獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

三遊亭楽太郎も、アントニオ猪木も先週末死んでしまった。残された人たちは。

2022-10-04 21:28:52 | 司法試験と私
いちにーさん ダー

アイフォンののラジオアプリ、らくらじ2をほぼ毎日使っている私。テレビよりもラジオ。目よりも耳。目の見えない私、網膜色素変性症な私デスペア。やっぱりラジオだね。

私が聞いているのは、TBSラジオ。月曜日深夜のジャンク、伊集院光のばか力。昨日の放送のラジオをタイムフリーで聞く。伊集院が必至で容器にふるまおうとしているしゃべっているラジオだった。伊集院光の落語の師匠、三遊亭楽太郎が、先週死んだため、悲しみをこらえてのラジオ。

お笑い深夜ラジオなので、まったくしめっぽくはなかった。でも、できれば、ちょっとほろりとする話も聞きたかったね。今まではなしていた師弟関係のエピソードトークでしたらよかったのに、今、その話をするべきだと思った私。
収支、おふざけの笑顔のラジオ。そして、番組の最後のエンディング。いつもなら、伊集院光が、ナ何かひとことボソッとつぶやいておわる。昨日の放送はそれがなくて、落語の出囃子がながれる。落語家がステージにあがったりおりたりするときに流れる、たいこやしゃみせんの音、でばやし。

おそらく三遊亭楽太郎のでばやしなんだろうね。なかなかいいラジオのおわりかただった。ラジオの帝王、ラジオトークの天才伊集院光が、最後は、しゃべりに頼るのではなく、でばやし、音楽にたよる。言葉ではいいつくせない、伝わらない、弟子の師匠に対する思いを、でばやしで伝える。十分伝わったね。

おそらく、伊集院は弟子の時に、このでばやしを、なんども練習したんだと思う。もしかしたら、音源も当時の伊集院がたたいていたたいこの音だったのかもね。いいラジオだった。

やっぱり、言葉では伝わらないものがあるね。そこに音楽があるのよね。

といっても、世の中はやpぱり言葉で動いている、相手を説得させたり、自分の思いを伝えるにはやっぱり言葉が一番重宝されている。裁判所で、準備書面のかわりに、僕の思いはこの曲につまってますといって、音楽をいきなり歌いだしたりしても、裁判官から制止されるだけだろうね。

そんな言葉の世界で生きているのが、法律家という人たち。私も法律家になりたかったけどなれなかった。でもその考えは私に大きく影響をあたている。特に、司法試験予備校の伊藤真の憲法に対する暑苦しいほどの思いはなんかひかれるよね。

そんな伊藤まことが、毎月書いている、塾長雑感ブログ。伊藤まことももう64歳なので、これからの法律家になろうとする人へ希望をたくす文章だった。いい文章。
そして、最後に、引用されていたのが、アントニオ尾猪木の名フレーズ。いい文章だね。

三遊亭楽太郎も、アントニオ猪木もしんでしまった。伊藤まことも年をとった。そして私はいつのまにか48歳。みんな残された時間はあとわずか。私は後輩に夢をたくすのではなく、もうすこし自分ファーストでやっていかなきゃね。

第327回 裁判官のススメ | 塾長雑感 | 塾長雑感はこちら

コメント
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