海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

富岡製糸工場

2014-04-27 | ただの雑感
去年11月、群馬県での会議に出席した時、富岡製糸工場を案内してもらった。

事務局は世界遺産登録を目指して一生懸命説明をしてくれ、
鎌倉が落選したので、富岡製糸工場も難しいのではないかと不安も口にしていた。

世界遺産登録に向けて、群馬県民、市民の熱意が伝わってきた。

工場にはボランティアガイドが大勢いて、熱心な説明からは
この旧工場が存在していることへの誇りを感じた。


平日でもあり比較的静かに見学することができたが、
これからは、そうもいかなくなるかもしれない。


煉瓦の積み方に特徴があり、フランス積みという工法で建設され、
建設当時とほとんど狂いがないと説明を受けたように記憶している。


工場の中は当時と全く同じく製糸機械が保存されていた。
驚いたことにそれらは現在も稼働できるらしい。


「これはすごい、世界遺産に登録されるでしょう」
「いやいや、鎌倉が落選したから分からなくなってきましたよ」
「鎌倉と違い観光地化していないし、施設の保存状態もありのままですよ」
こんな会話を交わしながら短時間で主な施設を案内してもらった。


旧診療所も残っていた。

その他の施設が、ほとんど当時のままで保存されているのである。

世界文化遺産への登録勧告の報道を見たとき、
同じ仕事をした群馬県の事務局の人達の喜びが見えるようであり、
わずか半年前の視察であったが、懐かしくよい想い出が甦りました。
コメント
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