獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

大阪高等裁判所から却下決定文が送られてきた。

2018-06-08 22:40:23 | 同行援護支給決定 不服申し立てプロジェク
 同行援護サービスというガイドヘルパーさんに手引きしてもらえるサービス。私の住んでいるところでは、それが月50時間。この50時間をつかって、私はスポーツジムや、買い物、コンサート、お見合いなどに行っている。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。白杖と点字ブロックがあれば、どこへだっていけるけど、はじめての場所や点字ブロックのない場所はやっぱりガイドヘルパーさんなしではいけない。
 ただ、50時間だと、旅行やや突発的な外出はまかなえないので、その繰り越し利用を認めてくれという裁判を起こしている私。
 その裁判に出廷するための同行援護の時間を増やしてくださいという裁判もしていて、その狩りの義務付けの申し立て、いわゆる仮処分の決定が出た。
 3月に大阪地裁から却下の決定がでて、すぐに即時抗告を大阪高等裁判所にした私。

 5日に大阪高等裁判所の諸機関から私の慶太に電話があり、決定がでましたので、明日決定書を特別送達という特別な郵便でおくりますとのこと。
 翌日、郵便居局の不在通知がとどいていて、昨日受け取り、

 中身を見て、予想通りの。

 またもや却下決定。

 却下の理由は、大阪地裁と同じで、同行援護をつかわなくても通院等解除を使えばいいじゃないか、同行援護をどうしても使いたいのならまずは全額自己負担をして裁判にかてばその負担した部分ももどってくるではないか、だから、却下しますとという内容。
 大阪高等裁判所はそれに加えて、もう一つ却下理由を書いてきた。

 過去の同行援護利用実績を見ると、デスペアは年87時間、月にすると7時間程度の未利用同行援護支給時間があるので、裁判にいくための外出も、その未利用時間をつかえばいいじゃないかということ。

 私は、未来に、これこれこういった外出があるので、50時間ではたりないと未来の話をしているのに、裁判所は過去の利用実績をもちだしてきて、みそもくそも一緒の議論をしている。

 納得できないけども、狩野義務付けの申し立ては一応これであきらめて、今後は本案で争っていこう。

 にしても、やpっぱり、行政のくだした判断をくつがえすのは裁判ではむずかしいね。こういうときに政治家とか視覚障害者団体がいってくれれば、行政はうごくんだろうけどな。
コメント
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