体重が5kg減ったという話を書いてからはや1ヶ月が過ぎた。その後は更なる体重減少はほとんどみられず(下げ止まりか?),以前よりも5kg減の状態を維持している。
ところで,体の太り具合を示す指標としてBMI(ボディ・マス・インデックス)というのがあるが,個人的には昔からコイツは信用していない。体重の「内訳」ないし「構成要素」についての考慮がまったくなされていない気がするからだ。そりゃ,脂肪だろうが筋肉だろうが骨だろうが,同じヒトHomo sapiensである限りそれらの質量に大した違いはないのかも知らんが,それにしたって,単に身長・体重が近いだけで知力・能力・性格の全く異なるA氏とB氏,あるいはX子とY子(いずれも特に名を秘す)なんかを同列に並べて比較したくないもンだ。生物統計学のサンプルじゃないんだから。
最近,体重減少に関するトピックをインターネットでいろいろ見ていたら「年齢・性別を考慮したBMI」というのを計算するサイトがあったので,試しにPC画面上に自分の身長・体重・年齢・性別を打ち込んでみた。すると,現在の私は「やせ気味」であり 体重をあと0.6kg増やしたほうが良い,と判定された。あれ,痩せすぎちゃったのかな? 「ちょい太」に戻した方がいいのかナ? ま,ドーデモイイんですけどね。
もうひとつ,自転車乗りがよく話題にする「体脂肪率」という指標があるが,家にあるTANITAのヘルスメータ(InnerScan50V)で計ってみると,6月には確か体脂肪率19%台であったのが,現在は13%台にまで下がっている。てことは,5kg減った大部分は脂肪だったのかナ? ま,これはチョットだけ嬉しいデスケド。また同メーターには「基礎代謝量/体内年齢」という測定項目もあって,それによると,現在の私は基礎代謝量が1,394kcal/日(燃えやすい),体内年齢が37才(燃えやすい)と示された。ん?ホメ殺しか? どっちにしろ,BMI値なんぞを云々するよりも,こういう値を見ていたほうがそれなりに気分はいいですけどね。豚もおだてりゃ木に登ってダイエット,てなもんでしょうか。
で,標題は一体何のことなんだ!?という疑念にそろそろ答えるべく,遅まきながらその話に入らせていただく。
例の「粗食」を継続実行するため,最近では私専用の食糧(主としてオカズ)を自らスーパーマーケット等で調達している。以前に最安値のレトルト・カレーを引き合いに出したように,基本的に値段の高いオカズは買わない。というか,自らの財布と相談すると高価な食べ物を買うなんてことはとても出来ない。いやそれ以前に,高級食材をふんだんに利用して「粗食生活」をおこなうなんて,そんな嫌味な感覚は持ち合わせていない。ああそうだ。ずっと昔のことになるが,今は亡きマルモトヨシオ氏が,食生活革命?のための必須常備食として「たらこ」と「ちりめんじゃこ」の二品(それも上質の品)を挙げていたのをその御著書(栄養学的料理本?)で読んだことがあり,当時はそこに書かれた主義主張にナルホドと感心しながらも,一方では所詮「栄養学の皮を被った食道楽」の類であろうとして読み過ごしていた。時を経た今,自分が食生活の変更を試みるにあたって,もし実際に「たらこ&ちりめんじゃこ」なんぞを常備食にしようとすれば,そりゃまぁ大層な「食費生活」になるのは火を見るよりも明らかである。エンゲル係数超アップだ! 当のマルモト氏は,「築地市場」あたりで良質のものを大量購入して「専用冷凍庫」に保存しておけば決して割高にはならない,などと仰っていたように思うが,それこそ食道楽的発想でありましょう。私はもっとシンプルにアタリマエに玄米・味噌派に与したい。そのうえで,もし海の幸に健康の糧を求めようとするのであれば,煮干とか海苔とか鰹節とかの乾物系や昆布とか貝とかの佃煮系,それも最安値の品で十分ではないかと思う。
魚介類関係のオカズでいうと,近所のスーパーに《焼きししゃもみりん》という商品名の食材があって,最近ではこれが私のお気に入りだ。要するにシシャモをミリン干しにしたもので,トップバリューのオリジナル?商品らしい。生で食べられるように加工されており,御飯と味噌汁によく合う。保存も結構きくようだ。なお,この魚はニホン固有種のシシャモSpirinchus lanceolatusではなく,正しくはノルウェー産のカラフトシシャモMallotus villosusである。原産国は「中国」と表示されており,一寸ハテナと思ったが,これは岡田水産(株)という水産会社が支那の大連に現地法人会社を持ち,そこが北ヨーロッパの北海やノルウェー海あたりで漁獲されたカラフトシシャモを輸入・加工してそれを日本に輸出し,イオン系列スーパーに卸している,という流れのようだ。ああ,いかにもジャスコだなぁ,と思ってしまう。名前も岡田だし(違うか)。
それはともかく,この商品は1パック298円(内容量100g)で売られているのだが,その値段ではちょっと高いな,という気がして,私としてはそうそう簡単には買えない(マルモト的信念は全く持ちあわせておりませぬゆえ)。店頭に並べられた時点での賞味期限はだいたい2週間くらいだろうか。それが,しばらく売れずにいて賞味期限の残りが3日くらいになると商品に「30%引き」のシールが貼られる。さらに残り1日ともなれば,それに重ねて「半額」のシールが貼られるのだ。しかり。そこが買い時なのでアリマス。149円で「焼きししゃもみりん」を買ってくるわけです。ああ,嬉しい! もちろん,それを1日で食べ尽くすわけではないが,何,冷蔵庫に入れておけば,賞味期限を数日過ぎたところで問題はないだろう(と勝手に思っており),4~5日かけて少しずつ食べる。それは私にとって とてもとても有難い御馳走なのです。マルモト的な御馳走とは大違いであることは重々承知しているけれども,毎度申すように人生イロイロなのであります。
最後にひとつネタを引用する。しばらく前に見てストックしておいたネットニュースに次のようなものがあった。
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◆牛肉に半額シール貼る現場、店員目撃…男は否認
スーパーで商品に半額を示すシールを貼り付けてだまし取ったとして、岡山県警倉敷署は31日、倉敷市茶屋町の飲食業石田誠容疑者(36)を詐欺の疑いで現行犯逮捕した。
調べに対し、「最初から半額シールが貼られている商品を買った」と容疑を否認しているという。
発表によると、石田容疑者は同日午前10時35分頃、倉敷市内のスーパー精肉売り場で、牛肉パック4点(計3,470円)に「半額」と書かれたシールを貼り付けたうえ、レジで店員の女性(61)に、半額の値段で精算させた疑い。男性店員が石田容疑者がシールを貼り付けるところを目撃し、店外で呼び止めて110番した。
(2013年9月1日11時10分 読売新聞)
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ワタクシの場合,そこまではやりません(当たり前だぃ!)。ただひたすらに待ちの一手。やがて訪れるにちがいない僥倖を無心で待ち望んでいるのみである。ときには残念ながら無念ながら値下げ前に売れてしまうこともあろうし,あるいはタッチの差で別のお客さんが攫ってゆく,失礼,買ってゆくこともあるようだが,ま,すべては時の運。くどいようだがジンセイなんてそんなものですからね。
以上,「半額シール」の魅力について,でした (やれやれ!)
ところで,体の太り具合を示す指標としてBMI(ボディ・マス・インデックス)というのがあるが,個人的には昔からコイツは信用していない。体重の「内訳」ないし「構成要素」についての考慮がまったくなされていない気がするからだ。そりゃ,脂肪だろうが筋肉だろうが骨だろうが,同じヒトHomo sapiensである限りそれらの質量に大した違いはないのかも知らんが,それにしたって,単に身長・体重が近いだけで知力・能力・性格の全く異なるA氏とB氏,あるいはX子とY子(いずれも特に名を秘す)なんかを同列に並べて比較したくないもンだ。生物統計学のサンプルじゃないんだから。
最近,体重減少に関するトピックをインターネットでいろいろ見ていたら「年齢・性別を考慮したBMI」というのを計算するサイトがあったので,試しにPC画面上に自分の身長・体重・年齢・性別を打ち込んでみた。すると,現在の私は「やせ気味」であり 体重をあと0.6kg増やしたほうが良い,と判定された。あれ,痩せすぎちゃったのかな? 「ちょい太」に戻した方がいいのかナ? ま,ドーデモイイんですけどね。
もうひとつ,自転車乗りがよく話題にする「体脂肪率」という指標があるが,家にあるTANITAのヘルスメータ(InnerScan50V)で計ってみると,6月には確か体脂肪率19%台であったのが,現在は13%台にまで下がっている。てことは,5kg減った大部分は脂肪だったのかナ? ま,これはチョットだけ嬉しいデスケド。また同メーターには「基礎代謝量/体内年齢」という測定項目もあって,それによると,現在の私は基礎代謝量が1,394kcal/日(燃えやすい),体内年齢が37才(燃えやすい)と示された。ん?ホメ殺しか? どっちにしろ,BMI値なんぞを云々するよりも,こういう値を見ていたほうがそれなりに気分はいいですけどね。豚もおだてりゃ木に登ってダイエット,てなもんでしょうか。
で,標題は一体何のことなんだ!?という疑念にそろそろ答えるべく,遅まきながらその話に入らせていただく。
例の「粗食」を継続実行するため,最近では私専用の食糧(主としてオカズ)を自らスーパーマーケット等で調達している。以前に最安値のレトルト・カレーを引き合いに出したように,基本的に値段の高いオカズは買わない。というか,自らの財布と相談すると高価な食べ物を買うなんてことはとても出来ない。いやそれ以前に,高級食材をふんだんに利用して「粗食生活」をおこなうなんて,そんな嫌味な感覚は持ち合わせていない。ああそうだ。ずっと昔のことになるが,今は亡きマルモトヨシオ氏が,食生活革命?のための必須常備食として「たらこ」と「ちりめんじゃこ」の二品(それも上質の品)を挙げていたのをその御著書(栄養学的料理本?)で読んだことがあり,当時はそこに書かれた主義主張にナルホドと感心しながらも,一方では所詮「栄養学の皮を被った食道楽」の類であろうとして読み過ごしていた。時を経た今,自分が食生活の変更を試みるにあたって,もし実際に「たらこ&ちりめんじゃこ」なんぞを常備食にしようとすれば,そりゃまぁ大層な「食費生活」になるのは火を見るよりも明らかである。エンゲル係数超アップだ! 当のマルモト氏は,「築地市場」あたりで良質のものを大量購入して「専用冷凍庫」に保存しておけば決して割高にはならない,などと仰っていたように思うが,それこそ食道楽的発想でありましょう。私はもっとシンプルにアタリマエに玄米・味噌派に与したい。そのうえで,もし海の幸に健康の糧を求めようとするのであれば,煮干とか海苔とか鰹節とかの乾物系や昆布とか貝とかの佃煮系,それも最安値の品で十分ではないかと思う。
魚介類関係のオカズでいうと,近所のスーパーに《焼きししゃもみりん》という商品名の食材があって,最近ではこれが私のお気に入りだ。要するにシシャモをミリン干しにしたもので,トップバリューのオリジナル?商品らしい。生で食べられるように加工されており,御飯と味噌汁によく合う。保存も結構きくようだ。なお,この魚はニホン固有種のシシャモSpirinchus lanceolatusではなく,正しくはノルウェー産のカラフトシシャモMallotus villosusである。原産国は「中国」と表示されており,一寸ハテナと思ったが,これは岡田水産(株)という水産会社が支那の大連に現地法人会社を持ち,そこが北ヨーロッパの北海やノルウェー海あたりで漁獲されたカラフトシシャモを輸入・加工してそれを日本に輸出し,イオン系列スーパーに卸している,という流れのようだ。ああ,いかにもジャスコだなぁ,と思ってしまう。名前も岡田だし(違うか)。
それはともかく,この商品は1パック298円(内容量100g)で売られているのだが,その値段ではちょっと高いな,という気がして,私としてはそうそう簡単には買えない(マルモト的信念は全く持ちあわせておりませぬゆえ)。店頭に並べられた時点での賞味期限はだいたい2週間くらいだろうか。それが,しばらく売れずにいて賞味期限の残りが3日くらいになると商品に「30%引き」のシールが貼られる。さらに残り1日ともなれば,それに重ねて「半額」のシールが貼られるのだ。しかり。そこが買い時なのでアリマス。149円で「焼きししゃもみりん」を買ってくるわけです。ああ,嬉しい! もちろん,それを1日で食べ尽くすわけではないが,何,冷蔵庫に入れておけば,賞味期限を数日過ぎたところで問題はないだろう(と勝手に思っており),4~5日かけて少しずつ食べる。それは私にとって とてもとても有難い御馳走なのです。マルモト的な御馳走とは大違いであることは重々承知しているけれども,毎度申すように人生イロイロなのであります。
最後にひとつネタを引用する。しばらく前に見てストックしておいたネットニュースに次のようなものがあった。
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◆牛肉に半額シール貼る現場、店員目撃…男は否認
スーパーで商品に半額を示すシールを貼り付けてだまし取ったとして、岡山県警倉敷署は31日、倉敷市茶屋町の飲食業石田誠容疑者(36)を詐欺の疑いで現行犯逮捕した。
調べに対し、「最初から半額シールが貼られている商品を買った」と容疑を否認しているという。
発表によると、石田容疑者は同日午前10時35分頃、倉敷市内のスーパー精肉売り場で、牛肉パック4点(計3,470円)に「半額」と書かれたシールを貼り付けたうえ、レジで店員の女性(61)に、半額の値段で精算させた疑い。男性店員が石田容疑者がシールを貼り付けるところを目撃し、店外で呼び止めて110番した。
(2013年9月1日11時10分 読売新聞)
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ワタクシの場合,そこまではやりません(当たり前だぃ!)。ただひたすらに待ちの一手。やがて訪れるにちがいない僥倖を無心で待ち望んでいるのみである。ときには残念ながら無念ながら値下げ前に売れてしまうこともあろうし,あるいはタッチの差で別のお客さんが攫ってゆく,失礼,買ってゆくこともあるようだが,ま,すべては時の運。くどいようだがジンセイなんてそんなものですからね。
以上,「半額シール」の魅力について,でした (やれやれ!)