▸この1週間は、2日(水)に「アラジン」、5日(土)に「東京干潟」、6日に「ジョーカー」と、わりと集中的に観てしまいました。
映画ファンの人なら、4ヵ月も前に公開の「アラジン」を今頃なんで?と思うかも知れません。実は私ヌルボ、少し気にはなってたものの、趣味に合わない感じなので近所(&アチコチ)で上映中の時には行かず、その後日韓ともファンも専門家もけっこう高く評価しているので、都内での上映館が1館だけとなってやっと重い腰をあげてその1館、つまり下高井戸シネマに行って来ました。久しぶりです。・・・って最後に行ったのがいつだったか記録を見てみると「おじいちゃんの里帰り」(2014)。もう5年前なのか。その前は「ルシアンの青春」(2012)、「黄色い星の子供たち」(2011)・・・。ここのラインナップは味わいがあってとても好きです。(あ、11日まで「イーダ」をやってる!)
さて、「アラジン」なのですが、始まってすぐ高ポイントの理由がわかりました。魅惑的な音楽と美しい映像。まさにamazing! 物語も<お約束>通りの展開なので時にハラハラすることはあっても最後には正義が勝つ(笑)ので安心して観られます。たぶん、こういう映画を始めて観た子供はずっと記憶に残るんだろうなー。私ヌルボが幼い頃「わんわん物語」に魅了されたように・・・。しかし、たとえばいくら多くの人たちがディズニーランドが楽しいと言っても、(また実際にそうでも)還暦を過ぎて何年も経ったジイサンが好き好んで行く所でもない、そういうものだと思います。
なにかと話題の「ジョーカー」は、ちょっとゼイタクしてブルク13のIMAXで観てきました。終わって出てくる時、他の人たちが「おもしろかったわね」等と話しているのを聞いて「ふうん、そうなのか」と思ったのは、私ヌルボは「そう思わなかった」から。のネチズン約1万5千人(!)の評点分布を見ると約1万1千人つまり7割以上の人が満点の10点をつけています。日本でもほぼ同様ではないでしょうか。(ちなみに、約1千人は1点をつけてますが。)
なぜそんなに良いと思わなかったのかというと、①シリアスすぎて楽しめない。②主人公はとても悲惨でかわいそうだが、魅力に欠ける。(ホアキン・フェニックスの演技力は評判通りだが) ということ。
バットマンシリーズで抜きんでていたのがいうまでもなく「ダークナイト」で、これは上記①②のちょうど逆でした。・・・というわけで、この作品についての感想&評価は少数派の側になってしまったようです。
で、上掲の3作品中一番感動したのが自分でも思いもよらないドキュメンタリーの「東京干潟」でした。とくに予備知識もなく、なんとなくタイトルに惹かれて横浜シネマリンへ。撮影場所はほとんど多摩川下流の大師橋の下あたり。そこの干潟(というより泥地)でシジミを獲って生活している85歳のおじいさんに村上浩康監督が4年間密着して撮影。近年増えているというシジミの乱獲のこととか、土手の下のビニールハウスで一緒に暮らす15匹のネコのこととか、台風による増水等の自然のこととか、干潟で知られる有明海の近くで育って復帰以前の沖縄に行って等々のおじいさんの人生のこととか、興味深い話がいっぱい。泥にはまって動けなくなった人が救急隊に運ばれていく場面もあったり・・・。
※→<映画.com>のレビュー、3つだけですがどれも良いです。
私ヌルボ、羽田空港の建物から夕日を眺めたことは何度もありますが、すぐ近くの川でこんな物語が展開されていたとは知りませんでした。今度行ってみることにしようかな。山崎博昭君が亡くなった第1次羽田事件の現場もすぐ近くだし・・・。
▸先週の記事で、韓国の映画館では観客はエンドロールは観ないでゾロゾロ出て行く、といったことを書きました。そこで映画が始まってからも入ってくる人が多いようだということもチラッと書きましたが、その関連で(?)saruさんのツイッター(→コチラ)におもしろい(←スミマセン)ツイートがあったのでそのままご紹介します。
SARU@saruKmovie
ロッテシネマ、上映開始時間が過ぎると自動券売機でチケットが買えなくなり、有人窓口で買うしか買うしか無くなるのだが、日中でも小さなところだとスナックコーナーと係員が兼務となっているところ、夜遅くになるともろにスナックコーナーがチケット売り場兼になってしまう。
そうなると夜で係員が少ないところ、行列ができてしまう。
上映時間が過ぎてるので、急ぐのに。
そうして昨晩は、本編が始まるまで時間がないのに(CM、予告編タイムはシネコンだと10分ほど)行列になっていて、前のカップルはイカ焼きを頼んで、しばし係員がイカ炒め(?)に精を出し、チケット販売はストップ。
ようやくおいらの番が来て、映画名と時間などを伝えたところ、係員のおねえさんが何か言うので聞き返したところ「広告が始まってますけど、いいですか?」と。仰天。だからこの窓口に来るしかないんだし、時間がないんだし。
ようやくチケットを受け取り、狭いエスカレーターに乗ったら、前に乗ってる人々が全く急ごうとも歩こうともしないでのんびり。
同じ映画を観る人たちであることは、かなり明白なのに。
ようやくスクリーンにたどり着いたのは、シネマサービスだった?、小島で子供たちが花火を上げてる映像が。
間一髪、本編に間に合いました。係員も観客も、本編に間に合うように、という意識がなさすぎ。
最初を見逃して、エンドロールの途中または最後を見逃して、それで全編観たことになってるの?
いやー、チケットを売る人がイカも焼いてるとはねー(笑)。
なお、韓国の映画館フードについては→<ソウルナビ>の記事参照。やっぱりイカについてはいろいろ書いてあります。全体的に日本に比べて量が多い。(日本が少ないというべきか。)
★★★ NAVERの人気順位(10月8日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(-) 私の歌は遠く遠く(韓国) 9.80(91)
②(1) 痛いほど愛する(韓国) 9.72(152)
③(2) 主戦場 9.54(968)
④(4) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 9.47(103)
⑤(-) 愛の贈り物(韓国) 9.44(337)
⑥(5) 僕のワンダフル・ジャーニー 9.42(571)
⑦(6) アラジン 9.38(26,596)
⑧(8) ポーランドに行った子供たち(韓国) 9.32(537)
⑨(7) ディーター・ラムス 9.32(82)
⑩(9) 明かりの下で(韓国) 9.30(20)
①「私の歌は遠く遠く」が新登場。キム・ジヒという24歳の女性ギタリストを撮った韓国のドキュメンタリーで、今年の堤川国際音楽映画祭に正式招待された作品。すっきりとした繊細な演奏がジヒの持ち味。ギターを上手に弾くことのほかに夢はありませんが、知的障碍のため表現力不足が悩みの種。日常生活ではママの後ろに隠れていた彼女がある日突然、自分の歌を作りたいと言って歌い始めるのですが・・・。このジヒさん、すでに数多くの実績を積んでいます。2013年平昌冬季五輪閉会式でのギターソロ、2014・16年の<挑戦韓国人賞>受賞、2014年の全国障碍青少年芸術祭西洋楽器独奏部門最優秀賞等の受賞歴があり、2015~16年に3回LA血液ガン患者&発達障碍者支援コンサートにゲストとして招待され、2018年平昌冬季五輪成功祈願音楽会でヨーロッパ3ヵ国巡回公演、そして平昌冬季文化パラリンピック開幕祝祭ではKBS交響楽団と共演等々、
国内外での数多くの公演を行っているほか、トークコンサートを通して多くの人に希望を伝えています。原題は「나의 노래는 멀리멀리」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) 寄生虫[パラサイト](韓国) 9.06(16)
②(2) ハチドリ(韓国) 8.38(13)
③(3) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 7.90(10)
④(4) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 7.60(5)
⑤(-) ジョーカー 7.50(10)
⑥(5) アド・アストラ 7.38(8)
⑦(6) 主戦場 7.33(6)
⑧(7) EXIT(韓国) 7.23(13)
⑨(-) ミッドソマー[夏至祭] 7.20(10)
⑩(8) 動物、園(韓国) 7.20(5)
⑤「ジョーカー」が新登場です。日本でも1日遅い4日から公開されています。韓国題は「조커」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月4日(金)~10月6日(日) ★★★
日本より1日早く公開の「ジョーカー」が圧倒的1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・上映館数
1(104)・・ジョーカー ・・・・・・・・・・・・・・・10/02 ・・・・・・・1,285,808・・・・・・2,199,836 ・・・・・・・19,353・・・・・・1,418
2(29)・・いちばん普通の恋愛(韓国)・・・10/02・・・・・・・・・624,815・・・・・・1,064,484 ・・・・・・・・9,126・・・・・・1,069
3(6)・・パーフェクトマン(韓国)・・・・・・10/02・・・・・・・・・325,442 ・・・・・・・664,300 ・・・・・・・・5,534 ・・・・・・・803
4(1)・・長沙里:忘れられた英雄(韓国)・・9/25・・・・・・・・102,218・・・・・・1,038,114 ・・・・・・・・8,261・・・・・・・・650
5(新)・・ソフィーとドラゴン ・・・・・・・・10/02 ・・・・・・・・・35,802 ・・・・・・・・70,420 ・・・・・・・・・・549 ・・・・・・・469
:魔法の本の秘密
6(2)・・量子物理学(韓国)・・・・・・・・・・・・・9/25・・・・・・・・・・22,190・・・・・・・・532,653 ・・・・・・・・4,436 ・・・・・・・440
7(新)・・ノーム・アローン ・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・21,953・・・・・・・・・37,998 ・・・・・・・・・・305 ・・・・・・・202
8(3)・・悪い奴ら:ザ・ムービー(韓国)・・9/11・・・・・・・・・・17,373 ・・・・・・4,556,696 ・・・・・・・39,445・・・・・・・・359
9(4)・・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド・・9/25・・133,526・・258,141・・・・・・・・・2,104 ・・・・・・・156
10(18)・・47メーターズ・ダウン・・・・・・・8/28・・・・・・・・・・・7,228・・・・・・・・492,132・・・・・・・・・3,833 ・・・・・・・・・7
アンケイジド
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・2・5・7位の4作品です。
1位「ジョーカー」は、上述の通り日本でも公開されています。
2位「いちばん普通の恋愛」は、韓国のラブロマンス。元カノに傷つけられたジェフン(キム・レウォン)は、いつものように二日酔いで始まった朝、前の晩に誰かと2時間も通話していたことに気づきます。その相手は、挨拶を交わしてから24時間も経っていない職場の同僚ソニョン(コン・ヒョジン)だったとは・・・。そのソニョン、彼氏との煮え切らない別れ話が継続中で、新しい会社に出勤した初日も彼氏と大喧嘩しているところを偶然同じ職場のジェフンに会ってしまったのです。出会いから1日で仕事よりもお互いの恋愛事情を知った2人ですが、微妙な緊張とぎこちなさもしばし。「情けない!」「あきれた!」などと言いながらも気になるのはなぜかな・・・? 原題は「가장 보통의 연애」です。
5位「ソフィーとドラゴン:魔法の本の秘密」は、ロシアのファンタジー&冒険アニメ。平和な王国のおてんば姫ソフィーは、いつも陽気に見えますが、子供の頃にいなくなったママを毎日懐かしむ寂しがりやの少女でもあります。7歳の誕生日を迎えたある日、ソフィーは 虎視眈々と王の座を狙うバルターシャの目を避けて宮殿の中で遊びのネタを探しているうち、神秘的な魔法の本を発見します。好奇心いっぱいのソフィーがその本を広げた拍子にドボンと本の中に飛び込むと、そこは不思議な動物と美しい植物でいっぱいのファンタジーの世界でした。そこでソフィーはちびっ子ドラゴンのドラックと出会います。毎晩魔法の本の中に入ってドラックスと遊びまわっていたソフィーは、やがてすべての願いごとを示してくれるという魔法の鏡の秘密を知ることになりますが、はたしてその鏡でいなくなったママを見つけてバルターシャから王国を守ることができるでしょうか・・・。韓国題は「소피와 드래곤: 마법책의 비밀」です。
7位「ノーム・アローン」は、カナダのアニメ。思春期の少女クロエは、シングルマザーのキャサリンの都合でまた引っ越ししましたが、今度の家は古い一軒家で、見た目はまるでお化け屋敷! クロエはそこで怪しい7人の妖精(ノーム)と神秘的な宝石キーストーンを発見します。学校でクロエは親しくなりたい<インサ(인싸)>=人気者のブリトニーに乞われるままにそのキーストーンを貸してあげます。ところが夜になってと動き出した妖精は新しい家とキーストーンにまつわる驚くべき秘密を聞かせてくれます。キーストーンを失った後、クロエの新しい家は食いしん坊大将の宇宙モンスター<トロッグ>の襲撃で修羅場になってしまいます。はたしてクロエと7人の妖精はモンスターから家を無事に守ることができるでしょうか・・・。韓国題は「몬스터 하우스(モンスターハウス)」。日本では劇場公開はなく、Netflixで配信されています。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(2)・・ハチドリ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・8/29・・・・・・・・・4,218・・・・・・・・116,684 ・・・・・・・・・956 ・・・・・・・・・・50
2(1)・・魔王の娘イリシャ(韓国) ・・・・・・・・9/26・・・・・・・・・1,459・・・・・・・・・15,093 ・・・・・・・・・108 ・・・・・・・・・・40
3(3)・・ミッド・ナインティーズ・・・・・・・・・9/25・・・・・・・・・1,344・・・・・・・・・16,350 ・・・・・・・・・136 ・・・・・・・・・・41
4(新)・・Our Body(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・9/26・・・・・・・・・1,066・・・・・・・・・・6,829 ・・・・・・・・・・57 ・・・・・・・・・・34
5(5)・・100日で100の物事 ・・・・・・・・・・・・・9/12・・・・・・・・・・・997・・・・・・・・・28,313 ・・・・・・・・・225 ・・・・・・・・・・19
4位「Our Body」が新登場です。「金子文子と朴烈」に主演して数多くの賞を受賞したチェ・ヒソ主演のドラマ。公務員試験に挑戦し続けて8年目の女性ジャヨン(チェ・ヒソ)は、毎回試験に落ちて勉強と生活両方に疲れ果ててしまいます。そんな彼女の前に、<走る女性>ヒョンジュ(アン・ジヘ)が現れます。
ヒョンジュようになりたいという願望で生まれた初めてランニングを始めたジャヨンは、他人の視線から自由になって、少しずつ生活の活気を取り戻していきますが・・・。原題は「아워 바디」です。
映画ファンの人なら、4ヵ月も前に公開の「アラジン」を今頃なんで?と思うかも知れません。実は私ヌルボ、少し気にはなってたものの、趣味に合わない感じなので近所(&アチコチ)で上映中の時には行かず、その後日韓ともファンも専門家もけっこう高く評価しているので、都内での上映館が1館だけとなってやっと重い腰をあげてその1館、つまり下高井戸シネマに行って来ました。久しぶりです。・・・って最後に行ったのがいつだったか記録を見てみると「おじいちゃんの里帰り」(2014)。もう5年前なのか。その前は「ルシアンの青春」(2012)、「黄色い星の子供たち」(2011)・・・。ここのラインナップは味わいがあってとても好きです。(あ、11日まで「イーダ」をやってる!)
さて、「アラジン」なのですが、始まってすぐ高ポイントの理由がわかりました。魅惑的な音楽と美しい映像。まさにamazing! 物語も<お約束>通りの展開なので時にハラハラすることはあっても最後には正義が勝つ(笑)ので安心して観られます。たぶん、こういう映画を始めて観た子供はずっと記憶に残るんだろうなー。私ヌルボが幼い頃「わんわん物語」に魅了されたように・・・。しかし、たとえばいくら多くの人たちがディズニーランドが楽しいと言っても、(また実際にそうでも)還暦を過ぎて何年も経ったジイサンが好き好んで行く所でもない、そういうものだと思います。
なにかと話題の「ジョーカー」は、ちょっとゼイタクしてブルク13のIMAXで観てきました。終わって出てくる時、他の人たちが「おもしろかったわね」等と話しているのを聞いて「ふうん、そうなのか」と思ったのは、私ヌルボは「そう思わなかった」から。
なぜそんなに良いと思わなかったのかというと、①シリアスすぎて楽しめない。②主人公はとても悲惨でかわいそうだが、魅力に欠ける。(ホアキン・フェニックスの演技力は評判通りだが) ということ。
バットマンシリーズで抜きんでていたのがいうまでもなく「ダークナイト」で、これは上記①②のちょうど逆でした。・・・というわけで、この作品についての感想&評価は少数派の側になってしまったようです。
で、上掲の3作品中一番感動したのが自分でも思いもよらないドキュメンタリーの「東京干潟」でした。とくに予備知識もなく、なんとなくタイトルに惹かれて横浜シネマリンへ。撮影場所はほとんど多摩川下流の大師橋の下あたり。そこの干潟(というより泥地)でシジミを獲って生活している85歳のおじいさんに村上浩康監督が4年間密着して撮影。近年増えているというシジミの乱獲のこととか、土手の下のビニールハウスで一緒に暮らす15匹のネコのこととか、台風による増水等の自然のこととか、干潟で知られる有明海の近くで育って復帰以前の沖縄に行って等々のおじいさんの人生のこととか、興味深い話がいっぱい。泥にはまって動けなくなった人が救急隊に運ばれていく場面もあったり・・・。
※→<映画.com>のレビュー、3つだけですがどれも良いです。
私ヌルボ、羽田空港の建物から夕日を眺めたことは何度もありますが、すぐ近くの川でこんな物語が展開されていたとは知りませんでした。今度行ってみることにしようかな。山崎博昭君が亡くなった第1次羽田事件の現場もすぐ近くだし・・・。
▸先週の記事で、韓国の映画館では観客はエンドロールは観ないでゾロゾロ出て行く、といったことを書きました。そこで映画が始まってからも入ってくる人が多いようだということもチラッと書きましたが、その関連で(?)saruさんのツイッター(→コチラ)におもしろい(←スミマセン)ツイートがあったのでそのままご紹介します。
SARU@saruKmovie
ロッテシネマ、上映開始時間が過ぎると自動券売機でチケットが買えなくなり、有人窓口で買うしか買うしか無くなるのだが、日中でも小さなところだとスナックコーナーと係員が兼務となっているところ、夜遅くになるともろにスナックコーナーがチケット売り場兼になってしまう。
そうなると夜で係員が少ないところ、行列ができてしまう。
上映時間が過ぎてるので、急ぐのに。
そうして昨晩は、本編が始まるまで時間がないのに(CM、予告編タイムはシネコンだと10分ほど)行列になっていて、前のカップルはイカ焼きを頼んで、しばし係員がイカ炒め(?)に精を出し、チケット販売はストップ。
ようやくおいらの番が来て、映画名と時間などを伝えたところ、係員のおねえさんが何か言うので聞き返したところ「広告が始まってますけど、いいですか?」と。仰天。だからこの窓口に来るしかないんだし、時間がないんだし。
ようやくチケットを受け取り、狭いエスカレーターに乗ったら、前に乗ってる人々が全く急ごうとも歩こうともしないでのんびり。
同じ映画を観る人たちであることは、かなり明白なのに。
ようやくスクリーンにたどり着いたのは、シネマサービスだった?、小島で子供たちが花火を上げてる映像が。
間一髪、本編に間に合いました。係員も観客も、本編に間に合うように、という意識がなさすぎ。
最初を見逃して、エンドロールの途中または最後を見逃して、それで全編観たことになってるの?
いやー、チケットを売る人がイカも焼いてるとはねー(笑)。
なお、韓国の映画館フードについては→<ソウルナビ>の記事参照。やっぱりイカについてはいろいろ書いてあります。全体的に日本に比べて量が多い。(日本が少ないというべきか。)
★★★ NAVERの人気順位(10月8日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(-) 私の歌は遠く遠く(韓国) 9.80(91)
②(1) 痛いほど愛する(韓国) 9.72(152)
③(2) 主戦場 9.54(968)
④(4) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 9.47(103)
⑤(-) 愛の贈り物(韓国) 9.44(337)
⑥(5) 僕のワンダフル・ジャーニー 9.42(571)
⑦(6) アラジン 9.38(26,596)
⑧(8) ポーランドに行った子供たち(韓国) 9.32(537)
⑨(7) ディーター・ラムス 9.32(82)
⑩(9) 明かりの下で(韓国) 9.30(20)
①「私の歌は遠く遠く」が新登場。キム・ジヒという24歳の女性ギタリストを撮った韓国のドキュメンタリーで、今年の堤川国際音楽映画祭に正式招待された作品。すっきりとした繊細な演奏がジヒの持ち味。ギターを上手に弾くことのほかに夢はありませんが、知的障碍のため表現力不足が悩みの種。日常生活ではママの後ろに隠れていた彼女がある日突然、自分の歌を作りたいと言って歌い始めるのですが・・・。このジヒさん、すでに数多くの実績を積んでいます。2013年平昌冬季五輪閉会式でのギターソロ、2014・16年の<挑戦韓国人賞>受賞、2014年の全国障碍青少年芸術祭西洋楽器独奏部門最優秀賞等の受賞歴があり、2015~16年に3回LA血液ガン患者&発達障碍者支援コンサートにゲストとして招待され、2018年平昌冬季五輪成功祈願音楽会でヨーロッパ3ヵ国巡回公演、そして平昌冬季文化パラリンピック開幕祝祭ではKBS交響楽団と共演等々、
国内外での数多くの公演を行っているほか、トークコンサートを通して多くの人に希望を伝えています。原題は「나의 노래는 멀리멀리」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) 寄生虫[パラサイト](韓国) 9.06(16)
②(2) ハチドリ(韓国) 8.38(13)
③(3) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 7.90(10)
④(4) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 7.60(5)
⑤(-) ジョーカー 7.50(10)
⑥(5) アド・アストラ 7.38(8)
⑦(6) 主戦場 7.33(6)
⑧(7) EXIT(韓国) 7.23(13)
⑨(-) ミッドソマー[夏至祭] 7.20(10)
⑩(8) 動物、園(韓国) 7.20(5)
⑤「ジョーカー」が新登場です。日本でも1日遅い4日から公開されています。韓国題は「조커」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月4日(金)~10月6日(日) ★★★
日本より1日早く公開の「ジョーカー」が圧倒的1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・上映館数
1(104)・・ジョーカー ・・・・・・・・・・・・・・・10/02 ・・・・・・・1,285,808・・・・・・2,199,836 ・・・・・・・19,353・・・・・・1,418
2(29)・・いちばん普通の恋愛(韓国)・・・10/02・・・・・・・・・624,815・・・・・・1,064,484 ・・・・・・・・9,126・・・・・・1,069
3(6)・・パーフェクトマン(韓国)・・・・・・10/02・・・・・・・・・325,442 ・・・・・・・664,300 ・・・・・・・・5,534 ・・・・・・・803
4(1)・・長沙里:忘れられた英雄(韓国)・・9/25・・・・・・・・102,218・・・・・・1,038,114 ・・・・・・・・8,261・・・・・・・・650
5(新)・・ソフィーとドラゴン ・・・・・・・・10/02 ・・・・・・・・・35,802 ・・・・・・・・70,420 ・・・・・・・・・・549 ・・・・・・・469
:魔法の本の秘密
6(2)・・量子物理学(韓国)・・・・・・・・・・・・・9/25・・・・・・・・・・22,190・・・・・・・・532,653 ・・・・・・・・4,436 ・・・・・・・440
7(新)・・ノーム・アローン ・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・21,953・・・・・・・・・37,998 ・・・・・・・・・・305 ・・・・・・・202
8(3)・・悪い奴ら:ザ・ムービー(韓国)・・9/11・・・・・・・・・・17,373 ・・・・・・4,556,696 ・・・・・・・39,445・・・・・・・・359
9(4)・・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド・・9/25・・133,526・・258,141・・・・・・・・・2,104 ・・・・・・・156
10(18)・・47メーターズ・ダウン・・・・・・・8/28・・・・・・・・・・・7,228・・・・・・・・492,132・・・・・・・・・3,833 ・・・・・・・・・7
アンケイジド
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・2・5・7位の4作品です。
1位「ジョーカー」は、上述の通り日本でも公開されています。
2位「いちばん普通の恋愛」は、韓国のラブロマンス。元カノに傷つけられたジェフン(キム・レウォン)は、いつものように二日酔いで始まった朝、前の晩に誰かと2時間も通話していたことに気づきます。その相手は、挨拶を交わしてから24時間も経っていない職場の同僚ソニョン(コン・ヒョジン)だったとは・・・。そのソニョン、彼氏との煮え切らない別れ話が継続中で、新しい会社に出勤した初日も彼氏と大喧嘩しているところを偶然同じ職場のジェフンに会ってしまったのです。出会いから1日で仕事よりもお互いの恋愛事情を知った2人ですが、微妙な緊張とぎこちなさもしばし。「情けない!」「あきれた!」などと言いながらも気になるのはなぜかな・・・? 原題は「가장 보통의 연애」です。
5位「ソフィーとドラゴン:魔法の本の秘密」は、ロシアのファンタジー&冒険アニメ。平和な王国のおてんば姫ソフィーは、いつも陽気に見えますが、子供の頃にいなくなったママを毎日懐かしむ寂しがりやの少女でもあります。7歳の誕生日を迎えたある日、ソフィーは 虎視眈々と王の座を狙うバルターシャの目を避けて宮殿の中で遊びのネタを探しているうち、神秘的な魔法の本を発見します。好奇心いっぱいのソフィーがその本を広げた拍子にドボンと本の中に飛び込むと、そこは不思議な動物と美しい植物でいっぱいのファンタジーの世界でした。そこでソフィーはちびっ子ドラゴンのドラックと出会います。毎晩魔法の本の中に入ってドラックスと遊びまわっていたソフィーは、やがてすべての願いごとを示してくれるという魔法の鏡の秘密を知ることになりますが、はたしてその鏡でいなくなったママを見つけてバルターシャから王国を守ることができるでしょうか・・・。韓国題は「소피와 드래곤: 마법책의 비밀」です。
7位「ノーム・アローン」は、カナダのアニメ。思春期の少女クロエは、シングルマザーのキャサリンの都合でまた引っ越ししましたが、今度の家は古い一軒家で、見た目はまるでお化け屋敷! クロエはそこで怪しい7人の妖精(ノーム)と神秘的な宝石キーストーンを発見します。学校でクロエは親しくなりたい<インサ(인싸)>=人気者のブリトニーに乞われるままにそのキーストーンを貸してあげます。ところが夜になってと動き出した妖精は新しい家とキーストーンにまつわる驚くべき秘密を聞かせてくれます。キーストーンを失った後、クロエの新しい家は食いしん坊大将の宇宙モンスター<トロッグ>の襲撃で修羅場になってしまいます。はたしてクロエと7人の妖精はモンスターから家を無事に守ることができるでしょうか・・・。韓国題は「몬스터 하우스(モンスターハウス)」。日本では劇場公開はなく、Netflixで配信されています。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(2)・・ハチドリ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・8/29・・・・・・・・・4,218・・・・・・・・116,684 ・・・・・・・・・956 ・・・・・・・・・・50
2(1)・・魔王の娘イリシャ(韓国) ・・・・・・・・9/26・・・・・・・・・1,459・・・・・・・・・15,093 ・・・・・・・・・108 ・・・・・・・・・・40
3(3)・・ミッド・ナインティーズ・・・・・・・・・9/25・・・・・・・・・1,344・・・・・・・・・16,350 ・・・・・・・・・136 ・・・・・・・・・・41
4(新)・・Our Body(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・9/26・・・・・・・・・1,066・・・・・・・・・・6,829 ・・・・・・・・・・57 ・・・・・・・・・・34
5(5)・・100日で100の物事 ・・・・・・・・・・・・・9/12・・・・・・・・・・・997・・・・・・・・・28,313 ・・・・・・・・・225 ・・・・・・・・・・19
4位「Our Body」が新登場です。「金子文子と朴烈」に主演して数多くの賞を受賞したチェ・ヒソ主演のドラマ。公務員試験に挑戦し続けて8年目の女性ジャヨン(チェ・ヒソ)は、毎回試験に落ちて勉強と生活両方に疲れ果ててしまいます。そんな彼女の前に、<走る女性>ヒョンジュ(アン・ジヘ)が現れます。
ヒョンジュようになりたいという願望で生まれた初めてランニングを始めたジャヨンは、他人の視線から自由になって、少しずつ生活の活気を取り戻していきますが・・・。原題は「아워 바디」です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます