ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

続・ミセスの誕生日

2019年08月14日 21時08分16秒 | 最近の出来事

これくらい高齢者になると、
さらに年を取る誕生日っていうのも
なんだかなあって思ってしまうねえ。

でもまあ人生の半分もとっくに過ぎて、
あと残りお祝いできる誕生日というのを
数えただけでも貴重な
ひと時となるわけだ。

そんな話をしてたら、
まあどんなことも誕生祝いやあ
とかこつけて、それを楽しめば
いいんじゃないかという話が
ミセスとの間でできていた。

で、続・ミセス誕生日記念として
たこ焼きパーティをすることにした。

え~と、たこ焼きの機械はというと、
もちろん大阪の人ですから
必ずおうちにはあります。
それをひっぱりだしてきて始めます。

あ、もちろん準備はdoironが行います。
誕生日は向こうですからね。
機械の清掃から具の用意、
粉の調整もです。

そしてビールはこの時のために
普段は必ず350mlのところ
特別に500mlをジャジャーンと
冷やしてあります。

たこ焼きのエキスを入れていきます。



この時に、先日亡くなった
同級生の話をしてあげました。

彼はたこ焼きがとても好きでした。
ていうか、たこ焼きをあてに
飲むビールが好きだった
という方が正解かもしれません。

近所のたこ焼き屋さんで、
ベンチに座ってたこ焼きを
幸せそうにつつく彼の姿を
何度見かけたでしょうか。

そのたこ焼き屋は、
たまにはdoironも運動帰りに
買って帰ることがありました。

で、以前彼に見つかって呼び止められて、
ベンチに座ったことがあるのです。

まあまあ一杯行きやあと
ビールを進められます。

そしてたこ焼きをつつくと・・
おお~蛸が山盛りです。

聞けば蛸の量を二倍にしているようです。
「こんなんやったらイカを入れても
おいしいやろなあ」とか
言って話をしていたのですが、
まだそこでのイカ入りたこ焼きは
売られていないようです。
何か差し支えることがあるのかなあ。

そんな話をしながら
たこ焼きをつくっていきます。

具を入れていきましょう。



多めに買った蛸の足を
ふんだんに入れていき、
天かす、ネギ、しょうがも
入れていきます。
ある程度あったまってきたなあ
と思ったら、さあここからが
doiron家の技術の見せ場です。

とはいいつつもなかなか
うまくいきません。
この時にまたもう一つの
たこ焼きに関する話をしてあげました。

あれは、マラソン帰りに
神戸の花見に行った時の話です。

たこ焼きでも買おうと店に行くと、
若い女性が一人で店で焼いていました。
これがねえ、めちゃめちゃへたくそで、
ひとつずつまるで真珠の出来を
確かめるように丁寧に
転がすように裏返していくのです。
なので出来上がりが遅く、
ふと後ろを見ると
すごい行列ができていました。
その行列を見ただけで
「ここのたこ焼きはすごいんじゃないか」
と周りの人が誤解するようです。

それでもその子は一つずつ
丁寧にやいていきます。

「おねえちゃん、中に入って手伝ったろか」
と言いそうになるほどでした。

そのときです。
そう体系がたこ焼きのように
丸いお姉さんが、
バケツにたこ焼きの元を入れて
店に戻ってきたのです。

水道へ粉をときに言ってたのかもしれません。
行列を見るなり、そのネイサンが
「あんた、ちょっとどき!」といって
たこ焼きの前に立つのです。
そして両手に千枚通しを持ったかと思うと、
もう手元の動きがよくわからないくらい
すごい動きでたこ焼きを裏返していきます。

先ほどの若い女の子の
100倍くらいの早さにみえます。
しかも両手で二個ずつの作業です。
あっという間に機械の中に
たこ焼きが出来始めました。
もうまるで竜宮城でタコやネギが
舞い踊っているような感じです。

思わず行列から拍手が
巻き起こったのは言うまでもありません。

あれはもう、僕が目の前で見た
最高のたこ焼き名人芸でしたな。

とまあそんな話をしながらも、
ぎこちない手つきでdoiron家の
たこ焼きも出来上がってきます。



それがこれです。



半分は醤油で半分はソースのたこ焼き。

「お客さん、マヨネーズはどうしますか」
と聞いたり、
「ソースは辛口もありまっせ」
なんか言いつつ進めていきます。

「なんか料金とられそうやわ」
とミセスにいわれてしまいましたな。

ビールを飲みつつ、
そんなアホな
続・誕生日祝いをしている
doiron家なのでした。