海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

恒例の儀式、年一回の鰻の日

2019-09-23 | グルメ
年に一回だけ鰻を食べることにしている

ここ数年この食事が我が家の儀式である、このために364日は鰻は食べないと決めている。

大袈裟かもしれないが、絶滅危惧種のような食材が、スーパーで売られているのが不思議でしょうがないと思い始めて数年目。

スーパーだから安く手に入るかと思えばそれなりに高価な食材であり、何回か買うのを我慢すれば専門店で食べるのが美味しいと考えるようになった。

鎌倉由比ヶ浜通りを歩いて、老舗うなぎ店にたどり着く
  


一年間我慢して、溢れる期待感を抑えて予約している〇〇ですと声をかけて、二階に案内される。

この空間が老舗の雰囲気である


二人でビールをいただきながら、予約しているうな重を待つ。
この店は、予約しないと配膳されるまでかなりの時間がかかる、注文を受けてから捌くらしい。

鎌倉彫のお重


ふたを開けると、何とも美味そう、いや実に美味しい!


「お重が鎌倉彫なのがいいですね」「彫細工が浅くなると彫入れするんですよ」ええっ?「掘り終わると塗りをして半年は使えないのです」、なんとも丁寧な仕事である。

そんな話を聞かせてもらうと、うな重も決して高くないと思う。まして一年に一回である。

思い切り贅沢に白焼きも


もう一つ小生の大好きな柳川鍋も、これは今でこそ珍重されるが、子供の頃は田圃を巡り歩いて網ですくったドジョウを、母が卵でとじて料理してくれた貴重なタンパク源だった。

懐かしい味がするけど、現代では贅沢?


贅沢しすぎたかな? それにしてもいい鰻料理である。
箸を入れるとなんの抵抗感もなく、うなぎがすーっと切れるのである。

小雨の帰り道、六地蔵を外国の観光客が見入っていた


この鰻料理店はゆっくりと時空間を歩いてきたのだろう、昔は出前が忙しくいろんな方々に贔屓にしてもらったらしい。
多分多くの文学者や有名人の注文が多かったろう。

近年、観光客が増えてからは来店客の対応で手いっぱい、昔のような具合には行かなくなったらしい。

そんなことを思いながら食べたミシュラン一つ星を獲得した老舗うなぎ料理店は、いろんな美味しさを味わうことができて、大満足で今年の儀式を終えることができました。


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