愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

暖かいシュラフで寝る幸せ

2011-01-03 13:55:03 | 日記
 年末30日から伊豆の大仁のキャンプ場へ年越しキャンプに出かけ、昨日2日に戻ってきた。
 これで9年連続の年越しキャンプになる。場所は同じ大仁の里山のキャンプ場である。キャンプスタイルはテント泊だが、暖房のための装備はそれなりに整えている。
 それでも冬の屋外である。気温がマイナス6℃ほどまで下がった元旦の朝は、サイトの芝生はもとよりテントにもクルマにも霜が白く降りていた。



 この何年か、毎回、「もしかしたら、これが最後の年越しキャンプになるかもしれない」と、なかば覚悟をしながら出かけるようになっている。シェラとムギの年齢を考えるといつまでも冬のキャンプに連れだすことはできなくなる。
 年明けまもなくでシェラ(♀雑種)が16歳、ムギ(♀Wコーギー)が12歳になる。それに、ぼくは春に66歳。み~んな年寄りばかりだ。

 だが、今年もまた幸いにして新年をキャンプで迎えることができた。例年以上にうれしかった。
 シェラもムギも、キャンプ場に着くと、早くクルマから出してくれと騒ぎ出した。外へ出るとうれしくてしょうがないといわんばかりにサイトで跳ねる。そして、設営する横で散歩に行きたいとアピールが続く。
 キャンプにきてよかったと心から思う瞬間である。

 もの心ついたときから毎年何回もキャンプに連れ出されてきただけに、ふたりとも慣れたものだ。
 テントを張っていると、早く入りたいとシェラが騒ぐ。入れてやるとすっかり落ち着いてしまう。ムギはテントの中にいるよりも外で見張りをしているほうが好きだ。
 もっとも、ムギも二日目、三日目となると疲れが出てくるのか、夜はテントの寝室部分でシェラと一緒に寝ているようになる。

 わんこ用のベッドやフリースのブランケットを持参してテントに入れてあるが、シェラもムギもちゃっかりぼくらのシュラフを前肢で器用に手繰り、寝心地のいい「巣作り」をしてそこで丸くなって寝ている。





 寝るときには床に敷いたホットカーペットの電源を入れる。以前は、床からの暖かさを嫌って、テントの隅のほうへ、ホットカーペットを避けて寝ていたシェラだが、最近はあまり気にしていないようだ。
 年齢のせいでやっぱり暖かいほうがよくなったのか、それとも単純に慣れたからだけなのか、シェラに訊いてみないとわからない。

 今年はテントの内部にも霜が白くこびりついた。それほど外気が冷えたということだ。どんなに暖かくキャンプをやろうとしてもやっぱり冬は冬である。
 今年の年末、はたしてシェラたちと年越しキャンプに行けるだろうか? そんな想いがますます真実味を濃くしている。
 
 シェラが寝ていて暖かくなったシュラフにもぐりこむことができる幸せをなんとしても一年でも多く繰り返したい。