■ ついシェラやむぎと比較してしまう
人間の子供を比較して論じてはいけないように、わんこだって、たとえば、「死んだあの子のほうがいい子だった」なんてあれこれあげつらってはいけないはずだ。
それぞれに個性があるのだから、それぞれが持って生まれた美質を認め、評価してやるべきであろう。
分かっちゃいるけど、わが家はしじゅうこの鉄則を破ってる。
やっぱり、ヘタな人間以上に情緒が豊かで気持ちが通じ合っていたシェラはぼくたちにとって最高の子だった。そのシェラを生涯母親にしてぼくたちなど眼中になかったむぎへの愛惜もなみなみならないものがある。
かなうなら、もう一度あの子たちを抱きしめて、心から「ありがとう。出逢えて幸せだったよ」と言いたいくらいだ。
シェラもむぎも聞き分けのいい、おとなしい子だったから、ルイが大人になってずいぶん落ち着いたとはいえ、あいかわらずオスのわんこ特有のワンパクぶりに振りまわされて辟易すると、いつもついつい罵詈雑言を浴びせてしまう。
「こらぁ、ルイ何してるんだ! シェラちゃんはそんな悪いことしなかったぞ」とか、「むぎちゃんはおまえと違っていい子だったのに」といったあんばいだ。
■ 唯一勝てるのは
もしかすると、ルイのいたずらがさっぱりやまないのは、常日ごろからさんざん面罵されているので性格がゆがみ、グレてしまったからかもしれない。
いたずらを怒ると、もっとやったれとばかり調子にのる。うるさくつきまとうから扉を閉めて遮断しようとするとドスのきいたうなり声を上げ、扉の前でくるくるまわって恫喝する。ゴミ箱のゴミを収集袋へ移そうとすると袋に噛みついてうなりながら暴れてじゃまをする。
シェラやむぎからは想像もできないガラの悪さである。そのたびに頭にきて、つい「シェラやむぎはそんなことしなかったぞ!」と怒ってしまう。
だが、最近、ルイを唯一評価するようになった行動がある。
散歩のとき、ぼくであれ女房であれ、横を歩いているわれわれの顔をしばしば見上げる。そのしぐさがかわいいので、こちらもつい笑顔を返している。家ではいたずらして、起こると逆ギレして恫喝を繰り返しているルイの心細げな目が悪くない。
もっとも、単に不安だから飼主の顔色をうかがいながら歩くセコさと見ることもできる。だが、あれほど可愛かったシェラやむぎが、散歩中、自分のほうからはめったにぼくらを見上げず、声をかけても容易に顔を向けなかっただけに、こちらの顔色をうかがうルイがとても好ましく思えてしまい、この点だけはルイに軍配を上げてしまう。
まさかオスのわんこに目で殺されてしまうとは情けないが、やっぱり可愛いらしいからしかたない。
10連休が終わりやっと落ち着いた自分の時間を取り戻しています(笑)
さて、分かります分かります。私もついつい思ってしまいます。
チビコロに対して「☆ポチくんはね~~」って。だけど必ずそんな時は『あの悲しみを救ってくれたのはこのチビちゃんだったんだわ!』って。あの途轍もない悲しみを救ってくれた途轍もないパワーがこの子にはあるってすごい事なんだ!と、今でもあの頃を思い出しています。
私の場合は☆ポチ亡き後のチビの迎え入れでしたので、どうしてもそう思ってしまうのでしょうね。なのでここだけの話・・コロよりチビの方が偉大に見えます!なんちって~~(*゜▽゜*)ププッ
ルイ君の様に、むぎちゃんやシェラちゃんが出来なかった事が出来ている事を発見出来ると、その時の嬉しさと来たら瞬殺されちゃいますからね~~。ルイ君がHiroさんを見上げる眼差しには殺られちゃいますね。
しかし、お散歩中にルイ君の様に飼い主の顔を見上げているとワンちゃんを見掛けると、何だか微笑ましくてこちらまでニッコリしちゃています(*^^*)
心が通じ合っているんだなぁ~ってね☆
ブログ再開されていらっしゃったのですね~(*^^*)
ひとつきほど、ブログを覗いていませんでしたが、昨夜、こちらを再び訪れまして、嬉しさに飛び上がりました!
相変わらずの素敵なブログに、癒されました。
さてさて。わが家の「むぎ」も、お散歩中に何度もこちらを見上げてくれます。しかも、笑顔で!わが家のむぎは、知らない人からも「この子、笑ってる」と言われるほど、「笑顔」のような顔をよくしてくれます。実家のミックス犬はそのような事はしてくれなかったので、これはコーギーの性格なのだと思っていました(笑っ)
お散歩中に見上げてくれるむぎのその笑顔は、「うれしいね」って言ってくれてるみたいで、私も歩きながら何度も、むぎに向かって「うれしいね」「楽しいね」と話し掛けてしまいます。