先週少し書いたように、8月28日(金)の夜ソウル鍾路3街のロッテシネマピカデリー(→コチラ参照)で「鳴梁」を観てきました。第1希望の韓国アニメ「そばの花・運の良い日・春、春」がもう終わっていたので、しかたなくホテルに近い映画館に行ったら、たまたま15分待ちで「鳴梁」が観られるということで入りました。
実は韓国のシネコンに入るのは初めて。チケットの自販機の使い方が今ひとつわからず、直接直接カウンターで買ったら、私ヌルボのモゴモゴ韓国語を聞いて売場のおねーさんが「韓国語大丈夫ですか?」と当然の声かけ。「だいたいだいじょぶです」とは答えたものの、実際観てみて焦りましたね。一昨年のドキュメンタリーで少し自信がついたと思ったのはほとんど錯覚だったのか、今回は時代劇だからわかりにくかったのか、疲れていて眠たかったから集中できなかったのか・・・。しかし後半は大がかりな仕掛けとアクションの連続で語学力はあまり関係なし(?)。 で、この映画ですが、集客力のかなりの部分は双方の軍船同士の戦闘シーンの視覚効果によるのではと思いました。過去の大ヒット作「ツナミ(原題:海雲台)」の津波シーンがすごかったように。もちろん主人公李舜臣の現代的再構成という要素もあるのでしょうが、そこらへんはよくわかりません。(しかし現地の海域はあんなすごい渦潮がホントにあるの??? 当時あったとは思えないようなミサイルのみたいなすごい兵器とかも・・・。) 内容からして日本公開はなさそうかな? 日本人という民族的アイデンティティがそんなに強くない日本人ならけっこう楽しめるかも、と思ったんですけどね。
映画の本編が終わってエンドクレジットが流れ始めると、話には聞いていましたが観客のほとんど、いや爆睡していたオジサン1人を除いて全員場外へぞろぞろ。そして照明が点き掃除のおばさんたちが入ってきて・・・。エンドクレジットの最後の方に音楽のこととか撮影場所とかの情報が書かれているし、作品によっては楽しいNG集とか、種明かしのような場面も流されることもあるのに、なんということでせうか?! 日本でも昔(1960年代まで?)はそうだったですが・・・。やっぱり韓国人の皆さんはせっかちなんでしょうか?(エレベーターのボタンを何度も押したりとか・・・。)

【ソウル鍾路3街のロッテシネマ。「タチャ」が近日公開されます。】

【日本では「第5スクリーン」というのを韓国では「5館」といいます。】

【10分くらい前に入場したら客は後部のみで真ん中より前はゼロ。その後計40人ほどに。】

【エスカレーターの横の壁面にはポスターがたくさん貼ってあります。】
★★★ Daumの人気順位(9月2日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①足球王(韓国) 9.4(57)
②バセコの子どもたち(韓国) 9.3(21)
③その人 枢機卿(韓国) 9.3(25)
④名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(日本) 9.2(71)
⑤ビギン・アゲイン 9.0(344)
⑥ぼくを探しに 9.0(103)
⑦さよならを待つふたりのために 8.8(294)
⑧ザ・クリミナル 合衆国の陰謀 8.6(49)
⑨ヒックとドラゴン2 8.5(441)
⑩her/世界でひとつの彼女 8.4(357)
今回の新登場はありません。
【専門家による順位】
①ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 8.0(5)
②その人 枢機卿(韓国) 8.0(1)
②マザー・テレサの手紙 8.0(1)
④夜間飛行(韓国) 7.6(3)
⑤慶州(韓国) 7.2(7)
⑥群盗:民乱の時代(韓国) 7.0(9)
⑦グレート・ビューティ 7.0(7)
⑧her/世界でひとつの彼女 7.0(6)
⑨恋するヨプゴン・ガール 7.0(1)
⑨18:私たちの成長ノワール(韓国) 7.0(1)
⑨プチ・ニコラのヴァカンス 7.0(1)
今回の新登場は②「マザー・テレサの手紙」と④「夜間飛行」の2作品です。
②「マザー・テレサの手紙」は、マザー・テレサが世を去った後に公開された、彼女が50余年間にわたり司祭たちに送った手紙に基づいてその生と内面の苦悩を描いたドラマです。マザー・テレサをジュリエット・スティーブンソンが演じ、ローマ法王の訪韓に合わせ世界で最初の公開となりました。韓国題は「마더 데레사의 편지」日本公開は未定のようです。
④「夜間飛行」は、厳しい現実を生きる2人の高校生を描いた韓国映画で、今年のベルリン国際映画祭上映作。中学校時代仲がよかったヨンジュ(クァク・シヤン)とキウン(イ・ジェジュン)の2人の高校生活は、互いに交錯します。ソウル大学進学を目指す模範生ヨンジュは、ひどいいじめに合っている同じ中学だったキテクを守りますが、キウンはむしろ暴力に同調し、「問題児」になっていきます。ヨンジュはそんなキウンの変化を残念な目つきで見ています。排除されないために互いを利用たり裏切ったりする少年たちの姿は現代韓国の学校問題を写し出しています。女手一つで困難な中息子を育ててきたヨンジュのお母さん、職場から解雇され、復職のために戦っているキウンのお父さんの姿にもその背景の現実が描かれています。原題は「야간비행」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月29日(金)~8月31日(日)] ★★★
2週連続トップの「海賊:海に行った山賊」が700万人突破
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・海賊:海に行った山賊(韓国)・・・8/06・・・・・・・・・・・・620,858・・・・・・・7,036,401・・・・・・・・53,869・・・・・・・・682
2(新)・・イントゥ・ザ・ストーム ・・・・・・・・・8/28 ・・・・・・・・・・・613,141 ・・・・・・・・713,137・・・・・・・・・5,572・・・・・・・・585
3(2)・・鳴梁(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/30 ・・・・・・・・・・・333,052 ・・・・・16,928,831 ・・・・・・130,587・・・・・・・・495
4(5)・・ビギン・アゲイン ・・・・・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・281,630 ・・・・・・・・810,228 ・・・・・・・・6,415・・・・・・・・375
5(22)・・ミュータント・タートルズ・・・・・・・8/28・・・・・・・・・・・・259,189・・・・・・・・・313,490 ・・・・・・・・2,628・・・・・・・・479
6(3)・・さよならを待つふたりのために・・8/13 ・・・・・・・・・・・・78,977・・・・・・・・・719,723・・・・・・・・・5,608・・・・・・・・261
7(55)・・フルスロットル・・・・・・・・・・・・・・・8/27・・・・・・・・・・・・・33,636・・・・・・・・・・65,896 ・・・・・・・・・・477・・・・・・・・287
8(4)・・海霧(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・・30,863・・・・・・・1,458,096・・・・・・・・11,573・・・・・・・・247
9(新)・・ザ・パージ2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・8/27 ・・・・・・・・・・・・24,019・・・・・・・・・・50,113 ・・・・・・・・・・380・・・・・・・・194
10(8)・・プレーンズ2/・・・・・・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・・19,833 ・・・・・・・・309,774・・・・・・・・・2,236・・・・・・・・128
ファイアー&レスキュー
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「海賊:海に行った山賊」がなんとかトップを維持。700万人の大台に達しました。
今回の新登場は2・5・7・9位の4作品です。
2位「イントゥ・ザ・ストーム」は、日本では8月22日に公開されています。韓国題は「인투 더 스톰」。
5位「ミュータント・タートルズ」は、
1984年刊行のコミックに始まり、実写・アニメ・ゲームなどのな分野に登場してきた4人(匹?)組の亀たちが活躍するアクション。韓国題は「닌자터틀(ニンジャ・タートル)」。原題「Teenage Mutant Ninja Turtles」の略し方が日本と違います。日本公開は12月19日。
7位「フルスロットル」は、日本では9月6日ですでに諸情報が流されているので説明省略。韓国題は「브릭 맨션:통제불능 범죄구역(ブリック・マンション:統制不能犯罪区域)」です。
9位「ザ・パージ2」は、2013年イーサン・ホーク主演で全米No1ヒット作品となったパニック映画「ザ・パージ」(日本未公開)の続編。韓国題は「더 퍼지 : 거리의 반란」です。日本公開は未定です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ビギン・アゲイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/13・・・・・・・・・・・・281,630 ・・・・・・・・・・・・810,228 ・・・・・6,415・・・・・・・・375
2(4)・・ぼくを探しに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/24・・・・・・・・・・・・・・3,959 ・・・・・・・・・・・・127,254 ・・・・・・・995・・・・・・・・・28
3(5)・・足球王(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/21・・・・・・・・・・・・・・3,591・・・・・・・・・・・・・・15,457・・・・・・・119・・・・・・・・・35
4(2)・・そばの花・運の良い日・春、春(韓国)・・8/21・・・・・・・・・・・・・3,591 ・・・・・・・・・・・・・15,457 ・・・・・・・107・・・・・・・・・38
5(7)・・夜間飛行(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/21・・・・・・・・・・・・・・1,725 ・・・・・・・・・・・・・・4,111・・・・・・・・・32・・・・・・・・・45
5位「夜間飛行」が新登場です。これについては上述しました。
実は韓国のシネコンに入るのは初めて。チケットの自販機の使い方が今ひとつわからず、直接直接カウンターで買ったら、私ヌルボのモゴモゴ韓国語を聞いて売場のおねーさんが「韓国語大丈夫ですか?」と当然の声かけ。「だいたいだいじょぶです」とは答えたものの、実際観てみて焦りましたね。一昨年のドキュメンタリーで少し自信がついたと思ったのはほとんど錯覚だったのか、今回は時代劇だからわかりにくかったのか、疲れていて眠たかったから集中できなかったのか・・・。しかし後半は大がかりな仕掛けとアクションの連続で語学力はあまり関係なし(?)。 で、この映画ですが、集客力のかなりの部分は双方の軍船同士の戦闘シーンの視覚効果によるのではと思いました。過去の大ヒット作「ツナミ(原題:海雲台)」の津波シーンがすごかったように。もちろん主人公李舜臣の現代的再構成という要素もあるのでしょうが、そこらへんはよくわかりません。(しかし現地の海域はあんなすごい渦潮がホントにあるの??? 当時あったとは思えないようなミサイルのみたいなすごい兵器とかも・・・。) 内容からして日本公開はなさそうかな? 日本人という民族的アイデンティティがそんなに強くない日本人ならけっこう楽しめるかも、と思ったんですけどね。
映画の本編が終わってエンドクレジットが流れ始めると、話には聞いていましたが観客のほとんど、いや爆睡していたオジサン1人を除いて全員場外へぞろぞろ。そして照明が点き掃除のおばさんたちが入ってきて・・・。エンドクレジットの最後の方に音楽のこととか撮影場所とかの情報が書かれているし、作品によっては楽しいNG集とか、種明かしのような場面も流されることもあるのに、なんということでせうか?! 日本でも昔(1960年代まで?)はそうだったですが・・・。やっぱり韓国人の皆さんはせっかちなんでしょうか?(エレベーターのボタンを何度も押したりとか・・・。)

【ソウル鍾路3街のロッテシネマ。「タチャ」が近日公開されます。】

【日本では「第5スクリーン」というのを韓国では「5館」といいます。】

【10分くらい前に入場したら客は後部のみで真ん中より前はゼロ。その後計40人ほどに。】

【エスカレーターの横の壁面にはポスターがたくさん貼ってあります。】
「朝鮮日報」8月29日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) ![]() | |
「ミュータント・タートルズ」童心に返りたいのなら。 ★★☆ 「チャーリー・カントリーマン」「薬に溺れる」とはこれか? ★★★ 「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」単純なのか、純真なのか? ★★ | 「夜間飛行」現代の10代の生きざま。 ★★★☆ 「ザ・パージ2」第1作だけでいいかも。 ★★☆ 「フルスロットル」今は亡きポールを偲ぶ。 ★★☆ |
※「チャーリー・カントリーマン」はアメリカ・ルーマニア合作映画。母を亡くしたチャーリーが悲しみを振り払うためにブカレストに向かう旅の、機内から始まるコメディ&アクション&ラブロマンス。日本公開は未定。「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」は日本では今年1月に公開されました。その他の作品は以下の記事中で紹介。 |
★★★ Daumの人気順位(9月2日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①足球王(韓国) 9.4(57)
②バセコの子どもたち(韓国) 9.3(21)
③その人 枢機卿(韓国) 9.3(25)
④名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(日本) 9.2(71)
⑤ビギン・アゲイン 9.0(344)
⑥ぼくを探しに 9.0(103)
⑦さよならを待つふたりのために 8.8(294)
⑧ザ・クリミナル 合衆国の陰謀 8.6(49)
⑨ヒックとドラゴン2 8.5(441)
⑩her/世界でひとつの彼女 8.4(357)
今回の新登場はありません。
【専門家による順位】
①ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 8.0(5)
②その人 枢機卿(韓国) 8.0(1)
②マザー・テレサの手紙 8.0(1)
④夜間飛行(韓国) 7.6(3)
⑤慶州(韓国) 7.2(7)
⑥群盗:民乱の時代(韓国) 7.0(9)
⑦グレート・ビューティ 7.0(7)
⑧her/世界でひとつの彼女 7.0(6)
⑨恋するヨプゴン・ガール 7.0(1)
⑨18:私たちの成長ノワール(韓国) 7.0(1)
⑨プチ・ニコラのヴァカンス 7.0(1)
今回の新登場は②「マザー・テレサの手紙」と④「夜間飛行」の2作品です。
②「マザー・テレサの手紙」は、マザー・テレサが世を去った後に公開された、彼女が50余年間にわたり司祭たちに送った手紙に基づいてその生と内面の苦悩を描いたドラマです。マザー・テレサをジュリエット・スティーブンソンが演じ、ローマ法王の訪韓に合わせ世界で最初の公開となりました。韓国題は「마더 데레사의 편지」日本公開は未定のようです。
④「夜間飛行」は、厳しい現実を生きる2人の高校生を描いた韓国映画で、今年のベルリン国際映画祭上映作。中学校時代仲がよかったヨンジュ(クァク・シヤン)とキウン(イ・ジェジュン)の2人の高校生活は、互いに交錯します。ソウル大学進学を目指す模範生ヨンジュは、ひどいいじめに合っている同じ中学だったキテクを守りますが、キウンはむしろ暴力に同調し、「問題児」になっていきます。ヨンジュはそんなキウンの変化を残念な目つきで見ています。排除されないために互いを利用たり裏切ったりする少年たちの姿は現代韓国の学校問題を写し出しています。女手一つで困難な中息子を育ててきたヨンジュのお母さん、職場から解雇され、復職のために戦っているキウンのお父さんの姿にもその背景の現実が描かれています。原題は「야간비행」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月29日(金)~8月31日(日)] ★★★
2週連続トップの「海賊:海に行った山賊」が700万人突破
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・海賊:海に行った山賊(韓国)・・・8/06・・・・・・・・・・・・620,858・・・・・・・7,036,401・・・・・・・・53,869・・・・・・・・682
2(新)・・イントゥ・ザ・ストーム ・・・・・・・・・8/28 ・・・・・・・・・・・613,141 ・・・・・・・・713,137・・・・・・・・・5,572・・・・・・・・585
3(2)・・鳴梁(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/30 ・・・・・・・・・・・333,052 ・・・・・16,928,831 ・・・・・・130,587・・・・・・・・495
4(5)・・ビギン・アゲイン ・・・・・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・281,630 ・・・・・・・・810,228 ・・・・・・・・6,415・・・・・・・・375
5(22)・・ミュータント・タートルズ・・・・・・・8/28・・・・・・・・・・・・259,189・・・・・・・・・313,490 ・・・・・・・・2,628・・・・・・・・479
6(3)・・さよならを待つふたりのために・・8/13 ・・・・・・・・・・・・78,977・・・・・・・・・719,723・・・・・・・・・5,608・・・・・・・・261
7(55)・・フルスロットル・・・・・・・・・・・・・・・8/27・・・・・・・・・・・・・33,636・・・・・・・・・・65,896 ・・・・・・・・・・477・・・・・・・・287
8(4)・・海霧(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・・30,863・・・・・・・1,458,096・・・・・・・・11,573・・・・・・・・247
9(新)・・ザ・パージ2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・8/27 ・・・・・・・・・・・・24,019・・・・・・・・・・50,113 ・・・・・・・・・・380・・・・・・・・194
10(8)・・プレーンズ2/・・・・・・・・・・・・・・・8/13 ・・・・・・・・・・・・19,833 ・・・・・・・・309,774・・・・・・・・・2,236・・・・・・・・128
ファイアー&レスキュー
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「海賊:海に行った山賊」がなんとかトップを維持。700万人の大台に達しました。
今回の新登場は2・5・7・9位の4作品です。
2位「イントゥ・ザ・ストーム」は、日本では8月22日に公開されています。韓国題は「인투 더 스톰」。
5位「ミュータント・タートルズ」は、
1984年刊行のコミックに始まり、実写・アニメ・ゲームなどのな分野に登場してきた4人(匹?)組の亀たちが活躍するアクション。韓国題は「닌자터틀(ニンジャ・タートル)」。原題「Teenage Mutant Ninja Turtles」の略し方が日本と違います。日本公開は12月19日。
7位「フルスロットル」は、日本では9月6日ですでに諸情報が流されているので説明省略。韓国題は「브릭 맨션:통제불능 범죄구역(ブリック・マンション:統制不能犯罪区域)」です。
9位「ザ・パージ2」は、2013年イーサン・ホーク主演で全米No1ヒット作品となったパニック映画「ザ・パージ」(日本未公開)の続編。韓国題は「더 퍼지 : 거리의 반란」です。日本公開は未定です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ビギン・アゲイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/13・・・・・・・・・・・・281,630 ・・・・・・・・・・・・810,228 ・・・・・6,415・・・・・・・・375
2(4)・・ぼくを探しに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/24・・・・・・・・・・・・・・3,959 ・・・・・・・・・・・・127,254 ・・・・・・・995・・・・・・・・・28
3(5)・・足球王(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/21・・・・・・・・・・・・・・3,591・・・・・・・・・・・・・・15,457・・・・・・・119・・・・・・・・・35
4(2)・・そばの花・運の良い日・春、春(韓国)・・8/21・・・・・・・・・・・・・3,591 ・・・・・・・・・・・・・15,457 ・・・・・・・107・・・・・・・・・38
5(7)・・夜間飛行(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/21・・・・・・・・・・・・・・1,725 ・・・・・・・・・・・・・・4,111・・・・・・・・・32・・・・・・・・・45
5位「夜間飛行」が新登場です。これについては上述しました。
とりあえず韓国の時代劇によく出てくるハオムニダ体は、日本語字幕付きの韓国歴史ドラマにはまっているとある程度克服できます... (^^ ですが、歴史的事実に基づいて描かれている作品だとそれだけではまず理解できません。
重要なのは機関名、役職・官職名、代表的な歴史人物に関する固有名詞、ならびにそれらの歴史的・社会的位置づけが頭に入っていないと、聞き取れないし、あるいは何とは音は聞き取れたとしても何の意味だかさっぱりわからないという点です。結局はそれらの歴史的事実を知っていることが作品を鑑賞する際の前提知識とされているのです。従って、たとえある程度韓国語の聞き取り能力があったとしても、事前にその対象となっている時代に関する韓国語の歴史解説書で予習でもしない限り、まず理解できません。
逆に時代劇であっても、具体的な歴史的事実を余り踏まえていない作品、例えば『後宮』あたりは、ハオムニダ体さえ押さえていればかなり理解可能です。結局、歴史的事実を踏まえている作品ほど、韓国語能力だけでは太刀打ちできなくなるので、なかなか難しいですね。決してヌルボさんの韓国語能力が劣っている訳ではないと思いますよ。
韓国語字幕付きのビデオなら分からないところを止めながら辞典で調べて見るという見方が出来ますが...
李舜臣については、以前金薫「孤将」を読みましたが、固有名詞(地名・人名)や役職等の歴史用語がたくさん出てきました。
日本語としてもほとんど記憶に残っていないそれらの言葉が韓国語のセリフで話されても理解できるわけはないですね。
いずれDVDが発売された時、その「分からないところを止めながら辞典で調べて見る」という方法できっちり復習するしかなさそうです。
→お馴染み「神機箭」ですね(笑)亀甲船もそうですが
ゲームの必殺技みたいなものと思っていただければ…(笑)
いろいろ脚色と創作を加えまくりですが、要所要所は李瞬臣の
「乱中日記」に沿っているため歴史ヲタからも許してもらっている(笑)
ようで、降倭の俊沙が出ているのも乱中日記に出てるからだそうです。
(原典では溺れている来島を見つけた人として書かれていたとか)
ちょっと最後ら辺りがくどくて残念ですが、(これまで抑えた作りだったのに、
急に櫓漕いでた人たちが「子孫たちはこの苦労が分かるかな」と言い出したり 笑)
一般向けには、こういう分かりやすいメッセージが通じるものなので…
(特に1000万人超える映画って普段から観ない人間も取り込んでるってことだし)
『鳴梁』は船のスペクタクルで一般人にも通じるし、ダメなところもあるけど
なんとか史実に沿わせてるところもあるしで、全面的に賛成はできなくても
ある程度の支持をマニア層からも、一般層からも引き出せる作りなのかなと。
私なんか、韓国の映画に降倭が出たってだけで大喜びですから(笑)
韓国人と日本人で善悪が分けられてる戦争として描いていないことが
本当にグーですよね。戦争とはただただ無残なものです!
溜飲を下げるとか、そんな痛快なものでないことはご承知のはずですが…
むしろ李舜臣が死にそうになりまくりで、悪足掻きとしか思えない戦いをしていることが良いのであって…
(敵が「恐れ」をなして進軍をやめてくれたけど、完全な幸運でしかなく…)
これは史実に100%忠実であれば出せなかった魅力であることは確かです
(白兵じゃなくて上から狙撃してたらただの卑怯な戦法ですから…笑)
カッコ付きの「薬吸う」という表現はネット語ですね。
mirror.enha.kr/wiki/%EC%95%BD%EB%B9%A8%EB%8B%A4
↑ こちらで3に解説が ↓否定的な意見
square.munpia.com/boFree/607452
私も「娯楽大作」とわりきっていたので、李舜臣が白兵戦で闘ったはずはない等の指摘にも、そんな目くじらを立てることもないでしょと思いつつ観ました。
「韓国人と日本人で善悪が分けられてる戦争として描いていないことが本当にグーですよね。戦争とはただただ無残なものです!」←この点は全く同感です!
「チャーリー・カントリーマン」の説明中の「薬パルダ」については、私もエンハウィキミラーの説明を読んでどう訳すか考えました。「ラリる」でもなし、「ハマる」あたりかな?とか・・・。新語、とくにネット語などは、それがどれくらい一般的になっているのか見極めるのがむずかしいですね。
「kid+adult」→「キドルト」なんかはどうも産業界&メディアが仕掛けているようなところがありそうに思われるのですが・・・。
材質だけでなく大きさも違っていて、基本的にはぶつけてから
上から狙撃をしていたはずなのに、なんで高さ同じなんだよ!!
…と怒っている人もいるようですが目くじら立てることじゃないですよね(笑)
調べるといろいろと勉強になって面白い映画でした!
もし日本公開しないならせめてBDには日本語字幕がほしいです…!
「薬パンダ」は意味としては訳せても、日本語では
ネット語の文脈が存在しませんからね…
無粋な意見で失礼しました!