カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

待ちきれず、花の寺。

2012-03-15 00:40:59 | 京都徘徊記
12、13日の寒の戻りも一段落したようで、やっと昨日は最高気温が
寒波が来る前の2ケタに戻ったようです。その寒波前の日曜日ですが
西国三十三所霊場巡りのため、宇治にある「三室戸寺」に行ってきました。





今年はしつこい寒さもあって、梅の花の開花も随分遅れていました。
ようやく五分咲きってところでしょうか・・・









ここは京都の花寺として親しまれているお寺のひとつですが
梅はそれほど多くありません。ウリにはしてないようです。

ここのウリは何と言っても


ツツジ、アジサイ、シャクナゲ。それに蓮の花です。
シャクナゲは以前、観に行ったことがあります。『春の三室戸寺』

今はまだ花寺というには、寂しいです。


咲き残りの山茶花(サザンカ)


まだ蕾が堅い石楠花(シャクナゲ)


「万両(マンリョウ)」
葉の上に実をつけてマンリョウより少し実が少ない「千両」も良く知られてます。
他に唐橘(カラタチバナ)の別名を「百両」、薮柑子(ヤブコウジ)を
「十両」と呼びます。ここまでくると・・・やはりあります「一両」が!
蟻通(アリドオシ)の別名です。想像通り、実は1ッコ。(^_^ゞ
お正月の縁起ものの生け花にマンリョウ、センリョウとこの蟻通=イチリョウを
生けるそうです。「千両、万両、有り通し」って縁起で・・・



ちょっと休憩、お水、お水・・・♪




やはりここの一番のウリはツツジかな、20,000本は見事でしょうね。


「馬酔木(アセビ)」これもツツジ科ですが。



「満作(マンサク)」
1月の終り頃から咲き始めます。春の花に先駆けて咲く>まず咲く>マンサク
ということで、名前が付けられたとか。


さて、今回の本命は・・・「侘助椿(ワビスケツバキ)」が咲いているというので。











ありました、満開。でも私のイメージするワビスケとは少し違うかな。

侘助椿の定義は、
○有楽椿(ウラクツバキ)別名「太郎冠者(タロウカジャ)」から生まれた
 ものであること(有楽椿の子、あるいは子孫)
○葯(やく)〔雄しべの先端の花粉を作る器官〕が退化して花粉を作らないこと
この両方を満たすものをワビスケと呼ぶのだそうです。

一般的な特徴としては、花が小さい、一重、猪口(ちょく)咲き、もしくは
ラッパ咲き。雄しべに花粉が無く不稔(種子を生じない)、香りが強い。
花の色は品種が多種あるので一概には言えないが、ピンクか白花が大半だと思う。

この木は質素なイメージの侘助椿にしては、ちと派手な感じでした。












2012.3/11、宇治 三室戸寺にて。