カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

行者の里

2010-08-13 00:12:55 | ドライブ
天川村は神秘的な自然、宗教的なものを醸し出しているところです。
今回もその辺りを探索するには至ってませんが・・・



古くから修験道の聖地とされ、近畿最高峰である八経ヶ岳をはじめとして標高2000mに近い峰々が連なる大峯山脈の急峻な尾根をたどって吉野から大峰山寺、玉置神社を経て熊野本宮大社に至る「大峯奥駈道」は、
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。

修験道(しゅげんどう)とは・・・間違ったことを書きそうなのでWikipediaでも読んでね。



修験道の開祖とされる役小角(えんのおづの)=役行者(えんのぎょうじゃ)は両脇に前鬼、後鬼と呼ばれる従者が控えておったそうな。ほんで、役行者の大峯修行者に奉仕をせよとの遺言にしたがい、前鬼は下北山村に、後鬼は天川村洞川に住み着いたそうな。
下北山村には前鬼って地名も残ってるし、洞川温泉郷のキャラクターが鬼っ子の姿なのはそれでかな?
ちなみに、天河弁財天社に「鬼の宿」って神事があります。

温泉郷の端っこにはお稲荷さんもありました。





これは鹿のフンじゃありませんよ、鈴懸(すずかけ)の実?違うかな。

すずかけと言えば高野山と大峯山の世界遺産の二大霊場を結ぶ大峯高野街道は「すずかけの道」と呼ばれ、弘法大師が天河大弁財天社や龍泉寺に参詣した道筋でもあり、多くの修験者が往来した街道です。


ここに祀られてるのは、かなりの大木でした。




夕立もおさまり、ロドに乗り込んでちょっと先へ進んでみると






「ごろごろ水」の水汲み場があります。


ここじゃなさそう、でも手をつけたら1分も我慢できないほど冷たかった。


水汲み場はここのようです。有料ってちょっとセコイ?

ちなみに、環境庁による名水百選にも選ばれた、ごろごろ水・泉の森・神泉洞という3つの湧水からなる[洞川湧水群]では、花崗岩と石灰岩の特異な地層からミネラル分を適度に含むからだに良いおいしい水が湧き出し、遠い昔から修験者たちののどを潤してきました。(HPより)
還元水に関してはこんな広告サイトも。
ネット販売もありましたよ。これ↓
 
 


要らんことしてないで、もう少し先へ進むと








修業の場色が濃くなりますね。母公堂(ははこどう)、女人結界の石碑があります。
大峯山は今もなお、女人禁制を守ってるそうです。開放を求める運動もあるようですが・・・
この母公堂は、安産のご利益もあるとかで女性で賑わうのだとか・・・
ちなみに伝説があります。「はるばる尋ねてきた白尊女(役行者の母)と、お伴の後鬼が蛇の谷にさしかかったとき、大蛇に行く手を阻まれてしまう。すると阿弥陀如来が現れ、「一心に修行している小角(役行者)の邪魔をしてはいけません」と諭したと言うものです。

今はここよりもう少し先まで女性でも行けるようになったとか、山上ヶ岳では女人禁制が維持されているが、その隣に位置する稲村ヶ岳では、女性信者の為の修行の場として開放されており「女人大峯」とも呼ばれる。のだそうです。ともかく、僕らはここでUターン、帰ることにしました。
帰りはもう少し楽な道で、ナビの言いなりに。(^_^ゞ




2010.7/25、天川村にて。