おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

やはりこれからの耐震化は

2012年08月29日 08時50分06秒 | 家づくり
学び多き一日でした。

現場で感じてきたことが、論理的に理解できました。

これらはすべて、『一概には言えない』ところに難しさがある。

それらをずらずらっと書いてみたいと思います。これらは既存のリフォーム工事についてです。

一般的な耐震工事は、建物を耐震化するわけだが、その前提として基礎と地盤が堅固でなければならない。建物を耐震化して『堅く』すればするほど、その確実性が求められる。しかし、現状では、それら全てを把握するのは難しいし、把握できても、例えば地盤が弱いからといって建物を持ち上げて莫大な費用を捻出できるお客様がいるだろうか?

昨日も動的耐震診断をされている方に『地盤の診断はされるんですか?』と尋ねたところ、『基本的にはやりません。やっても仕方ないでしょう!?』と。

そんな中でぼく的にひとつの方向性が見えた。それはある意味、妥協点だ。

古い建物の場合は、何がなんでもと耐震評価1を目指さない。1を越えないと補助金が受けられない云々はあるが、お客様には納得していただかなければならない。そして、耐震の『堅さ』と、制震の『柔』合わせ技でいく。制震ならば、地盤や基礎の問題を大幅に軽量化できる。

『建物』とは、ぼく的に言えば『お家』です。『お家』はぼくにとって『家族の成長の器』。その器の基本中の基本は、『家族の命を守る』ということだと思う。現状から未曾有の地震に完全対応の耐震工事なんて不可能だけれども、現実的なコストとそれに見合ったパフォーマンスからして、この方法が今のベストだと思います。

ではまた。

おさむ





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