愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

ぼくたちの大切な絆(きずな)

2011-01-05 21:52:33 | 日記
 昨日、アウトレットモールへ出かけたので、ふたりのカラー(首輪)を新調した。ひと月ほど前から気になっていたのでほっとした。
 というのも、ムギ(11歳♀コーギー)のカラーがへたってしまい、いくら締めてもすぐにゆるんでしまうようになっていたからだ。

 写真の上がムギ、下がシェラのカラーである。シェラ(15歳♀ミックス)のほうはまったく問題ないが、やっぱり一緒に新しいのに替えてやりたいという親心のようなものだ。

 元々、ムギはカラー抜きの名手である。首をひと振り、ふた振りして容易に抜いてしまう。だから、実際には新しいのを買っても無駄なのである。
 首が抜けない程度にきつくしたら締めすぎて窒息しそうになる。顔がやたらに小さいからなのかもしれないし、骨格の作りのためかもしれない。

 2日に伊豆の伊東にある神祇大社へ初詣に出かけたときも、参拝が終わって階段を下りる段になり、カラーを抜いてしまった。
 「首輪を外しましたよ~」という背後の声を二、三度聞いて振り向くと、階段の上でムギがとまどっている。急な傾斜の階段が怖かったらしい。ぼくとシェラはすでに十段ほど下りていた。

 カラーを抜いたからといって、逃げてしまうわけではない。たいてい、そこにとどまっているか、二、三歩戻る程度だ。
 では、どんなときに抜くかというと、一緒に歩いているシェラがなんらかの理由で立ち止まり、抵抗したときである。間髪入れずにムギがカラーを抜いていまきた道を戻るポーズを見せる。
 シェラが立ち止まるということは、この先に危険が待っていると思うのか、それとも直接のボスたるシェラにひたすら忠実なのか、こればっかりはなんとも言えない。
 
 逃げないからカラーを抜いても大丈夫だとは思えない。こちらのコントロールのきかない状態になること自体が不安である。すぐわきを幹線道路が走っていたり、住宅街の中の道でもクルマや自転車がかすめていく。
 
 それと、わが家のわんこたちは、カラーをするのを決して嫌がらない。むしろ、われわれ人間との大切なつながりをカラーに感じているきらいがある。
 たとえば、シャンプーをしたあとなど、カラーを見せると装着してくれとばかり寄ってきて、素直に首に巻かせる。どうやら、カラーをやっていないのも不安らしい。
 
 カラーは、いわばぼくたちの大切な絆――そんな大切なアイテムだから、やっぱりときどき新しくきれいなカラーに取り換えてやりたい。