カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

気分上々?いや、まんじゅまんじゅかな・・・

2012-03-29 22:37:39 | ランチ/カフェ
以前も行ったことのあるそば処『萬寿亭 橘』、前回にリピートもアリと判断。
ちょうど通り掛かりということもあり、寄ってみました。






お店の所在地は、豊臣秀吉、太閤の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺、三宝院の
少し北、小野小町ゆかりの随心院のすぐ隣りにあります。
随心院は観梅の有名スポット、この時も梅園を覗いてみたのですが、まだ1分咲きでしたw

このそば処、建物は築400年近い旧家をリノベーションした趣のあるもの。
5、6年前に行った時も話題の店でしたが、今も人気があるようで
席に座るまで30分、1時間待ちもあるとのこと。営業時間は11~15時までやのに。



少し変わっているというか、かなり個性的であります。

今回は見かけませんでしたが、入り口に
「やくざさん、行儀の悪い子供、中年さん入店お断り」の張り紙があったり・・・
もちろん私は入店できましたが・・・(^_^ゞ
子供連れで本当に断られているのを見たって報告も!子供用メニューもあるのに。
※小学生以下の幼児の入店は出来ないとのこと。

お店に入ると靴を脱いで下駄箱(靴だから靴箱か)に。そこでまず
張り紙や品書き札を見ながら注文、前払いで支払いを済ませてから席につきます。
これも以前と変わってしまっている。前は土間があり靴のままの席と
上がり框で靴を脱いで上る座敷に分かれていたし、席に着いてから注文。
普通のシステムだったのに、人気が出過ぎた弊害なのか?
前払い、セルフサービスなんてシステムに・・・!











食券に、セルフサービス。食べ終ると食器を返却口まで客が運ぶ・・・
どうもこの雰囲気には合わないなw
私らは閉店1時間前の午後2時頃に入りましたから、結構余裕もあるように
思えたのですが、ピーク時はかなり混乱するのかな?
ただ、行列が出来ると言っても昨今のラーメン屋のようにわざと席数を減らす
「仕掛け」では無いようで、ここはゆったりしたスペースで50席以上ある。

こんなものが置ける余裕もね。






食堂を抜けて中庭には蔵があり、そこはギャラリーになっているようだ。
入ったことは無いのですが・・・

随分待たされるのですが、その間うろうろしていると飽きないかもね。


やっと注文したものが来ました、料理は一応運んできてくれます。
実は注文といっても、ここは売り切れ御免のスタイル。この時も
ご飯物はもう終了しました。あれもダメ、これも切れたと、品書きは×だらけ。
温厚な私もさすがにピキッ!と、こめかみに痙攣が・・・
でもまぁ、混み合うのを避けて遅めに来てますから、それに空腹だったし。



「天ざる」



「えびおろし」
蕎麦に大根おろし、その上に海老の天ぷらがなんと5匹♪出汁をぶっ掛けて。

裏に製麺所があり、製麺されたてを出しているようです。
その日の材料の産地も書き出して貼ってあります。蕎麦なら北海道幌加内産と
日によってか季節によってか、滋賀竜王産であったり北米ワシントン産とブレンド。
米は魚沼こしひかり、牛肉・豚肉、かしわ(鶏肉)、卵はどこどこと
ダシの原料にいたるまで細かく表記。ほとんどが国産の有名どころのものです。

これも人気の所以なんでしょうが、好評のカツ丼や天丼は平日のみのメニュー。
折角来ても店の勝手ばかりで、客に対するおもてなしの姿勢が感じられませんね。
この日も材料切れか、閉店時間前なのにさっさとのれんをおろし、
来られたお客を断ってました。店内にはまだ多くの客が居ましたけど、忙しない。
きっともう行くことは無いでしょう・・・








材料も味も雰囲気も悪くは無いのですが、
「こだわり」の持って行き方が、どこか間違ってる気がします。
それでもまぁ、TVやネット上では話題の店。現実に行列が出来る店ですから
行ってみられるとよいかも。評価は個人の感性かと・・・





2012.3/11、萬寿亭 橘にて。