「年内に“伽草子”オリジナルの名曲『青葉』を復活させないか?」☆
先日、相棒のUにメールしました☆
“伽草子(おとぎぞうし)”とは、1975年の秋、当時高校2年生だった私と親友のUとが作ったデュオ☆
このまま封印されない内にもう一度という気持ちが昂ぶってきたためです☆
中学1年生から始めたギター、私たち二人は好きな音楽の方向が同じでしたので、日頃から練習していた曲も「サイモン&ガーファンクル」、「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング」、「ビージーズ」などの洋楽や「かぐや姫」、「風」、「井上陽水」、「吉田拓郎」などの日本のフォークのコピーを毎日のように練習していました☆
あれは、高校2年生時の文化祭の舞台に向けて、Uたち(この時Uは他のメンバーとグループを組んでしました)が練習していたのを見かけた時の事でした☆
「どう? はかどってる?」☆
「おー、グルメッチー☆!なんとか進んでるよ~、、、そうだ!今度の文化祭に一緒に出ないか?」☆
「俺が?」☆
「うん、かぐや姫を中心にやりたいんで、もう一人必要なんだよ」☆
「かぐや姫は今まで演奏した事がないし、足を引っ張るだけだよ」☆
「大丈夫だよ、基本ができてるから譜面を読めばすぐできるって!」☆
「そうか~、どうしようかな~」☆
「やろうぜ、もう一台ギターが入れば奥深い演奏ができるよ!」☆
「分かった、一緒にやるよ、明日ギターを持ってくるから練習しよう」☆
「OK!! 譜面は用意しておくよ」☆
これはまだまだ、“伽草子”が生まれる3か月に、彼らの前を通りかかった時の話☆
私はその日の夜、借りてきた「かぐや姫」のレコードを聴きながらコード進行を把握☆
課題曲は「赤ちょうちん」、「神田川」、「あの人の手紙」そして、「22才の別れ」でした☆
それまでの私は“サイモン&ガーファンクル”を徹底的にコピーしていましたし、かぐや姫もいくつかの曲はコピーしていましたのでギターに関しては問題ありませんでしたが、歌唱については今まで一緒に練習した事が無かったので、一抹の不安がありました☆
翌日、、、☆
「何とか演奏はできると思うんだけど、ハーモニーは上手く取れるかな~?」☆
「大丈夫だよ、俺たちはコーラスだから」☆
「そうなんだ、メインボーカルはもう一人のK男なんだね」☆
「じゃあ、一先ずは安心できるな」☆
「何とかなるよ!」☆
そして、文化祭当日の舞台となりました☆
緞帳があがり、観客の拍手とともにスポットライトがあたります☆
私とUとのイントロで最初の曲が始まりました☆
しかし、ここで大変な事が起こりました☆
なんとメインボーカルのリズム取りがどんどん速まるのです☆
彼はすっかり上がってしまい、周りを見失なってしまったのです☆
何とか分からせようと、ギターの音を強めに出しましたがそれもダメ☆
仕方なく彼のリズムに合わせるしかありませんでした☆
結果は大失敗☆
リズム取りは意外と難しく、頭の中のメトロノームをカチカチいわせながら意識しないと、徐々に早くなってしまうのですが、彼は上がり症でしたので、それが致命的でした☆
Uが言います☆
「文化祭が目標だったので、今日で解散します!」☆
Kは俯いたまま☆
Uは続けます☆
「来年はどうなるか分からないけど、各自でギターの練習は続けような」☆
彼の言葉を聞いて、私自身もしんみりとしてしまいます☆
この日、私の最初で最後の舞台が終わりとなった訳ですから、、、の、はずが、、、Uと二人になった時に彼がこう切り出します☆
「グルメッチー☆、来年は二人で文化祭に出ようぜ」☆
「え!?」
「これからはもっといろいろなジャンルをやっていこう」☆
「OK、分かった! やろう!!」☆
“伽草子”が生まれた瞬間です☆
そして、あの名曲『青葉』が私たちのバイブルとなるのです☆
現在、私たちは遠く離れて生活をしていますが、再結成に向けて練習が始まっています☆
年内のいつかは未定ですが、名曲『青葉』を披露したいと思っています☆
先日、相棒のUにメールしました☆
“伽草子(おとぎぞうし)”とは、1975年の秋、当時高校2年生だった私と親友のUとが作ったデュオ☆
このまま封印されない内にもう一度という気持ちが昂ぶってきたためです☆
中学1年生から始めたギター、私たち二人は好きな音楽の方向が同じでしたので、日頃から練習していた曲も「サイモン&ガーファンクル」、「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング」、「ビージーズ」などの洋楽や「かぐや姫」、「風」、「井上陽水」、「吉田拓郎」などの日本のフォークのコピーを毎日のように練習していました☆
あれは、高校2年生時の文化祭の舞台に向けて、Uたち(この時Uは他のメンバーとグループを組んでしました)が練習していたのを見かけた時の事でした☆
「どう? はかどってる?」☆
「おー、グルメッチー☆!なんとか進んでるよ~、、、そうだ!今度の文化祭に一緒に出ないか?」☆
「俺が?」☆
「うん、かぐや姫を中心にやりたいんで、もう一人必要なんだよ」☆
「かぐや姫は今まで演奏した事がないし、足を引っ張るだけだよ」☆
「大丈夫だよ、基本ができてるから譜面を読めばすぐできるって!」☆
「そうか~、どうしようかな~」☆
「やろうぜ、もう一台ギターが入れば奥深い演奏ができるよ!」☆
「分かった、一緒にやるよ、明日ギターを持ってくるから練習しよう」☆
「OK!! 譜面は用意しておくよ」☆
これはまだまだ、“伽草子”が生まれる3か月に、彼らの前を通りかかった時の話☆
私はその日の夜、借りてきた「かぐや姫」のレコードを聴きながらコード進行を把握☆
課題曲は「赤ちょうちん」、「神田川」、「あの人の手紙」そして、「22才の別れ」でした☆
それまでの私は“サイモン&ガーファンクル”を徹底的にコピーしていましたし、かぐや姫もいくつかの曲はコピーしていましたのでギターに関しては問題ありませんでしたが、歌唱については今まで一緒に練習した事が無かったので、一抹の不安がありました☆
翌日、、、☆
「何とか演奏はできると思うんだけど、ハーモニーは上手く取れるかな~?」☆
「大丈夫だよ、俺たちはコーラスだから」☆
「そうなんだ、メインボーカルはもう一人のK男なんだね」☆
「じゃあ、一先ずは安心できるな」☆
「何とかなるよ!」☆
そして、文化祭当日の舞台となりました☆
緞帳があがり、観客の拍手とともにスポットライトがあたります☆
私とUとのイントロで最初の曲が始まりました☆
しかし、ここで大変な事が起こりました☆
なんとメインボーカルのリズム取りがどんどん速まるのです☆
彼はすっかり上がってしまい、周りを見失なってしまったのです☆
何とか分からせようと、ギターの音を強めに出しましたがそれもダメ☆
仕方なく彼のリズムに合わせるしかありませんでした☆
結果は大失敗☆
リズム取りは意外と難しく、頭の中のメトロノームをカチカチいわせながら意識しないと、徐々に早くなってしまうのですが、彼は上がり症でしたので、それが致命的でした☆
Uが言います☆
「文化祭が目標だったので、今日で解散します!」☆
Kは俯いたまま☆
Uは続けます☆
「来年はどうなるか分からないけど、各自でギターの練習は続けような」☆
彼の言葉を聞いて、私自身もしんみりとしてしまいます☆
この日、私の最初で最後の舞台が終わりとなった訳ですから、、、の、はずが、、、Uと二人になった時に彼がこう切り出します☆
「グルメッチー☆、来年は二人で文化祭に出ようぜ」☆
「え!?」
「これからはもっといろいろなジャンルをやっていこう」☆
「OK、分かった! やろう!!」☆
“伽草子”が生まれた瞬間です☆
そして、あの名曲『青葉』が私たちのバイブルとなるのです☆
現在、私たちは遠く離れて生活をしていますが、再結成に向けて練習が始まっています☆
年内のいつかは未定ですが、名曲『青葉』を披露したいと思っています☆