どんなジャンルでも長く接しているとそれなりに
思い入れとかも出てきて、自分の好みに拘ったり
することはごく自然なことだと思う。
何かに拘りを持つことは大事なことでもあって、
これは意固地とは違ってその人のエネルギーの
源みたいな役割だったりすることもある。
逆に、たまにそれが逆に「目のウロコ」や
「耳栓」のようなフィルターとなって、迷走の
元になることもある。
要するに、インプットとアウトプットに対しては
常に柔軟であるべきで、どこに軸足を置くかと
いうバランス感覚が大事だと思うのだ。
で、どうしてこんなハナシなのかというと、先日
古い友人から連絡があって、自転車が欲しいという。
わざわざ僕に相談してきたのだが、聞いていると
特にブランドやグレードなどの希望はないとのこと。
たまに通勤、たまに輪行ツーリングということで、
あえて言うならVブレーキのMTBがいい、と。
その彼はもう○十年も自転車道楽(笑)を楽しんで
いるツワモノなのだが、昔からまったくブランドや
パーツグレードなどには無頓着で、自分の用途に
対応していればそれでよいというスタンスだ。
パーツはコレだフレームはソレだと喚く輩が多い
このご時世で、これはこれでなかなかシンプルで
潔いような気がする。
その彼も「拘り過ぎないという拘り」があるの
かも知れない。
ある意味天晴れか(爆)
一任されてしまったので、該当するMTBから
予算内におさまるものを素早く手配してあげた。
近日納車されることだろう。
高級車でもなんでもないそれが彼の手足となって
活躍してくれることを願う。
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