「回覧板」が伝える身近な出来事について

2013年11月06日 | 自転車ぐらし
 先月の下旬,当盆地においては一週間のうちに立て続けに3件の交通死亡事故が発生したとのことだ。

 そのうち,1件については私も聞き及んではいたが,あれま,この狭いエリアのなかで3件も連続して起こっていたとは,そりゃ何ともやり切れない話だ。それぞれの事故が偶然なのか必然なのか,あるいは当事者各々に如何ほどの非があったのかは知るよしもないが,いずれにしろ畢竟これが現代クルマ社会の実態なのだと承知するしかないだろう。実は昨日 拙宅に届いた自治会の回覧板のなかに,「交通課速報/交通死亡事故急増!」という警察署からの緊急回覧が挟まっていて,それを見て当該連続死亡事故のことを初めて知った次第である。田舎警察(失礼!)とはいい乍ら,いや,そうであればこそ,さすがにこの状況はかなりマズイと思ったのだろうか。あるいは,県警本部の方から直々のキビシイお達しでもあったのかナ。

 各事故の状況は以下のとおり;

・10/20(日)午後6時
 交差点にて,直進するモーターバイクと右折する中型貨物トラックが衝突

・10月21日(月)午前9時
 交差点にて,横断歩道を渡る歩行者を右折する中型貨物トラックが跳ねる

・10/26(土)午後6時半
 市道にて,路上駐車している中型貨物トラックモーターバイクが衝突


 事故に係わるキーワードは「交差点」,「夕暮れ時」,「歩行者」,「モーターバイク」,そして当然ながら「中型貨物トラック」というわけだ。中型貨物という車種区分は当方よくわからないが,たとえば家の近所でよく見かけるこんなトラックのことなのかな(画像はあくまでイメージです)。



 いやいや,何も「中型トラックは怖い!」などと事を歪小化するつもりはない。上記の事例には登場しないものの,自転車だって,乳母車だって,軽自動車だって,石鹸箱だって,プリウスだってベンツだって,クロネコだってニッツーだって,公道を移動するもの全ては呉越同舟・一衣帯水・一触即発・木端微塵なのである。そして,交通事故というものは いつだって即物的で機械的で,無情で無惨で,切なくて遣る背なくて,そしてそれは常に私どものごく身近に潜伏存在し,突如として発現するものなのだ。

 少し前のエントリーで,神奈川県における昨年1年間の交通事故死者数が179人との統計データを引用したが,何度も言うようだがこれはあくまでロシアン・ルーレットなのでありまして,例えば最も「危険サイド」に立ってみれば,次のようにも予測されるだろう。

※ 神奈川県内における年間交通事故死者数(最悪想定)

 908万人(県) ÷ 17万人(当市) × 3人(週間死) × 52週 ≒ 8,300 (人/年)

 これを我が国全体の値に敷衍するのはまことに気が滅入る話だが,あえて申せば年間約10万人もの人々が交通事故で死んだっておかしくないわけだ。ましてや重軽傷を負うであろう人々の数については。。。 まぁ,取りあえずは予測不能ということにしておくが,恐らくは 《国民一人一事故》 にでもなるのかナ?(顔文字在中)。

 ああ,〆の言葉が浮かばない。。。
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