気軽にでっちゃん

誰にでも立ち寄って欲しいので「気軽に」とつけました。でっちゃんと呼んでください。。。

●待ちに待った イン・ハー・シューズ

2005-11-13 23:38:48 | weblog
”何度もすりむいて自分だけの靴=幸せを探す”、、、泣いてしまいました。ところどころで。

(1)まずはマギー(キャメロン)がMTVの仕事のオーディションで、スクリーンの文章を読むシーン。難読症の彼女は文字の動きについていけない。(2)姉のローズ(トニー・コレット)に履歴書をタイプしてもらっているときにも、マギーが伝える過去の仕事・アルバイト経歴を話すシーンでも、レジをしていた仕事のときに客にうるさく値段の話をされて計算がすぐにできなくて嫌になって辞めたことを回想するシーン。(3)姉のローズと喧嘩して出て行ったマギーはまともなカバンももっていないから荷物を入れて持ち歩いていたのはゴミ袋みたいな黒のビニール袋だったシーン。(4)老人ホームで元教授の老人に勧められたが一度は断り改めて一生懸命、詩を朗読するシーン。すごいコンプレックスを持ってる女性が一生懸命生きているところが涙を誘いました。もちろんお姉さんのローズもつらい思い、コンプレックスをいっぱい持っていて守ってあげたくなってしまいました。

”何度もすりむいて自分だけの靴=幸せを探す”という宣伝コピーに関しては、ちょっとでっちゃんの考えと違っています。何度もするむいて自分のぴったりの靴を探すという意味は、別の新しい靴を探すというのではなく、気に入った靴でも最初は必ずすりむいてまめをつくって履きなれるまで時間がかかる、そしてやっとぴったり履ける靴になるっていう意味を説いたいんじゃないかなとも思っています。好きな人、あるいは仕事・会社、別れたくなったり、辞めたくなったりします。そこで別れてしまい、辞めてしまい、別の恋人、会社を探していくのも選択。なんとか修復したり、つらいことにへこたれずに、頑張って続けていくのも選択。両方とも意味がありますよね。

この映画には思い入れがあります。友人がこの映画にたずさわっていること、でっちゃんの好きな女性がすごく素敵な、すごく艶っぽい靴をはいていること、キャメロンが来日したとき同じホテルにいたこと、そのころいろいろ考えることがあった、、、などなどといったことです。

でっちゃんは、もともとちょっぴり不安定な役柄の女性が好きなようです。ジュード・ロウ主演の”アルフィー”ではシエンナ・ミラー、イン・ハー・シューズでもマギー役のキャメロン。岡崎京子さんのへルター・スケルターの女の子などなど。”ティファニーで朝食を”のオードリーも安定してるとは言いにくいタイプです。

最後につけたしたいのは、キャメロンの目尻に少ししわが見えるようになりました。33才になった彼女。でっちゃんは女性の目尻のしわがすごく好きなんです。色っぽいと感じます。いろいろ経験もしてきて大人になってきた目尻。ますます好きになりました。