ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績 [4月3日(金)~4月5日(日)]

2015-04-07 21:44:53 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 今年に入って映画館で観た映画は今のところ18本で昨年とほとんど同じペース。しかし今年は韓国映画が1月の「王の涙-イサンの決断」と2月に観た「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」だけ。どうもこれは観たい!という韓国映画がこの先も含めてないんですよねー。最近韓国で上映中のものも同様。たんなる端境期のようなものだったらいいんですけど・・・。

 となると、すでに始まっている福岡市総合図書館の<林権澤(イム・グォンテク)監督と韓国映画>(4月1~19日)(→コチラ参照)に行けないのがなんとしても残念! せめて静岡あたりだったら絶対行くのになー。
 まあ、そこでも上映される「荷馬車(마부)」がKoreanFilmによりYouTubeにアップされているので見ることにするか。(→コチラ) ・・・と思っても日本語字幕ナシだし、約1時間40分韓国語のリスニングとはつらい・・・。

「朝鮮日報」4月3日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)
 「ファウルボール」
  自己啓発書を凌ぐ感動 ★★★★
 「ア・モスト・バイオレント・イヤー」
  活劇なく痺れるパンチ ★★★★
 「イット・フォロウズ」(仮)
  マジ版「スプーン殺人魔」★★★
 「ワイルド・スピード SKY MISSION」
  カーアクション決定版 ★★★☆
 「ホワイト・ゴッド」
  人が犬を噛んで事件に ★★★☆
 「ブルックリンの恋人たち」
  音楽映画、聞えるか否か? ★★★
「ア・モスト・バイオレント・イヤー」は1981年冬のニューヨークを舞台にした犯罪ドラマで、今秋日本公開。「ホワイト・ゴッド」は昨年のカンヌ映画祭で<ある視点>部門賞を受賞したハンガリーのワンちゃん映画で、<パルムドッグ賞>も受賞。内容は→コチラ参照。他の4作品はすべて以下の記事中で紹介していますが、「イット・フォローズ」の文中の「スプーン殺人魔」は短編冗談ホラーで、→コチラで見られます。

           ★★★ Daumの人気順位(4月7日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①ファウルボール(韓国)  9.9(21)
②ポリス・ストーリー2 九龍の眼  9.5(22)
③モダン・タイムス  9.2(90)
④ワイルド・スピード SKY MISSION  
⑤ポリス・ストーリー 香港国際警察  8.9(36)
⑥チャイニーズ・ゴースト・ストーリー  8.8(175)
⑦グッド・ライ~いちばん優しい嘘~  8.8(52)
⑧リヴァイアサン  8.8(34)
⑨ドラゴン危機一発  8.7(22)
⑩6才のボクが、大人になるまで。  8.7(186)

 ①④⑨が今回の新登場です。
 ①「ファウルボール」は、京畿道高陽(コヤン)市を本拠に2011年韓国で最初に誕生した独立球団高陽ワンダーズのドキュメンタリー。故障のため脱落しながらも復帰をめざす元プロ野球選手や、プロ入団を夢見ながらもドラフトに選ばれなかった選手等々が日々厳しい練習を重ね、日本のノンプロ等とも試合をしたりして3年間で90勝25分け61敗という成績を収め、31人がプロ球団に入るという成果を残してきたのですが、2014年9月球団が突然解体するというニュースに接します・・・。関連記事をいくつか見て、元ロツテの小林亮寛投手(→ウィキペディア)が2012~13年このチームで活躍していたことを知りました。関連記事は→コチラ。この経歴はオドロキ!です。原題は「파울볼」。
 ④「ワイルド・スピード SKY MISSION」については後述します。
 ⑨「ドラゴン危機一発」は、もちろんブルース・リー(←韓国では李小龍という)の旧作の再上映。韓国題は原題と同じ「당산대형(唐山大兄)」です。

     【専門家による順位】

①6才のボクが、大人になるまで。  9.5(8)
②リヴァイアサン  8.6(5)
③セッション  8.4(7)
④大統領の料理人  8.0(1)
⑤フォックスキャッチャー  7.8(6)
⑤イーダ  7.8(6)
⑦自由が丘で(韓国)  7.7(4)
⑧バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)  7.6(6)
⑨フレンチアルプスで起きたこと(ツーリスト)  7.5(4)
⑩キングスマン ザ・シークレット・サービス  7.4(7)

 前週と順位・評点とも変わりなし。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月3日(金)~4月5日(日)] ★★★

         近日日本公開の「ワイルド・スピード SKY MISSION」がトップに

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ワイルド・スピード SKY MISSION・・4/01・・・・・908,503 ・・・・・・・・・1,170,363・・・・・・・・・9,633・・・・・・・・983
2(1)・・二十歳(韓国)・・・・・・・・・・・・・・3/25・・・・・・・・・・・・644,620 ・・・・・・・・・2,202,204・・・・・・・・17,013・・・・・・・・791
3(3)・・キングスマン ・・・・・・・・・・・・・・2/11 ・・・・・・・・・・・117,772 ・・・・・・・・・5,913,838・・・・・・・・48,622・・・・・・・・401
       ザ・シークレット・サービス
4(2)・・セッション ・・・・・・・・・・・・・・・・・3/12 ・・・・・・・・・・・114,371 ・・・・・・・・・1,448,364・・・・・・・・11,538・・・・・・・・419
5(5)・・シンデレラ ・・・・・・・・・・・・・・・・3/19 ・・・・・・・・・・・・59,951 ・・・・・・・・・・・675,599・・・・・・・・・5,193・・・・・・・・297
6(4)・・インサージェント・・・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・・・・・21,997 ・・・・・・・・・・・274,306・・・・・・・・・2,095・・・・・・・・278
7(53)・・ブルックリンの恋人たち・・・4/02 ・・・・・・・・・・・・20,852 ・・・・・・・・・・・・34,132・・・・・・・・・・・253・・・・・・・・365
8(新)・・ウィンドランド ・・・・・・・・・・・・4/02 ・・・・・・・・・・・・18,597 ・・・・・・・・・・・・20,418・・・・・・・・・・・148・・・・・・・・240
9(40)・・イット・フォローズ・・・・・・・・・4/02 ・・・・・・・・・・・・18,123 ・・・・・・・・・・・・24,310・・・・・・・・・・・204・・・・・・・・197
10(新)・・ファウルボール(韓国) ・・・4/02 ・・・・・・・・・・・・13,614 ・・・・・・・・・・・・18,710・・・・・・・・・・・146・・・・・・・・231
      ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は1・7・8・9・10位の5作品です。
 1位「ワイルド・スピード SKY MISSION」は、人気アクション・シリーズの第7作。前作で弟オーウェンを倒されたデッカード・ショーが仇を討とうとドミニクたちに立ち向かうが・・・。今作の見せ場は、たとえば輸送飛行機からのカー・ダイブ・・・って、なんだ!? 想像もつきませんです。韓国題は「분노의 질주: 더 세븐」。日本公開は4月17日です。
 7位「ブルックリンの恋人たち」は、アン・ハサウェイ製作&主演のラブストーリーで、日本ではすでに3月13日公開されています。韓国題「송 원」は、漢字語かと一瞬思いましたが、原題「SONG ONE」そのまま。
 8位「ウィンドランド」はイタリアの有名なTVアニメシリーズの映画化作品。すべてが風によって動く神秘的な国ウィンドランド。しかし大切な風を作り出す魔法の風車を邪悪なカラス魔女が盗み、平和な地に危機が迫ります。風車を守っていた亀のおじいさんは拉致され、魔法の風車を取り戻そうとするウィンドレンジャーたちは魔法の風車を盗んだと誤解されて刑務所に閉じ込められてしまいます。はたして彼らは魔法の風車を奪還して平和を取り戻せるでしょうか?・・・というわりとよくあるストーリーですが、→予告編を見ると色彩はとても美しくて私ヌルボの好みに合っています。韓国題は「윈드랜드」です。日本公開はなさそう。
 9位「イット・フォロウズ」はアメリカのホラー。ある日、ボーイフレンドのヒューと何気なく(?)"初体験"をした19歳の少女ジェイ。その後彼女は"何か(イット)"に追われているという恐怖にとらわれるようになります。その"何か"とは何? 自分にかけられた幽霊(?)の呪いを解くためには他の男性とセックスをして呪いを移さなばいけないというジレンマに陥る・・・、という心理ホラーですが、「2015年最恐の呼び声も・・・」という記事もありましたよ。韓国題は「팔로우」。発音はパルロウで、フォローとはまるで違います。日本公開は未定のようです。
 10位「ファウルボール」については上述しました。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・セッション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/12・・・・・・・・・・・・114,371・・・・・・・・・・1,448,364・・・・・・・・11,538 ・・・・・・・・419
2(新)・・ファウルボール(韓国) ・・・・・・・・・・・4/02・・・・・・・・・・・・・13,614・・・・・・・・・・・・・18,710・・・・・・・・・・・146 ・・・・・・・・231
3(7)・・その人、その愛、その時代(韓国)・・2014/11/20・・・・・・・・・2,117 ・・・・・・・・・・・・33,135・・・・・・・・・・・243 ・・・・・・・・・23
4(8)・・オズ めざせ!エメラルドの国へ・・・2/12・・・・・・・・・・・・・・1,245 ・・・・・・・・・・・296,935 ・・・・・・・・・2,165 ・・・・・・・・・14
5(3)・・思い出のマーニー(日本) ・・・・・・・・・・3/19 ・・・・・・・・・・・・・1,079 ・・・・・・・・・・・・35,329 ・・・・・・・・・・・270 ・・・・・・・・・17

 2位「ファウルボール」が新登場ですが、これについては上述しました。

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