Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

骨董市と古美術品交換会

2019年10月20日 19時53分30秒 | 骨董市など

 今日は、私にとって、月に一度の骨董市と古美術品交換会の日でした。

 お天気もまぁまぁで、先ずは、例によって骨董市へ!

 最近、骨董市は低調なので、それほど期待せずに出発です。

 案の定、近くの駐車場も空いていて、スンナリと駐車できました。

 やはりな~、今日も収穫なしだろうなと思いつつ会場内を巡ります。

 しかし、ほどなくして、「第一村人発見」(笑)ではなく、「第一古伊万里発見」です(^-^;

 「伊万里 赤絵群魚文中皿」を発見しました。

 赤の色が気に入りました(^-^; 古九谷の黒ずんだ赤ではなく、かといって柿右衛門の明るい赤でもなく、黄色っぽい赤なんですよね。伊万里ではあまり見かけない赤です。それで、さっそく購入です(^-^;

 

伊万里  赤絵群魚文中皿(特徴的な赤なので、故意に「赤絵」としました)

写真では、ちょっとその特徴的な赤の色が出ていませんが、もっと黄色っぽいんです(-_-;)

製作年代:江戸時代中期

口径:22.8cm 高さ:2.8cm 高台径:11.0cm

 

 

裏面

10時の方向に7mmほどのソゲがあり、4時の方向には2mmほどのホツがあります。

 

 

 さらにブラブラしていましたら、今度は、「伊万里 色絵ザクロ文小皿」を発見です。

 今度は、黒の色が気に入りました(^-^;

 見込み面を蛇の目状に釉剥ぎし、そこに黒い色の文様を施していますが、普通のベタッとした真っ黒ではなく、薄い鼠色っぽい黒なんです。これまた、珍しい色なんですよね。

 

伊万里 色絵ザクロ文小皿

右側の小皿の3時の方向に1cmほどのソゲがあります。

口縁には金彩で口紅が施されていたようですが、使用擦れでほとんど残っていません。

製作年代:江戸時代中期

口径:14.8cm 高さ:4.0cm 高台径:8.8cm

 

 

 裏面

 

 

見込み面の拡大写真

変わった黒色であることが 分かるかと思います。

 

 

 これについては、売主は、「先ほど、ご婦人の方が、これに目を留め、会場内を一回りしてきてから考えます」と言っていったけれど、「早い者勝ちですからね、お客さんの方に売りますよ」と言って売ってくれたものです。

 私よりも前にこの小皿に目を留めたご婦人は、ガッカリしたことでしょうね。

 そんなことで、骨董市では、皿を3枚も買い、十分に満足しましたので、次なる古美術品交換会会場へと向かいました。

 

 今日の古美術品交換会は、出席者が多く、競りに掛けられる品物も多く、熱気に包まれていました。

 しかし、内容がね、、、。私のお目当ての古伊万里の、気の利いた物は登場してこないんです(-_-;)

 それでも、油壷が2点登場しました。それほど欲しいという物でもなかったんですが、無疵のものでしたし、最近は見かけなくなりましたので、発句がそれほど高くなかったものですから、槍を入れました。

 そうしましたら、それほど激しい競り合いにもならず、割とあっさりと落札となりました。

 「伊万里 染付蛸唐草文油壷」と「伊万里 色絵花文油壷」の2点です。 

 

伊万里 染付蛸唐草文油壷       伊万里 色絵花文油壷

胴径:8.2cm             胴径:10.0cm

高さ:7.3cm             高さ:5.8cm

高台径:4.5cm            高台径:5.0cm

製作年代:江戸時代後期          製作年代:江戸時代後期

 

 

 底面

 

 

 油壷は、人気がなくなりましたね(><)

 以前は、よく骨董雑誌などに登場し、一時は、油壷、油壺、油壷、、、と大騒ぎをしたんですけれどね、、、(^^;  特に、蛸唐草の油壷など、追いかけまわしたものでしたが、、、(^^;

 

 以上、今日は、古伊万里も大漁でした(^-^;  楽しい一日でした(^-^;