カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

雨上がり、秋の花。

2008-09-28 21:51:10 | 京都徘徊記
先週の日曜、カフェで大雨に遭いましたが
もうひとつ行きたかった場所「萩の寺 常林寺」



まだ雨が降っていたのであきらめていた帰り道、
ちょうどここを通りかかろうとした時、にわかに晴れ間が・・・



お蔭でわずかな時間でしたが、萩と虹のコラボを見られました。

実はここのお寺、去年も来てみたのですが、萩の季節を過ぎていて
庭の萩は全て根元で剪定されたあと。残念な思いをした所です。
今年も少し盛りは過ぎた感じ?雨上がりで花はすぼんでました。






「萩」は、草かんむりに秋と書く、まさに秋の花。
秋の七草のひとつです。
中秋の名月、十五夜・・・お月見には欠かせない花ですね。

あんころ餅には、おはぎとぼたもちがありますが、
それぞれ小豆を使うわけですが、秋のお彼岸は
この「御萩」。つぶ餡です。
小豆の粒々を萩の花に見立てたこともありますが、
秋の小豆はまだ固く、つぶし難かったという説も。
一方、ひと冬を越して柔らかくてつぶしやすい小豆を
使って、こし餡にしたのがぼた餅。春の彼岸用です。
春の花、牡丹にちなんで牡丹餅>ぼた餅と言うようになったとのこと。



「白露に 争ひかねて 咲ける萩
    散らば惜しけむ 雨な降りそね」 万葉集



萩の花の風情、写真に撮るのは難しいです。



最後にもう一枚。



「人皆は 萩を秋といふ よし我は
     尾花が末を 秋とは言はむ」 万葉集