獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

最後のゲキハロ 我らジャンヌ少女聖戦歌劇@シアターbrava昼に行った。

2013-09-22 20:49:13 | コンサート舞台
 ラ・ピュセル和田彩花ブラボー

 3連休2日目。昨日の名古屋生たまごにつづいて今日は大阪シアターbravaでのゲキハロ。たしか7年間つづいたゲキハロというハロプロと劇団がコラボしての舞台シリーズも今回でおわり。やっぱり一番よかったのは三億円だな。

 1500開演の昼公演スマイレージの和田彩花が主役のリバースバージョンを見てきた。Berryz工房がメインで主役が菅谷梨沙子のトゥルースバージョン、そしてトゥルースとリバースの配役がマーブルのようにまぜこぜになるのがマーブルバージョン。3つあると知ったのはごく最近。fc先行のときはまだ詳細があきらかじゃなかったような気がする。リバースとかトゥルースとかいう名前づけもわかりにくいし、宣伝不足じゃないのかな。Berryzバージョンとスマイレージバージョンという名前でもよかったんじゃないかな。わかりにくさもあってか客入りも難しかったようで、あとからどんどんアフタートークショーやります、とか投票で人気の配役で新たなバージョン(これがマーブルなんだけどね)で舞台やりますとか、しまいにはリピーター特典で2回以上公演をみてくれた人にはハイタッチ券をプレゼントで終演後はいた地位会をやります、3回以上だと特典生写真もつけますとどんどんてこいれされた今回のゲキハロ。客入りも舞台の内容も三億円がピークだったな。ゲキハロ終了もうなずける。そんなゲキハロだったが、主役のジジ役の和田彩花がよかった。

 デスペア的われらジャンヌ見るポイント
1、和田彩花の歌とセリフがうまかった。
 今回のゲキハロはベリキューのメンバーがベリとスマでそれぞれメンバーがペアになってそのペアが2役をやり回替わりで役をチェンジするというもの。主役は菅谷梨沙子と和田彩花のペア。和田彩花が主役ジジをやている回は梨沙子は準主役のジャンヌ役今日は和田彩花主役だったのだが、和田彩花のセリフ回しにまずびくりした私デスペア。いままでの和田の演技といえばその歌い方とおなじように一本調子のセリフ回し。感情の起伏をセリフであらわすということがない和田だったが、今回の花売りの少女ジジ役のセリフ回しがとっても繊細でかよわく健気でよかった。なんというか語尾が吐息交じりでおわるそんな感じのセリフ回しでとってもうまかった。幸臼井花売りの少女にぴったりのセリフ回しだった。さらに驚いたのが和田の歌。

 今回はミュージカルなので歌がおおい。和田の歌い方はスマの楽曲すべてあのあまったるい一本調子の歌い方。ハロプロ研修生の浜ちゃんがそのまま大きくなったら和田彩花みたいな歌い方になるんじゃないかという感じ、つまりは子供っぽい歌い方の和田。でも今回の我らジャンヌではスマイレージの和田彩花歌唱法ではなく、とっても歌い方が繊細だった。これにはびっくりした。序盤和田が多雨のだが、そのうまさにおどろいた。まずビブラートがうまくつかいこなせていてびっくりすまいれーじでは決してない歌い方。そして歌い方に気持ちがこもっているというのか、ニュアンスがあるというのか、強弱があるというのかとっても表情豊かな歌い方ができていてこれにさらにびっくりな私。福田花音は和田と幼馴染の役で遺書の出番が多く歌もおなじようにうたうのだが花音の歌い方はあくまでスマイレージの花音の歌い方がつよいが和田の歌い方はスマイレージのときの歌い方とは全然ちがっていた。あやちょもこういう歌い方ができるんだ、成長したなと思った。

 思うに、今回の梨沙子とのダブルキャストがよかったんだと思う。和田は多分梨沙子のセリフ回しや歌い方をまねたのだと思う。いまおもえばセリフ回しも歌い方も梨沙子のいいとこどりだったように思う。あと梨沙子と和田が2人でユニゾンで歌うところがあるのだが、その歌は歌いあげるような曲で梨沙子ひとり勝ちかなとおもていたけどなかなかどうして和和田彩花も声量でも梨沙子に負けていなかった。

 和田もこういう歌い方もできるんなら次のスマのシングルではこっちの歌い方でcd出せばいいのにと思った。あと以外にも和田の次に歌がうまいとおもったのが意外や意外、中西。1曲だけ中西ソロで歌うのだが、スマのときとはちがってミュージカル風の
歌い方が中西にあっているのか、ビブラートもできていてメロもながれるようですっごいうまかった。これにはおどろいた。中西のペアが茉麻なんだけど茉麻よりもたぶん中西のほうがうまいんじゃないかと思った。

2、内容はいまいち
 劇のタイトルからしててっきりアニメっぽいどたばた喜劇かとおもいきや、内容はちょっとシリアスだった。ジャンヌダルクが火あぶりの刑にされてから5年後のフランスの待ちでのものがたり、死んだジャンヌ梨沙子の天の声をきいてあらたなジャンヌとしてたちあがる和田彩花。起承転結の起承転まではよかった。和和田がけなげな花売りの少女から自分の使命をみいだしジャンヌダルクとして民衆をひきいる、だけど本物のジャンヌじゃないとされ最初のジャンヌとおなじように火あぶりになる和田。ここまでのストーリーはいい。だけど最後がダメダメ。っ結のところだけ急きょ中学生がはじめてかいた脚本のようだった。大人の麦茶塩田さんならもっとうまくまとめられたはず。ちょっと物足りなかった。なぜ体調がジャンヌに許しをこうのか、なぜジャンヌの兄がジャンヌを好きなのかが流れがよくない。たしかにその伏線ははってあったのだが、よわすぎる伏線。それにゲキハロは客をだれかに感情移入させるのが通例だが(三億円の一朗ちゃんのような役)、その感情移入する対象がなかった。でも客席の5%ぐらいの客は涙ですすり泣いていたのでこれにはびっくり。えっどこに泣けるポイントがあるの?と思った。あえていうならジャンヌダルクになった和田が民衆をまもるため自分の命をさしだすというところかもしれないが、結局投げ出さずつかまって火あぶりになる。その火あぶりのシーンが劇序盤の梨沙子ジャンヌのなぞり、シンメトリー、デジャブ。

 内容がいまいちだという私だが、網膜色素変性症な私なので、舞台はほとんど見えず人がいるかいないかもわからない。つまりは耳できいたストーリ^なので目でみていたらもっと戦闘シーンとか火あぶりのシーンにひきこまれて涙したのかもしれないな。どうなんだろうな。

3、その他
・食堂のおかみ役の茉麻がよかった。歌はいつも以上に声につやとのびがなく音程も?だったが、それでも茉麻の歌のときに涙がでそうになった。自由がないこの町でもゆいいつこの食堂だけは酒を飲みおいしい食事ではめをはずせるそん占領下での自由をあじわえるゆいいつの場所がこの食堂。あぁ私もこんな食堂が家の近くにあったらいいのになと思った。今の家がとりこわされ賄い付きの下宿からでていかないといけない私。そんな今の私には茉麻食堂がとってもあったかく思えた。茉麻キャラともよくあっている。ただ歌がね・・・。ペアの中西が歌がうまかったのだがその歌も回替わりトゥルースでは茉麻が歌うのだがどんな感じなんだろう。dvdがでたらまずそこをみようと思う。茉麻も意外となんだかんだで良い感じかもね


・ミュージカルはミュージカル独特の歌い方があるとおもうが、福田と夏焼はいつものようなハロの歌い方だった。梨沙子もハロのときと同じ歌い方だが、これは福田と夏焼とちがって梨沙子はミュージカルで使うビブラートやドスのきいた低音の歌い方、声量のある歌いかをべりーずのときもやっている感じ。べりの中で一人だけ異質な歌い方の梨沙子だが、梨沙子の歌い方はミュージカルの歌い方なのね。

・嗣永はゆいいつペアなく1役だけ、ストーリーテラーの役。スマが6人、ベリが7人なのでペアをつくると1人あまるもんね
それに桃子はテレビにひっぱりだこで2役圭子する時間もないんだろうな。テレビといえばその経験でトーク回しがとってもうまかった、アフタートークショーではふつう劇団員の男性が司会をやるのだが、今回のアフタートークショーは桃子が司会進行していた。それぞれペアの和田梨沙子、茉麻中西、徳永勝田の6人をむかえてのトークだったが、ももこのまわしがうまかった。ただたんにどうでしたかと感想をきくだけじゃなくそれについてちょっとコメントしてたり別の話題も桃子が提供していたりした。やっぱり桃子はすごいね。

・キャプテンと千奈美は今回も端役。たしかゲキハロサンクユーベリーベリで千奈美とキャプテンが当時のotzwマネージャーに出番がすくないと文句をいって、文句言うならやめろといわれたといっていたが、そのときの役よりももっとしょうもない端役だった。端役は端役でも田村芽実はさすがミュージカル子役あがりで演技のはばがひろかった。めいめいは終盤にならないと登場しないのだがそれでも存在感はあった。子役あがりの田村と子役あがりの高木紗友希の競演をいつかみたいな。この2人は声がよくとおる舞台に適した声質と声量をもっている。

・アフタートークでは和田がペアの梨沙子を見ると安心する、私仏像がすきなんですけど菅谷さんを見てるとー仏像を見てるときのように安心するんですとのこと。それをうけて桃子がえっ梨沙子は仏像ってこと?と話をもりあげていた。中西も須藤さんとペアでよかったソロで歌う前に須藤さんがギュッと手をにぎってくれてとても安心するまるでお母さんみたい。それをうけて桃子がママと茉麻あママネタ。


 内容はいまいちだったがあやちょの歌といい今回はミュージカルだけあって歌をきくだけでもその価値がある。メンバー全員でおーぷに具とエンディングで歌を披露するのだがさすがハロプロ歌の基礎ができている。きっちりユニゾンできていたし迫力もあった。あと劇団員の男性の歌もよく舞台のdvdでなく舞台音源cdを発売してよとおもったぐらい。あるいは安倍なつみ主演白蛇伝のときのようにミュージカルの劇中歌のcdアルバムを発売してほしいな。それだけ歌がよかった。

大阪は今日真夏のようなあつさと日差しで大阪城公園ではなにかよさこいダンス大会があったようで最寄駅のビジネスパーク駅の改札あたりでこどもをたくさんつれたおばさんがいてそのこどもが点字ブロックをさえぎっていて注意するも子供きずかずたまりかねてその引率おばさんが私を手引きしてくれた。そのとき今日よさこい大会があるとおしえてもらった。開場前につき階段をのぼり入場口をさがす私。まだ14時5分ぐらいではやかったのでまだ入場列はできていなかったよう。そのとなりにグッズ列はできていてその列にならんでいた女性が私の進行方向にいたようで、近くの親切な人が、おじょうちゃんおじょうちゃんのいてあげて、と言ってくれて、その後もその親切な人が今日はブラバにごようですか、そうです舞台をみにきましたというと、近くのスタッフに声をかけてくれてそのあとスタッフに誘導されて入口前でたってまつ。舞台の開場は通常コンサートとちがって30分前とおそいのだが、今日は外のあつさのためか45分前にはロビー開場ということで客席の中にはまだはいれないがロビーで待機することができたのでよかった。暑さでくたくたにならずよかった。今日は行の電車の乗り継ぎもスムーズだったし親切な人に入場列をおしえてもらったり、幸運な一日だった。

 そしてなにをかくそうおじょうちゃんおじょうちゃんそこどいてあげてとやさしく行ってくれたのはその声からして悪党さんだった。

 これからは悪党さんは善党さんとよばないとな(笑)
コメント
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