レジェンド

ついに葛西紀明選手がメダルを手にした
海外ではレジェンド葛西として有名だったとは知らなかったのです。

最も知る限り２０年以上前からジャンプ競技には
いつも葛西選手の名前が出ていて、まだ飛んでいるのだなあと思っていた。

やはり、ワールドカップの優勝は「日本人が優勝したのだなあ」と
さらりと見ていたが、４１歳の選手だったとは全く思わなかった。

葛西選手はいつも、大会に出場しているから一般人である私には、
ごく自然にベテランジャンパーに見えていたが、
世界のジャンパーのレジェンドと呼ばれていたとは、自分の認識不足が恥ずかしい。

葛西選手が４１歳ということは、１９７２年生まれで、
冬季札幌オリンピックが開催された年である。

札幌オリンピックでは笠谷選手が金メダル、さらに銀メダル、
そして銅メダルも日本選手が独占して、日の丸飛行隊という愛称が
新聞や報道番組を独占し、国民の誇りが高揚していたのが懐かしい。

日本で２回目に開催されたオリンピックでは、
選手の一人であった葛西という名前を憶えている。
出場しなかったのは、不振で控えにまわったのかと思っていた。

怪我で出場できなかったことを知らなかった。

日本で最初に開催されたオリンピック年に生まれ、
日の丸飛行隊の再現を目の当りにした悔しさが、十分すぎるほど理解できた。

世界に誇れる価値ある銀メダル！
同僚は、レポーターや解説者としてテレビに出ているが、
彼らとは全く異なる人生を選択して、
レジェンドと呼ばれるまでに鍛錬できたことに、心から敬意を感じます。


おめでとう葛西選手、勝手な願いであるが、４年後のオリンピックにも出場して
レジェンドのその先を見せて欲しいと思います。

勝手なお願いで申し訳ありませんが、感動しました、頑張ってください。