２０２２／０７／１８ 「キャッシュトラック」

「キャッシュトラック」

パトリック・ヒル　通称Ｈ。警備員（ジェイソン・ステイサム）
ブレット　Ｈの同僚。警備員のリーダー
デイヴ　Ｈの同僚（ジョシュ・ハートネット）
デイナ　Ｈの同僚
ジャック　強盗のリーダー（ジェフリー・ドノバン）
ジャン　強盗　（スコット・イーストウッド）
古株のＦＢＩ　（アンディ・ガルシア）

起：警備員になったＨは、強盗事件の対応で活躍する。
承：実は強盗に息子を殺されたＨは、犯人に復讐しようとしていた。
転：一味が大きな強盗を決行する。
結：一味は自滅し、Ｈは息子の仇ジャンを倒す。

　警備会社に、新しい警備員としてＨが加わる。
彼は別の警備会社に働いていたが、その会社は倒産したと言う。
Ｈはテストを受け、難はあったが、ギリギリで合格。
リーダー格のブレットやデイヴと組んで警備にあたる。
だがＨは、同僚との関係に距離を置く。
　Ｈらは１万ドルを運ぶ事に。
強盗に襲われるが、Ｈは手際よく一味を射殺する。
　Ｈは強盗６人を倒したが自身は無傷だったとして、ＦＢＩの取り調べを受ける。
テストでは平均の才能だったが、今回の射撃は適格である点も不思議だ。
古株のＦＢＩはＨの正体と目的に気付いていたが、そのままやらせる事にする。

　３か月後。再び現金輸送車が襲撃を受けるが、一味はＨを見ると驚いて退散。
ブレットは不審に思い、デイヴはＨの素性を怪しんでいたと話す。
　Ｈは同僚のデイナと親しくなるが、彼女が大金を持っている事に気付く。
デイナは不正に手に入れた事を認めるが、強盗とは関係ないようだ。
　５か月前。Ｈは、部下から輸送車襲撃の計画を聞かされる。
頼まれて現場付近を確認するが、強盗一味に遭遇。
一緒にいた息子ダギーが射殺され、Ｈも撃たれる。
　３週間後。昏睡状態だったＨの意識が戻るが、ダギーが死んだと知らされる。
　Ｈは古株のＦＢＩと接触。リストを渡して、この連中は好きにしていいと告げる。
　実はＨは組織のボスで、
強盗一味を探させるが見付からず、捜索から手を引く事にする。
　Ｈは密かに便利屋に頼み、ニセの身分証を入手。警備員としての経歴も偽装。
ダギーの検死報告書も入手する。
そして、Ｈは警備員となった。。

　軍曹のジャックをリーダーに、軍隊時代の仲間が集まっていた。
彼らは豪邸を襲ったが分け前は少なく、現金輸送車を狙う事に。
内部に協力者がいると言う。
　作戦は決行されるが、ジャンが警備員を射殺してしまう。
ジャンは、さらに目撃したダギーも射殺。かけつけたＨも撃ったのだ。
　５か月後。ジャックは仲間を集め、新たな強盗を計画する。
現金輸送車を車庫ごといただくと言うもで、総額１億６０００万ドルにはなると言う。

　その日。ブレットはＨに、強盗計画に荷担していると告白。
生き延びたければ協力しろと告げる。
　ブレットが一味と合流。一味はＨに手枷を付ける。
輸送車に隠れて一味は車庫へ侵入。警備員を脅して檻へ閉じ込める。
警報が鳴り、かけつけた警備員と一味が撃ち合いに。
　警報によってＳＷＡＴが急行しており、
一味としてはそれまでに脱出しなくてはならない。
　手枷を外したＨは反撃を開始。
檻に捕らわれていたデイヴらを解放する。
一方、ブレットは仲間のディナらを射殺。デイヴもやられる。
生き残った一味とブレットが退散。警察が追跡する。
　一味の逃げ道は、図面に書かれていない地下トンネルだった。
ジャンは負傷したジャックを始末。ジャンとブレットは、
用意したバギーに現金袋を積んで移動。ジャンはブレットも射殺する。
警察は一味を見失った。地下トンネルに逃げたのは明らかだが、出口が多すぎるのだ。
　家に戻ったジャンは、携帯が鳴っている事に気付く。
現金袋の中に携帯が忍ばせてあったのだ。
それで場所を突き止めたＨが現れる。
ジャンは金で解決しようとするが、Ｈは断り、ダギーの検死報告書を見せる。
Ｈは息子と同じ場所を撃ち、最後にジャンの心臓を撃って射殺する。
　Ｈは退散。古株のＦＢＩに、もう終わったと告げるのだった。

　と言う訳で、ジェイソン・ステイサム主演のアクション。
監督はジェイソンと何度も組んでるガイ・リッチー。
警備会社に就職したジェイソンは強盗事件に遭遇するが、
一味を凄腕で倒してしまう。
実はジェイソンは、息子を殺されたギャングのボスで
復讐しようと自ら警備会社に潜入したのだ。
ここまでは、ブロンソンぽい復讐劇で面白そう。
（別にボスである必要はない気がするけど）
強盗一味にはジェフリー・ドノバン、スコット・イーストウッドなんてメンツがいて
後半はそちらの描写に尺を取っていて、
主人公のジェイソンがあまり出てこなくなってしまう。
警備会社の同僚にはジョシュ・ハートネットがいて
彼はいわくありげだったけど、結局何もなくて拍子抜け。
ここらへんの配分をうまくすれば、もう少し面白かったと思う。