ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

大阪アルプス縦走 2

2015年05月23日 21時14分06秒 | ウォーキング

御勝山の山頂付近に立っているのは、
もしや山によくある
「山名柱」だろうか。
しかし、三角点はないはずだ。

双眼鏡でも持ってくればよかったのだが、
仕方なくレンズを可能な限り望遠にして、
写真撮影をし、帰ってから鑑識に回したら、
どうも「大阪市立農学校址」
と書かれてあるようだった。

そうか、友達が密造酒を製造していた学校が



ここまでつながっていたのか。

あるいは石だけ強力(ごうりき)に頼んで
ここに移したのかもしれない。



まあ、いずれにしても
これで御勝山は登頂ということに
しておいてちゃぶだい。

この御勝山の前には
御勝山南公園という



ナショナルパークが広がる。
ここにあるのが、

「大阪管区気象台跡」



先ほどの学校といい
この施設といい
厳しい自然に耐えかねて
移って行ったようだ。

さあ、次に目指すは茶臼山だ。

勝山通りを西に向いて引き返す。



あ、「勝山通り」は御勝山に由来していたんだな。



「生野区役所」という名の山小屋を



スルーしてなおも西進すると、
JR大阪環状山岳鉄道のガードをくぐる。



出発地の桃が咲き乱れる谷を通る鉄道だ。

玉造筋という名のけもの道を越えて



街の中に入って行くと、
ルートの先に大きな門が見えてきた。



四天王寺という山寺の東大門だ。



滑落しないように注意して
石段を上り、中に入って行った。

おお~向こうに岩頭あるいは
近代塔頭としては
日本最高峰である

阿倍野ハルカス岩が見えているぞ。



doironはあそこもまだ未踏だ。

その内にミセスとパーティーを組んで
アタックしてみよう。

山寺のある湖には
たくさんの爬虫類が生息している。



足を滑らせたら、襲われて
喰われてしまうので気をつけよう。

キョロキョロしながら亀(!)のように歩き、
やがて山寺も抜けて行く。



目指す茶臼山はまもなくだ。

この山の北側の山寺には
doironの両親が眠っている。

なので少し前に歩いた道だから
迷うことはない。

地形を読みながら
正確にルートを辿り、
無事に登山口に到着した。



さあ、アタック開始だ・・・

一歩ずつ足を踏みしめていく。
そして・・・着いた。

山頂はちょっとした広場になっている。



草もあまり生えておらず、
茶臼山というより、
「毛薄山」という感じ。

ここも三角点はなく、
地形図上に26mの表記があるだけだ。

御勝山からすれば、
なんと12mも標高を稼いだことになる。

標高3180mの槍ヶ岳と
日本第二の高峰である3192mの北岳と
同じ標高差だ。
どうだ、すごいだろう。

てっぺんで登頂の余韻にしばし浸って
名残惜しく下山を開始した。

山から下りると、
そこには広大な湖が広がっていた。



アサザの花が咲き乱れ、



秘境という名にふさわしいたたずまいであった。

その名も「河底池」という。

そこに架かる和気橋と名付けられた木橋を渡ると、



今登ってきた茶臼山と湖が
広大に見渡せる展望台に出た。



荷を下ろして、テルモスに入れてきたコーヒーを飲む。

この時期深山にしか咲かないという
ヒラドツツジも残念ながら
時期は終わっていた。

ただ展望台近くの水場で
幻の鳥が水垢離をしているのを
見かけたのはラッキーだった。

「テンノウジウロツキスズメ」というらしい。

休憩が済んだら息もつかせず
次は聖天山へアタックチャンス!
じゃなかった、アタック開始だ。

天王寺国立公園を抜けると、
深い谷が待っている。

深くて入り組んだ迷宮のような谷だ。
別名「地下街」ともいう。

阿倍野ハルカス塔頭の横のその谷を抜けると、



すぐ横に路面ケーブルの走る道に出る。



おお~ここらで脚の筋を伸ばしておきたいところだ。



しかし、悲鳴をあげる筋肉に
カツを入れながら、なおもアタックは続く。



こ、これは。
いつの間にかアムール川流域に出てきたようだ。

「アムールあべの」

という名の山道をしばらく歩く。

すると、まるで大草原に佇む
オアシスのような名前の地

「松虫」に到着だ。



地形図ではここを右に曲がることになっている。

しばらく歩くと、
バーミヤンも真っ青の石仏群
「松虫塚」に到着だ。





チンチロリンと続く。