ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2015/09/23 「ニューオーリンズ・トライアル」

2015-09-23 00:00:00 | 日記
「ニューオーリンズ・トライアル」

ニコラス・イースター 陪審員(ジョン・キューザック)
マーリー 謎の女性(レイチェル・ワイズ)
ランキン・フィッチ 銃器メーカーの弁護士(ジーン・ハックマン)
ローア 原告の弁護士(ダスティン・ホフマン)
ジェイコブ 犠牲者(ディラン・マクダーモット)
ヘレーラ 陪審員(ダイハード4の捜査官)

 ジェイコブと言う男性が銃撃されて死亡する。
 2年後。未亡人セレステが銃器メーカーに裁判を起こし、弁護士ローアが担当。
一方、銃器メーカー側はフィッチ率いるチームが対応。
彼らは陪審員候補を徹底的に調べ、有利な者を選択させる。
ニコラスら想定外の陪審員については調べあげて、
場合によっては買収を持ちかけるのだ。
 そんな中、フィッチとローアの双方に、
マーリーと言う女性が評決を売ると持ちかける。
一方、未知数のニコラスが陪審員たちに影響を及ぼしていると知る。
ニコラスが各地で銃関連の訴訟に関わっていると知ったフィッチは、
マーリーに金を渡そうと考える。
 マーリーは襲撃を受けるが反撃し、フィッチへの要求額を釣り上げる。
観念したフィッチは送金する。だが、その直後にマーリーの素性に気付く。
銃撃事件で娘を亡くした女性の姉妹がマーリー。
その同級生である恋人がニコラスだった。
裁判では、フィッチが仕切って町がつぶされたのだ。
フィッチは送金を止めようとするが手遅れ。
裁判では原告の要求が認められ、銃器メーカーに賠償が求められる。
呆然とするフィッチの前に現れたニコラスらは、
上告しても送金記録を公表すればおしまいだと警告するのだった。

 と言う訳で、ジョン・グリシャム原作の法廷もの。
乱射事件で夫を殺された女性が、銃会社を訴える事に。
弁護士のダスティン・ホフマンは、凄腕と言うより、正義感の強い中堅と言う印象。
対する銃会社側は、同様の裁判で負けた事がない。
なぜなら、ジーン・ハックマン率いる対策チームがついているから。
彼らは陪審員を調べあげ、不利そうならば外すように要求し、
それでも採用されたら、プライベートの弱みで脅したりするのだ。
今回も楽勝かに思えたが、
陪審員の1人ジョン・キューザックとその恋人レイチェル・ワイズに翻弄される。
彼らは陪審員たちを誘導して、どちらの勝利にも導けると、
双方から金を請求しようとする輩だったのだ。
数ある裁判ものでも新しい展開で面白いんだが、
キューザックらに隠された目的がありそうと序盤に匂わせたのがマイナス。
おかげで、痛快感がちょっと薄まった感じ。
ホフマンとハックマンと言う70年代の名優が対決するのも見所。
冒頭に殺される夫役はノンクレジットのディラン・マクダーモット。
陪審員のジェニファー・ビールスなんかより印象に残る。
コメント
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