獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

50歳と85歳 昔は40歳と75歳 盲人とボランティアさん

2024-04-25 17:41:10 | 網膜色素変性症と私
時は流れる


私が、同行援護サービスを利用し始めて、ガイドヘルパーさんに手引きされてスポーツジムや、コンサートにいきはじめたのが2012年。そのころから、白杖もつかいだした私。目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。視野と視力が徐々に低下し、目が見えなくなることもあるやまい。


同行援護をつかいはじめたころ、近所の図書館の障害者サービス、対面朗読もはじめてつかった私。ハロプロのファンクラブ会報誌などをよみあげてもらうために、わざわざ図書館にいって、ボランティアさんに本をよんでもらう。ああいった雑誌は、文字がちいさかったり、変な文字色をしていたりと、OCRスキャンではよみとれないのよね。


10年以上ずっと、そんなハロプロ関連雑誌をよんでもらっている私。読んでくれているのはボランティアさん。そのボランティアさんももう85歳とのこと。今日も、図書館で読んでもらった。オトムギのチラシと、宮本佳林のザ アイドルのお芝居のフライーヤーをよんでもらった。


とても元気なボランティアさんだけど、ここ1か月ほどで、なんか頭がへんとのこと。ふらついたり、つまづいたりするとのこと。耳鼻科や、いろいろな病院にいっても原因はわからないとのこと


心配だね。


体調がかんばしくないということで、今日の対面朗読で、いったんおやすみしたいとのこと。廊下なんだろうね。


さみしいね。ずっと、ハロプロの雑誌を読んでもらえるものとおもっていたけど、いつかは、それができなくなる時期がくるのね。そんなことおもってもみなかった。


もちろん、図書館にはたくさんのボランティアさんがいるので、今後も、ハロプロ雑誌をよんでもらうことはできるけど、それは別のボランティアさん。


しっかりお礼もいえてないので、今度いわなくちゃね。なんかプレゼントでもしようかな。


思えば、私も、もう50歳。今を生きよう。


アイドルの定年は25歳、人間の寿命はせいぜい80歳。おわりをいしきしながらいきていかなくちゃ。


コメント
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