ママ、それっていい匂いでおいしそうだね……
☆エサを食べないことも
このひと月あまり、ルイがエサを食べたがらないことがある。朝だったり夜だったりとそのときどきで気まぐれのように食べない。
ルイのエサはドライフードを基本に家人が匂いづけと称してウエットフードやら、粉末のものを混ぜて与えている。たしかに、ドライフードだけというのはいかにも無味乾燥だから家人の気持ちはわかるが、ぼくにしてみれば一種の甘やかしに思える。それがやがて肥満への入り口になりかねないと危惧している。
「太らせたくなかったら、われわれ人間の食べ物は決して与えるな」と家人には厳命してある。それがルイのためなのだから、と。
シェラやむぎで懲りている家人はいまのところルイには心を鬼にして与えていない(はずだ)。それでもぼくたちが食事中にルイがやってきて、「いい匂いだね。おいらもほしいぜ」とばかりのぞきにくる。ぼくは怒るから、家人のほうへいって立ち上がり、のぞくのである。
「はい、それじゃ、おやつをあげようね」家人は食事の手を止めてルイになにがしかのおやつを与えている。これ自体、きわめて危険なのだが、下手にとがめるとまたぞろ喧嘩になるから、ぼくは辛抱して黙認するしかない。おやつをもらったあとのルイはそれ以上、テーブルの上の食べ物に興味を示さないから、それなりの効果はあるということだ。これがなんとも悩ましい。
とうちゃん、オイラもそいつを食いたいぜ!
☆まだ吐くようならば
エサを食べなくなって、ドライフードを変えた。今度のフードはあまり嫌がらずに食べるようになったが、ときたま吐くようになった。食べたものを吐くのではなく、泡状の粘液が多かったのだが、昨日は食べたものをあらかた吐いてしまったという。
かといって食欲が減退しているとか、元気がないということもない。おやつは貪るし、夜になるとぼくを相手に息が上がるまで暴れまくっている。もしかすると、暴れ過ぎなのかもしれないが、昨夜は、念のために別のドライフードを買いにいった。パピィのころに食べていたメーカーのものに変えてみたのである。
シェラやむぎの時代は、こういうときに鶏肉のササミやら、マグロやら、ご飯やら……なんだか、やたらいいものを食べさせていた。結果、口がおごってしまい、肥満地獄へまっしぐらになってわんこもぼくらも辛い思いをした時期があった。
今日と明日のルイの様子を見て、まだ吐くようなら土曜日に病院で診てもらうつもりでいる。幸いにして、こんなこともあろうかと、フィラリアの予防薬やフロントラインは毎月もらいにいっている。
ときどき顔を出したくなるような先生たちがそろっているクリニックだけど、なるべくお世話にならないほうがルイのためなのはいうまでもないのだから。
我が家の歴代わんこもどういうわけか(?)体重オーバーで、現在飼っている子達もデブで困ってます。
いつもお世話になっている獣医さんからも、わんちゃんは自分で冷蔵庫開けたり、戸棚あけられないんですからね!。。ときついお叱りのお言葉が!
やはりおやつや人間のものをおねだりする、愛くるしい瞳に騙されてはいけませんね。(もう~ まったくといいながら騙されたくなりますが)
適正体重がご長寿犬へのかなめ!!といましめてがんばっていきたいと思ってます。
歳による切り替えの時のみです。
基本はドライフードの同じメーカーの物だけです。
人間の物は与えていません。
躾を練習するときに、若干のおやつとを使っています。(躾の時もご飯と同じフードも使います)
フードは少しずつ混ぜて替えるのが基本のようです。
コーキーとモモの時に1日変えて失敗したことがありました。
100%別のメーカーの物に変えて途端に下痢をしました。
すぐ前の物に戻したのですが、意外に犬の腸も
デリケートだと その時わかったのでした。
ルイくん、軽い夏バテでしょうか?
大したことないといいですね。
最近の気候の異常さに、犬や猫達も体に変化が
あるようですね。
お大事にして下さいね。
ルイちゃんのお父様は立派です。
我が家は、主人が目を盗んで、食べ物を与えて
しまうので、困ってしまいます。
「やってない」と云うのですが、食事時主人の元へ
5匹が走り寄る事で証明されていますよね(笑)
獣医さんのお叱りの言葉、なかなか的を射ていますよね。
でも、あの愛くるしい瞳で、「ねっ、ねっ、ねっ!」ってねだられると、「今回だけは……」という迷いが生じてしまいますよね。
わが家も、シェラだけだったら反省なんかしていないと思います。
7、8歳のころ、長野の松本駅前で「おまえ、ちょっと肥え過ぎじゃぞぉ」と地元のおじさんにいわれたほどで、その後もお医者さんから、「もうちょっと体重を減らしましょうね」とイエローカードを突きつけられていたのに、晩年は肥満犬ではなくなっていたからです。
でも、むぎはどうしても痩せてくれず、さんざんひもじい思いをさせてしまって、あげくに死なせてしまいました。
だからこそ、ルイに同じ轍を踏ませまいと心を鬼にできるのです。
ことあるごとに、家人は、「あんな呆気なく逝ってしまうなら、もっと好きなものをたくさん食べさせておけばよかった」とせんかたなき繰り言をいいつづけています。
長寿もさることながら、病気させないためにも心を鬼にしています。
まさか、そんなぼくたちの気持を忖度したわけじゃないでしょうが、ときどき、ルイが通常の食事を食べなくなるのがいまや悩みです。
そうでしょうね、フードは変えないほうがいいのでしょうね。
わが家は、シェラがとてもデリケートで、長い間、下痢に悩まされていました。
しかし、7歳のときに足を痛め、ダイエットのためにお医者さんの勧めでW/Dというフードにしたらピタリと下痢の症状がおさまりました。
そんなことがあって、つい、その子とフードの相性を考えてしまうのです。
>フードは少しずつ混ぜて替えるのが基本のようです。
なるほど!
アドバイス、ありがとうございます。
たしかに、わんこの腸はデリケートですよね。
その点、むぎの腸はかなりタフでした。
いまのところ、ルイの腸もタフですが、ときどき食欲を失くすのだけが問題です。
これもまあ、成長期だからなのかもしれませんが……。
気候の異常さには、ぼくも無頓着でした。
去年の7月にむぎの体力を奪ったのは暑さでした。
シェラにくらべてむぎは暑さに強かっただけについ油断しました。
それだけに、暑さにばかり気をとられていて不順な気候が動物たちの負担になることを忘れておりました。
ご主人の愛情の深さ、やっぱり責められませんよ。
そして、わんこたちの率直な反応がとってもほほえましく思えます。
ぼくも、外でコーヒーを頼むとついてくるポーションミルクを持ち帰り、「ごほうび」と称してシェラやむぎ、そして、ルイにやっていました。
しかし、これはミルクではなく、ただの植物油だと知ってショックを受け、自分も使わず、ルイにも与えないことにしました。
無知ゆえの失敗です。
そんなぼくにくらべたら、ご主人のほうがどれだけ罪(?)が軽いかはかりしれません。