今朝の新聞で、ノンフィクション作家の上坂冬子さんが、(14日に)お亡くなりになっていたこと・・知りました。
あまりにも威勢の良い方だったので、ずっと死なないような気がしていました(←冗談ですよ!)
それほどのお年だと思っていなかったので、改めて記事を読みますと、78歳とか。。急なことだったのでしょうか。
上坂さんの本は大昔に一冊だけ読んで、その颯爽・溌剌たる元気印に感動しました。『何とかしな . . . 本文を読む
先日亡き母のことを書いたので、少し続きの「貧乏話」を書き足そうと思います。
母が働いて、その毎月の給料日が来るといつも奮発して、私をお蕎麦屋さんに連れて行ってくれたものです。その月いっぱい、まともにご飯が食べられるかどうかも分らないのに、私はただその日を楽しみにしていました。
お米が無くなる頃は、顔が映るような汁の多いお粥を食べていましたが。それを特に不幸だとも、惨めだとも思わずに過ごしてい . . . 本文を読む
ミツマタ(蕾)
椋鳥と人に呼るる寒哉 一茶
<むくどりと ひとによばるる さむさかな>
小林一茶は長野県の北部、北国街道柏原宿(現・信濃町)の農家に生まれ、15歳から江戸へ奉公に上ったのでした。
「椋鳥」とは、田舎から都へ来たものをあざけるように使う言葉だったそうです。特に農閑期に江戸へ出稼ぎに行き、春に帰国する”信濃者”を指して言ったのだとか・・椋鳥の渡りの習性にことよせた . . . 本文を読む
冬の空
明日は「大寒」ということで、また寒気が入ってくるそうです。
母と子のお話ですが、しきりに冷たい雪が降るお芝居には、ことのほか哀しさが募りますね。
『奥州安達原』三段目。幼な子を連れた目の不自由な女性が、苦労しながら遠路訪ねて行ったのに、親に冷たく突き放されて・・家にも入れてもらえず戸外で泣く場面があります。
力落としてヨロヨロと座ったところが、冷たい雪の上。親も冷たい、雪も冷た . . . 本文を読む
季節の移ろいに心情を重ね合わせ、優しい言葉を紡いできた日本人というもの。
色鮮やかな四季の変化、こまやかな人情、折々の行事、俳句の中にもそんな景色を見ることができるのです。
今年は俳人・小林一茶に、グーーンと心惹かれている私です。「少々の自虐的滑稽味と、哀しいほどに澄み渡る感性の素晴らしさ」。。そんなものを感じています。
もしも私に「晩年」というものが許されているならば、こんな人の近くで生きて . . . 本文を読む
←定点観察中のガマ
ほっほ~穂がここまで育ちました 「いなばの白兎」が身に纏ったという。。
ふわふわです が 何か見たことのある毛ですネ~形といい色といい
皆さま~2008年も今日で終りとなりますね。
短かったような長かったような。ブログというものを始めて、別の生き方を一つ手に入れたのかも。。(='m')
拙いブログでも、それなりに続けてこられたのは、ひとえに見に来てくださる . . . 本文を読む
続きを書こうと思いながら、なかなか書けませんで。。アイ申し訳ありませんでした。
(本日の快晴の空 裸木が手を伸ばし 空を抱きとろうとしているようでした)
年末に積み残しのないように、この辺で見切り発送したいと思います。皆さまには暮れでお忙しい中、比較的お時間に余裕のある方限定にて?ご覧になっていただければ幸いでございます。
伴淳三郎さんは、1908年山形県のお生まれです。 . . . 本文を読む
短日のボケボケ 夕景(携帯より)
俳優の伴淳三郎さんを取材した日は、たまたま「あゆみの箱」チャリティショーの当日だった。
日比谷の宝塚劇場で午後3時というお約束だったが、伴さんはなかなか現れてくれなかった。私の前に新聞社の取材が入っていて、私の後も取材が詰ってオシテいるらしい。
リハーサルと準備で、とにかく息が上がるほどのご様子だったが。。立ち働いている若きスタッフさんたちには、いちい . . . 本文を読む
戦前の日本の社会の単位は「家」であった。
一時(戦時中)は、選挙権さえ個人が持つのではなく、家が持つというふうに変えられた事があったという。
家族の中で、別々の候補者を選ぶのは<個人主義>であって怪しからん!というので、一軒の家が一つの人格的単位として一人の候補者を選ぶべきだと。
つまりは家長が、一家の意見を取りまとめて”意思”を表明すればそれでよろしい。。そういう論理であったのだろ . . . 本文を読む
渡りのマガモ(真鴨)たち数羽↑ 油断なく けれど仲良く漂っています
散歩に行ったついでに、留鳥の(渡って行かず一年中居る)鴨たちに食パンを少し持って行ってあげます。いつもではなく、時々です。
橋の下のポイントには、私が面倒を見ている(ウソよ^^)小汚い?鴨たちが数羽いるのです。彼らは同じ模様なので、すべてを十羽一絡げに「クゥ~ちゃん」、と勝手に名付けて呼んでいます(←はた迷惑な奴なのよね . . . 本文を読む
ブルーサルビア
俳優・小沢昭一さん。昭和4年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。
「考え、行動する俳優」として、その個性は異彩を放ってきた。著書に『私は・考(1969年)』『私のための芸能野史(1973年)』『日本の放浪芸(1974年)』『小沢昭一的こころ(1974年~シリーズ化)』などがある。レコード『ドキュメント・日本の放浪芸』がたいへんに話題となる。この人気レコードは、1 . . . 本文を読む
コルチカム (別名 イヌサフラン)
その日、小沢氏とは六本木の喫茶店『アマンド』の前で待ち合わせていた。そこを指定されたからである。
六本木などという華やかな街には、当然私は行った事がない。未だにそこにどうやって行ったのかさえ、ほとんど分っていないのが情けない。
カメラマンのMさんの背中だけを見詰めながら、ひたすら後を付いて行くだけ。へぇ~ここが有名な六本木かぁ~・・ただ人が多い場所だな . . . 本文を読む
サンジャクバーベナ (別名・ヤナギハナガサ<柳花笠>)
人のズッコケ失敗話は、聞いていて面白くて楽しくて仕方がない。
しかし、自分の失敗話を書こうとすると、なかなか前に進めないものだとつくづく思う。
小沢昭一さんへのインタビューは、自分の不勉強と不熱心によって、「失敗仕事」のひとつだろうと思っている。今振り返ると残念なことだった。当時、上司からの苦言はなかったが、自分としては反省しき . . . 本文を読む
皆さまこんばんは。
今夜は家族が出払っておりまして、晩ごはんを作らないでもよいというので、日暮れ前に沢山歩いてきました。日が暮れて暗くなったので帰ってきたのですが、約7Kmほど歩くことができました。
それは良かったのですが、途中、交通量の激しいコンビニ前の道路の真ん中で、白い大きな猫がたぶん車に飛ばされたのでしょう、前足で宙を掻いてもがいていました。あ、と思ったけれど止ることもどうすることもでき . . . 本文を読む