ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

梅雨が来る前に

2015年05月17日 21時08分09秒 | お絵かき

クリエイター仕事は需要のあるなしに関わらず、
雨降りの日などを中心にいそしんでいます。

では、最近の作品をいくつか紹介しましょう。

先月、れんこんと共に購入し、
何枚か写真を撮っておいて、
いろんな角度からの姿を
頭に思い浮かべて描いた
「ヤマイモ」の絵がこれ。



断面が白くてざらざらしていることと、
細いひげの表現について
何枚か試し描きをし、
ようやく決まった構図に色をつけました。

こういうシンプルな絵が
かえって難しかったりします。
そしてこれにどんな言葉をつけようか
と考えたところ、
比較的すぐに出てきました。

「ネバれ ネバれ ネバーギブアップ」

ヤマイモの粘り強さのように
ネバネバと粘っこく、
簡単にあきらめないことは難しいけれど
ガンバレばなんとかなるさ、
と言う思いを込めて。

山芋が語るとしたらこの言葉しかないでしょう。

描いた絵から素直に聴こえてきた言葉です。

次はサザエ。

これは義母さんも絵を描いていて、
近ごろ画題探しに困っていたから、
同じものを描くことにしました。

早速購入してきたのは言うまでもありません。
こんな時は、完成後のつぼ焼きを楽しみに描きます。

この貝の表面は複雑ですから、
デッサンさえしっかり描いておけば、
絵としてはいくらでもごまかしがきく素材です。

今回は貝殻についている赤い色と、
白いくねくねの管のようなもの、
そしてところどころにある
イガイガをポイントに描きました。



そんな中、一番苦労したのは
殻の内側が微妙に光っているところの螺鈿模様でした。
微妙に彩色し、よしよしと満足したものの、
微妙すぎてどうしてもスキャナーで
うまく取り込むことができず残念です。

言葉は、キーワードを

「貝(かい)」と「殻(から)」

にしてじっと絵を眺めていたら出てきた言葉です。

「殻に閉じこもっていたら カイ決しないからね」。

自分の内側を見つめるのと
同じくらいかそれ以上に
外の世界を見つめることができれば
心は健康なんじゃなかろうか。

次は「クンシラン」です。

最近ミセスは花作りに凝っています。
庭には色とりどりの花が咲き、











蝶々もいっぱいやってきます。
でもこれが卵を産むと、
孵化した幼虫が葉っぱを食べてしまうので、
ミセスはもっぱら「がるる~」と威嚇して
寄りつかないようにしているようです。

クンシランの花は、
友達からもらってきた苗を
丹精込めて咲かせたもので、
あまり虫もつきません。

これは鉢ごとアトリエに持ち込んで、
スケッチをしてみました。

彩色時には、重なった葉っぱの表現と、
花の色が難しかった一品でした。



言葉はまだ出てきていません。

「クンシラン」という名前から、
高貴なイメージはあるけど、
案外野趣に富んでる花ですから
アトリエの窓際にでも置いとけば、
そのあたりの言葉を何か
その内に語ってくれるでしょう。

最後は先日紀州富士で撮影してきた

「マムシグサ」です。

葉っぱの付き方が独特なので、
そんなこの花の特徴が
ちゃんと出るように書くのが難しかった花です。



これも言葉はまだありません。
doironは、平坦な日常の中で、
ちょっとドキッとすることで
心が少し活性化するみたいな
言葉を吐いてくれることを期待しているのですが、
果たして何と語ってくれるのやら、です。

最近は他にもチマキと柏餅、
チューリップなどを描きましたが、
これはまだ未発表なのでいずれまた。

そうそう絵の中に「doiron」の文字を入れているのは、
会社に対して必要なのでそうしています。

見苦しくてすみません。

これから間もなく梅雨の季節。
雨宿りクリエイターですから
絵を描く日が多くなりそうです。

「カタツムリ」や「アジサイ」なども
描こうと思っていますが
山に登っていても、街を歩いていても
キョロキョロしながら
梅雨の時期のお絵描きのために
画題探しに余念のない今日この頃です。