カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

平安を訪ねて・車折神社。

2010-02-26 22:28:43 | 京都徘徊記
京都市右京区、嵐山にもほど近い嵯峨朝日町にある
『車折神社(くるまざきじんじゃ)』に行ってみました。



三条通りをずずっと西に行くと、映画の街で知られる太秦(うずまさ)。
そのまま西に行くと桂川、嵐山渡月橋に至ります。その途中にある神社です。

さて三条通りからこの鳥居をくぐって入っていくと



狭いけれど(10台くらい)無料の駐車場があります。拝観も無料です。

付近は住宅地ですが境内は、こんもりと森のよう。









境内を抜けると嵐電(らんでん・京福電車嵐山線)の駅の入り口が真正面。
ある意味、境内は生活道路に?

ちなみに嵐電の駅名 嵐山-嵐電嵯峨-鹿王院-車折神社-有栖川-帷子ノ辻-
(ここから北野線)常盤-鳴滝-宇多野-御室仁和寺-妙心寺-龍安寺-等持院-北野白梅町。
京都っぽいでしょ、決して観光電車って訳じゃないんだけど。


これは広隆寺あたりかな、路面電車なんです・・・♪

閑話休題









この神社のご由緒は、平安時代末期、王朝の要職につき儒学者で知られた清原頼業(よりなり)の菩提を弔うため同家の領地に建てられた廟が、前身で「宝寿院」という寺が営まれ、境内には生前頼業公が好まれた桜が多く植えられ、「桜の宮」と呼ばれてましたが、
鎌倉時代の後嵯峨天皇の御幸の際、社の前で車の轅(ながえ・車をひく棒)が折れたことで「車折大明神」の神号と正一位が贈られたため、今の名前を称するようになりました。









大きな神社では無いですが、参道に沿って色々見て回れます。
紅葉のスポットにもなってるので、シーズンにはいいかも。

ところで本殿の前や横に積み上げられた小石、工事現場みたいですが



祈念神石
といわれるものです。あなたの願いを叶え、悩み事を解決する
スピリチュアル・ストーンなんだそうです。説明は邪魔臭いのでリンク先へ。









毎年5月の第3日曜に嵐山で行われる『三船まつり』は、ここの例祭・神事です。
近代日本画の巨匠・富岡鉄斎は明治21年から26年までここの宮司を任めたそうです。
境内の車軒文庫に鉄斎の作品、百余点が管理されてます。
鉄斎が生前使用した2000本以上の筆を収めた筆塚もありました。

まぁ、それより何よりこの車折神社を有名にしているのは、
その境内にある芸能神社。これはまた次回にご紹介します。




2010.2/21、車折神社にて。