平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

七重苦の韓国

2007-06-01 10:58:25 | Weblog
 北朝鮮だけでなく、韓国を含めた朝鮮半島が崩壊の危機に瀕しています。北朝鮮は金総書記の健康不安説が流れ、6カ国協議に連なる各国は、虎視眈々と体制崩壊後を睨んでいます。しかし、この中で韓国だけは、特別な位置付けを余儀なくされています。それは、韓国そのものが七重苦に晒されているからです。

 韓国の経済は、株の最高値を更新して続伸しているように見えますが、実際はバブル状態が続いているだけです。国民が多重に借金して買っている株は、外国の投資グループが売り抜けたものを国が買い支えている状態。このように、実体が伴っていないので、そろそろバブルは弾けると予想されています。また、ウォンが高くて輸出産業は赤字(4月だけで19億ドルの赤字)。組合が強過ぎる影響で人件費が高騰し、結果的に物価が日本以上に高騰。土地バブルも重なり、産業が空洞化。体力のある企業と金持ちは外国へ逃げるが勝ち。さらに、97年の通貨危機で生じた、日本への借金返済が今年。対して、ロシアへ貸した金は現物支給での返済を要求される始末。このように韓国は本来、北朝鮮に援助する余裕などはないのです。

 北朝鮮の核に端を発した6カ国協議ですが、拉致を優先課題とする日本以外の思惑は別の所にあります。それは、北朝鮮崩壊後の半島利権の獲得です。北朝鮮は金がないので開発していませんが、地下資源国として魅力があるのです。ロシアは北に対する債務が盾ですが、港が欲しいので国土の割譲も要求するはずです。また、中国は共産党の影響力で、まず北を支配して南下政策を実行し、韓国もやがて併合する。まあ、昔の宗主国に戻る訳ですが。韓国は民族の融和政策で北を懐柔。アメリカと日本は、韓国に北が吸収する形での、債務放棄と引き替えの開発権利の獲得が狙い。

 このように、朝鮮半島は大国の餌食でしかありませんが、問題は発生するであろう大量の難民対策です。利権は欲しいが難民には関わりたくない。そんな本音が、朝鮮半島を押しつけ合う形での駆け引きともなっているのです。誰一人として積極的に介入して解決しようとしないのは、トランプでババを引かない心理と同じです。

 韓国は意外な事に、在日朝鮮の民団に資金を提供しています。これは、在日による反日工作への見返りと考えられますが、本音としては打ち切りたいと思っているのです。日本が地道に国際貢献を積み重ねて信用を増したため、慰安婦問題などで脅して日本から資金を引き出すという手法が通じなくなったからです。韓国に対しては、中国がするように宗主国として毅然と突き放すのが最良と日本人は理解しました。10年前の通貨危機の時に日本が助けた事に感謝もせず、ひたすら反日の国策を取ってきた韓国は、その高い代償を払う時期に来ているのです。反日教育に対する反省の弁、竹島の日本領を認める声明、慰安婦問題の捏造を認める声明、大統領に対する日本国民の要求は厳しいですよ。

     エフライム工房 平御幸
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