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映画を見た時の感想を入れときます

2014/11/21 「めぐりあう時間たち」

2014-11-21 00:00:00 | 日記
めぐりあう時間たち(2002年米英)

[1923年]
バージニア・ウルフ 作家(ニコール・キッドマン)
レナード バージニアの夫
ネッサ バージニアの姉

[1951年]
ローラ (ジュリアン・ムーア)
ダン ローラの夫(ジョン・C・ライリー)
リッチー ローラの息子

[2001年]
クラリッサ (メリル・ストリープ)
リチャード 作家。クラリッサの元恋人(エド・ハリス)
サリー クラリッサと同居
ルイス リチャードの恋人(ジェフ・ダニエルズ)
ジュリア クラリッサの娘(クレア・デインズ)

 1941年英国。
「ダロウェイ夫人」で知られる作家バージニア・ウルフは、
夫レナードに遺書を遺して入水自殺する。
 1923年英国。バージニアはダロウェイ夫人に取り組んでいた。
田舎町の生活に耐えられずロンドンへ行こうとするが、レナードが引き止める。
執筆を再開するが、
誰かの命を際立たせるためには、誰かが死ななければならないと言う。
 1951年ロサンゼルス。ダロウェイ夫人を愛読書とするローラは、
夫ダンとの幸せな家族を築いていると思われていた。
誕生日であるダンの為に、息子リッチーとケーキを作るが、うまく行かない。
たまらず、リッチーを預けて遠くへ行こうとするが、思い止まって舞い戻る。
 2001年。ダロウェイ夫人と言われるクラリッサは、
元恋人リチャードが作家の賞を受賞した為、パーティの用意をしていた。
エイズで余命わずかのリチャードは、
クラリッサを満足させる為に生きてきた気がすると言う。
だが、もう行かせてくれと、窓から飛び降りてしまう。
リチャードの死を知り、その母ローラがかけつける。
ローラは、リチャードがその小説で母を死なせた事を知っており、
子供を見捨てた最低の母と自覚していた。
自分の居場所が見つからず死のうとしたが、結局2人の子供を置いて家を出た。
ローラは死ぬより生きる事を選んだのだ。
 バージニアが夫レナードに遺した遺書には、
私たちの間には愛と時間があると書かれていた。

 と言う訳で、二コール・キッドマンがアカデミー賞を受賞した作品。
二コールは後に自殺する作家バージニア・ウルフに扮し、「ダロウェイ夫人」を執筆。
「ダロウェイ夫人」を読むジュリアン・ムーアは、
夫と幸せな生活を送るが、何かが違うと感じていた。
ダロウェイ夫人とあだなされるメリル・ストリープは、
エイズにむしばまれた恋人エド・ハリスに献身的に接していた。
3大女優共演だが、登場するのはいずれも別の時代。
それぞれ影を抱えていると言う共通点はあれど、3つの時代が絡む事はほぼない。
影の方も、メリルは比較的わかりやすいが、
二コールとジュリアンは何悩んでるんすかと言う印象。
終盤に2つの時代がちょっとだけ絡むシーンがあり、
安易なサスペンスの落ちみたいだけど、ちょっと安心したくらいです。

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