連休のヒマにまかせて全くドーデモイイことを少々述べさせていただく。昨今,巷で評判になっているガン治療の特効薬,霊験極メテ灼カナリとその覚えも目出度い,例の「アガリクス茸」についてである。世間にはこの茸のことをアガリスクと読み間違えている人が少なからず存在するようだ。先日もウチの近所のスーパーの薬売り場の特売において,カラフルな洒落た字体で「今評判のアガリスク茸!」などという手書きチラシが貼られているのを見た(多分POP描きのアルバイトさんが書いたのだろう)。あるいは,私が大分以前に少々係わりを持ったことのある某商店が,最近インターネットのWWWにおいて『○○堂アガリスク販売ページ』なるホームページを立ち上げたようだ。同様の事例は他にもいくつか見聞している。
アガリクス茸の学名はAgaricus Blazei Murillということなので,これはどう読んでも「アガリクス」あるいは「アガリックス」ないしは「アガリカス」であり,決してアガリスクとはならないことは理の当然である。これを要するに,あの高名な五木寛之センセイでさえ昔々「ベテラン」をベラテンと間違えて覚えていたの類,世間によくあるああ勘違いの一例でありましょう。
ここでヒマ人は,念の為インターネットの主要な検索エンジンで世間の実状をチェックしてみたりする。結果は以下のとおりであった(数字はページ検索におけるヒット件数。なお(?)は不明を示す)。
/ アガリスク/ アガリクス/ アガリックス/ アガリカス
-----------------------------------------------------------------
Infoseek Japan◆ / 819 / 6,051 / 9 / 4
Lycos Japan ◆ / 675 / 5,704 / 9 / 11
Goo ◆ / 560 / 4,243 / 8 / 3
ODiN ◆ / 247 / 2,011 / 1 / 3
NTT Directory◆ / 277 / 1,318 / 2 / 1
Yahoo! ◆ / 530 / (?) / 8 / 3
すなわち「アガリクス茸」という固有名詞を他者に伝えんとする言葉(メッセージ)として,アガリクスという正解は約83~89%であったのに対し,アガリスクという不正解は約11~17%もの多きに及んでいる。言い換えれば,「真理」を表わさんとする言葉(ロゴス)においては,しばしば1~2割程度の誤謬が含まれるのもやむなし,ってことかな(何のこっちゃら)。
もっともかくいう私とてエラソウナことは言えない。パームサイズPCに付属する架台で,デスクトップPCとのデータ交換を行うための装置の名称を「クレードル」というが,これを当初はクレドールと言うものとばっかり思い込んでいた。その間違いに気づいたのは昨年の7月頃,カシオのカスタマー・サポートに電話してデータ交換に関する疑問点のいくつかを問い合わせた際,当方はクレドール,クレドールを連発していたのだが,応対したオネイチャンに最後になって「そのクレードルについてはですね...」とやんわりと訂正された。いや,全くお恥ずかしい限りである。
それにしても,件の某商店に対してはお節介を承知で一言注意を喚起すべきかどうか,少々悩むところではあります。
アガリクス茸の学名はAgaricus Blazei Murillということなので,これはどう読んでも「アガリクス」あるいは「アガリックス」ないしは「アガリカス」であり,決してアガリスクとはならないことは理の当然である。これを要するに,あの高名な五木寛之センセイでさえ昔々「ベテラン」をベラテンと間違えて覚えていたの類,世間によくあるああ勘違いの一例でありましょう。
ここでヒマ人は,念の為インターネットの主要な検索エンジンで世間の実状をチェックしてみたりする。結果は以下のとおりであった(数字はページ検索におけるヒット件数。なお(?)は不明を示す)。
/ アガリスク/ アガリクス/ アガリックス/ アガリカス
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Infoseek Japan◆ / 819 / 6,051 / 9 / 4
Lycos Japan ◆ / 675 / 5,704 / 9 / 11
Goo ◆ / 560 / 4,243 / 8 / 3
ODiN ◆ / 247 / 2,011 / 1 / 3
NTT Directory◆ / 277 / 1,318 / 2 / 1
Yahoo! ◆ / 530 / (?) / 8 / 3
すなわち「アガリクス茸」という固有名詞を他者に伝えんとする言葉(メッセージ)として,アガリクスという正解は約83~89%であったのに対し,アガリスクという不正解は約11~17%もの多きに及んでいる。言い換えれば,「真理」を表わさんとする言葉(ロゴス)においては,しばしば1~2割程度の誤謬が含まれるのもやむなし,ってことかな(何のこっちゃら)。
もっともかくいう私とてエラソウナことは言えない。パームサイズPCに付属する架台で,デスクトップPCとのデータ交換を行うための装置の名称を「クレードル」というが,これを当初はクレドールと言うものとばっかり思い込んでいた。その間違いに気づいたのは昨年の7月頃,カシオのカスタマー・サポートに電話してデータ交換に関する疑問点のいくつかを問い合わせた際,当方はクレドール,クレドールを連発していたのだが,応対したオネイチャンに最後になって「そのクレードルについてはですね...」とやんわりと訂正された。いや,全くお恥ずかしい限りである。
それにしても,件の某商店に対してはお節介を承知で一言注意を喚起すべきかどうか,少々悩むところではあります。