気軽にでっちゃん

誰にでも立ち寄って欲しいので「気軽に」とつけました。でっちゃんと呼んでください。。。

●金曜日の八時--銀座の鰻屋さんで

2005-08-05 22:05:38 | weblog
友達に電話してもみんな仕事中とのことでそそくさと一人で夕食をとることにした金曜日の今日。銀座のはずれにある老舗の鰻やさんは店仕舞いは八時までとあって急いで向かった。六月にお父さんが交通事故にあったといいことで外国に戻り連絡がとれなくなっていた友達に電話してみると、日本に戻っていた。彼女とペチャクチャ喋っている途中、着物のきれいな人が鰻やさんに入る姿が気になった。同伴のホステスさんだとすぐわかった。お店に入ると、おじさんとホステスさんはビールを空けて、うな重が出てくるのを待ってる様子。ホステスさんは着物で年齢は30代のベテランのいい女という感じ。でっちゃんは思いました。おじさんは太っていてはっきり言ってぶさいくで、決して粋な感じも全然しない。一目で素人ではないとわかるいい女の人と軽くご飯食べてお店まで銀座を一緒に歩いていけるのは、お金かかろうがほんといいことだ。普通ならこんな女性と、このおじさんでは歩けないよと思いました。だからこのおじさん、ほんと楽しいだろうなぁと思った。

感心したのはホステスさんのほうです。別に話は盛り上がってはいなかったけれど、適当にあいずちを打ち、話を併せていました。そしてお店を出るとき、ここが大切で感心したのですが、扉を開けてお客さんである同伴のおじさんを先にお店の外に出させて後から出て行きました。自然なリズムで、でっちゃんがお客さんを接待するときと同じような呼吸でした。

最近、「銀座バイブル」という本を読み終えたのですが、営業の基本が書かれている本で、すごくためになりました。ホステスさんの生活や一流のホステスさんになるための仕事の仕方や生活が書かれているのだけれど、結局は几帳面に管理すること、接客の間合い、グループで来た場合のどの人にどのように対応するか、といった順番など、究極のコミュニケーション術と先の読み方をおしえる本でした。今日のホステスさんはきちんと身についている人のようだった。

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