気軽にでっちゃん

誰にでも立ち寄って欲しいので「気軽に」とつけました。でっちゃんと呼んでください。。。

 ●確執

2007-02-27 23:24:47 | weblog
普段の様子を知らない遠くに離れた長男。実家を離れて20年が過ぎようとしている。自分がいない間、いろいろなことがあった。知っている限りでも。学生時代からそこそこ家には帰省していた。大きく違う人生を歩む弟。40年商売をそこそこやってきた父。一緒に資金繰りをやってきた母。弟は結婚した。お嫁さんもいる。

いろいろ一難去ってまた一難と心配する親の苦しむ姿も見た。一人東京で自由気ままに生活し、自分の恋のことで悩み、自分の仕事のことで悩めばいい長男。遠く離れたところだからこそ客観的に見ることができることがある。面白く、この世代の人としてはかなり頭の切れ、回転が速かった祖母。その祖母も看護が必要になり、家族のつながりと負担を見る。そんな祖母がなくなる。弟が家を出る。家に落ち着きだした頃、祖父がボケだす。楽しい祖父だった。父のことを誉める祖父だった。弟が一生懸命、祖父の面倒を見ていたらしい。祖父が亡くなる。弟と父は仲がよく、葬式のときはうらやましく、長男の俺は故郷を出たんだと、強く意識するようになった。帰るところはない。東京に骨をうずめるしかない。時間は過ぎていく。経済の流れ、世の中の構造変化。父と弟の確執。すごく大きな溝の深い確執があるようだ。タッチしにくいところに確執がある。