺体。隠された真実が明らかになります・・・。原題は「자백」です。
2位「リメンバー」は韓国のドラマ。
80代のアルツハイマー患者であるハン・ピルジュ(イ・ソンミン)は脳腫瘍末期。彼は日帝時代、地主だった父親が小作農チョン・ベクジン(ソン・ヨンチャン)の誣告によって左翼とされ、日本の巡査により拷問されその後遺症で死亡しました。母はその衝撃で精神障碍を患って死亡し、兄は友人に騙され強制徴用で炭鉱に送られ崩落事故で死亡しました。家族でただ1人残った姉も日本軍将校だったキム・チドク(パク・グンヒョン)に単なる労働とだまされて日本軍慰安婦として連れて行かれ、故郷に戻った後その恥に勝てず自殺しました。
ピルジュはこのように親日派たちによって家族をすべて失ったのです。妻が世を去るとピルジュは60年余り計画してきた復讐を敢行しようとします。ターゲットはかつて家族を陥れ、戦後は父の財産を横取りしたり、朝鮮戦争の功績等が認められて社会的地位を得た人たち。
ピルジュはアルバイト中のファミリーレストランで親友になった20代のバイト学生インギュ(ナム・ジュヒョク)に1週間だけポルシェの運転を手伝ってくれと頼みます。
「もともとこんな人でしたか? 正体はなんですか、一体?! 一緒に皿を洗っていた人ですよね?」。わけもわからないままピルジュについて来たインギュは最初の復讐現場のCCTVにさらされ、有力容疑者とされます。警察は捜査網を狭めていき、ピルジュは消えていく記憶と戦いながらも復讐を続けていきますが・・・。原題は「리멤버」です。
8位「アインボ:アマゾンの精神」(仮)はペルー・オランダ・アメリカ合作のアニメ。
アマゾンの最も深い熱帯雨林にあるカンダモ村。アインボはそこで生まれ育った少女です。ある日彼女は自分の部族が他の人間に脅かされていることに気づきます。その人間たちは悪霊ヤクルナの恐ろしい呪いにより貪欲な心をかき立てられ違法な採掘と搾取を進めようとしているのです。最高の猟師を夢見る少女アインボは、アマゾンを救うために自称(?)精霊案内者ディロとバカと一緒にジャングルの守護者モテロママを探しに旅立ちます。アマゾンの隠された秘密に近づくにつれて、アインボは自身が生命の地を元に戻す選択を受けた存在であることがわかります・・・。韓国題は「아인보: 아마존의 전설(アインボ:アマゾンの伝説)」ですが、英題「AINBO: SPIRIT OF THE AMAZON」を直訳して仮題としました。日本公開は未定のようです。
【独立・芸術映画】
順位 ・・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(新)・・死んでもジャイアンツ(韓国)・・10/27・・・・2,491 ・・・・・・・・・3,857・・・・・・・・・・38 ・・・・・・・69
2(57)・・昼間は暑く夜は寒く(韓国) ・・・10/27・・・・1,162 ・・・・・・・・・2,553・・・・・・・・・・20 ・・・・・・・46
3(6)・・プロメア(日本)・・・・・・・・・・・・・・・10/20・・・・1,098 ・・・・・・・・・4,418・・・・・・・・・・47 ・・・・・・・27
4(7)・・スープとイデオロギー(日本)・・・10/20・・・・・・959 ・・・・・・・・・3,820・・・・・・・・・・35 ・・・・・・・27
5(56)・・カサブラカ・・・・・・・・・・・・・1999/4/03・・・・・・896 ・・・・・・・・19,813・・・・・・・・・・58 ・・・・・・・20
1~3位の3作品が新登場です。
1位「死んでもジャイアンツ」は韓国のドキュメンタリー。もちろん読売ジャイアンツのことではなく韓国プロ野球(KBOリーグ)で釜山をフランチャイズとするロッテジャイアンツのことです。
ロッテジャイアンツは1982年の韓国プロ野球発足当初からその歴史を共にしてきた球団です。しかしシリーズ優勝は1984・1992年のわずか2回。以後30年が流れました。今は自嘲交じりの嘆き節も球団と選手たちに対する恨み節も力がありません。しかし私たちはなぜわかっていても離れられないのでしょうか? なぜ春になれば心ときめくのでしょうか? なぜ勝率5割を超えると確信するのでしょうか? 今ここでは、それにもかかわらず社稷(サジク)球場に足を運ぶファンと、元・現ロッテジャイアンツ選手を中心にジャイアンツの40年の歴史が繰り広げられます・・・。原題は「죽어도 자이언츠」です。※で、今シーズンは?と見ると10チーム中8位でした。そして今1位SSGと、2位LGを破って勝ち上がったキウムとの間で韓国シリーズが繰り広げられている最中。11月5日までは2勝2敗です。
2位「昼間は暑く夜は寒く」は韓国のドラマ。<第26回釜山国際映画祭(2021)>クリティカルb賞とKBS独立映画賞、<第47回ソウル独立映画祭(2021)>最優秀賞の受賞作品です。
仲良し夫婦のヨンテ(パク・ソンヨル)とチョンヒ(ウォン・ヒャンナ)夫婦は失職した後、その日暮らしの人生を続けています。たとえ代理運転、あるいは教師アルバイト等の日雇職を転々としていますが、その日お互いに盃を傾けて温かいご飯を食べられれば幸いです。そんなある日チョンヒの母親の誕生日になって、兄弟たちはそれぞれ贈り物(=お金)を準備してきます。しかしそんな兄弟たちとは違ってヨンテ夫婦手ぶら。2人は初めて現実を自覚し急いで相手のせいにし始めますが・・・。 原題は「낮에는 덥고 밤에는 춥고」です。
3位「プロメア」は日本のアニメ。例によって私ヌルボ、語る資格がありませんので説明は省きます。原題は「프로메어」です。
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