源八船頭で偲ぶ会

私が社会人一年生の時に、大変お世話になった元上司がお亡くなりになってしまいました☆
右も左も分からない私を、ビシビシ鍛えていただき、時には説教で泣かされ、時には褒められ、、、☆
本当に父親のような方でした☆

今でも肩揉みをさせていただいていた時に、にこにこしていたあの笑顔とカチカチに凝っていた肩の感触は忘れる事ができません☆
ここに謹んでお悔やみとご冥福をお祈りいたします☆

お通夜の席では、ＯＢの方々も大勢お見えになっていまして、何十年ぶりにお会いできた先輩たちにご挨拶をいたしました☆

「おい、グルメッチー☆！　お前も変わらないな～」☆
「どうもありがとうございます、先輩もお変わりないですね」☆
「いや～、元気でなによりだ」☆
「今日はご苦労さん、でもこういう時にしか会えないのも辛いな」☆
「そうですね、そう思います」☆

そういいながら遺影に目をやりますと、自然に涙がこぼれてしまいます☆
永遠の別れは本当に辛いものですね☆


さて、式も滞りなく終わり、別室でのお清めあと、後ろから声が掛かりました☆

「グルメッチー☆！　時間あるか？」☆
そこには５歳年上の元上司と今は独立してお仕事をしていらっしゃるもう一人の先輩がいらっしゃいます☆
「はい、時間はあります」☆
「じゃあ、これから一杯やって故人を偲ぼうぜ」☆
「分かりました、よろしくお願いします」☆

３人はタクシーに乗車☆
向かった先は「新小岩」です☆

「新小岩にいいお店はあるか？」☆
「ありますよ、八丈島料理を振舞ってくれる『源八船頭』というお店があります」☆
「八丈島料理？　ふ～んお前もよく知ってるよな～」☆
「いえいえ、たまたま以前行った時に良かったもので」☆
「よし、そこに決定だ！」☆

　　　

お店は新小岩駅南口を降りまして、駅前ロータリーも右に沿って歩き、牛丼の吉野家の角を左折☆
およそ５０メートルほどの所にあります☆

店内に入り、テーブル席に着座☆
まずはこちらの名物、「明日葉の天ぷら」と「ホヤの沖漬け」を注文します☆

「しかし、大先輩にはお世話になりっ放しだったからな～」☆
「いずれ私たちもあちらの世界へ行きますけど、その時はあのにこにこ顔で迎えてくれますかね？」☆
「どうかな～、俺らは大丈夫だけどグルメッチー☆は、、な～、、、」☆
「あ～、どういう事ですか？　失礼しちゃうな～」☆

　　　

明日葉の天ぷらがやってきました☆
「今日摘んでも、明日には新しい葉ができる」という事から名前が付いた明日葉☆
これを天ぷらでいただくと、サクサク感が心地よく飲み物にとても合います☆

　　　

そして、ホヤの沖漬け☆
今までいろいろなお店でホヤをいただいていますが、こちらのお店のそれはその中でも断トツの美味しさ☆

先輩達はこの二つの料理を食した瞬間に、「美味い！」の連発です☆
「こんな美味しいお店が新小岩にあったんだ」☆
「知らなかったんですか？」☆

先輩は、新小岩在住何十年の方ですが知らなかったようです☆

今回は大先輩のお通夜という事で、何十年か振りの再会となりましたが、人間性は、お互いまったく変わってなく、故人を偲ぶ会は楽しいものになりました☆

ＨＧさん、本当に今までありがとうございました☆
天国で待ってってくださいね☆
そして、その時はあの笑顔を見せてください！☆

『源八船頭　新小岩店』
葛飾区新小岩1-42-2
03-3651-1881
営業時間 17:00～23:00
定休日 日曜日（市場の休日に準ずる）