桜花賞はルメール騎手が先手を取れず、切れ味で劣るメジャーエンブレムには勝ち目のない競馬を強いられました。メジャーエンブレムをマークしたシンハライトの池添騎手は完璧なレースをしましたが、シンハライトをマークしていたデムーロ騎手に出し抜けを食らった格好です。ここ一番のデムーロの度胸がルメールには欲しい。昨年の皐月賞でサトノクラウンを下げて失敗してから、ルメールは下げて失敗続き。来週のサトノダイヤモンドも不安になります (-_-;)
豊橋の試聴会に向けて、読者が数名がホタル基板のアンプを作るので、2SK241という小型MOS-FETを2段目に使ったアンプの基板を作り直しています。昨年の大阪試聴会で僕が作ったのを少し鳴らしましたが、今回はホタル基板の電源を組み込んでいます。
それで、ついでというか、HA-7700の電源をテストするアンプ基板も新規で作りました。設計は2年前ですが、実際に制作するのは初めて。テスト用なので、円が楕円に印刷される僕のプリンタで、感光基板に回路パターンを焼き付けるネガを作り、無事に制作完了。と思ったら、どうもパターンが逆みたい。パーツ面から見て、左に入力、右に出力、となるようにすると、プラス電源が下になってしまう orz
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c0/ecd4b52de628ec59810a0cdc69228ece.jpg)
久保田式アンプ改 基板
もっとも、上下が逆でもパーツは装着できるので問題はないのですが、読者の一人に正しい向きで印刷してもらっています。作りたい人はこちらを使ってもらいます。
HA-7700の定電圧電源は±37Vなので、僕が作ってきたアンプ基板の±24V制限を超えてしまいます。初段の2SJ74の耐圧が低く、24Vが限界なのです。それで、初段を2段重ねるカスコード接続で耐圧を稼ぐ回路にしました。基本は『MJ無線と実験 99年3月号』の窪田式オールFETプリメインアンプのパワーアンプ部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a8/dca2faf5054df9c6bfa6ef2634c56f39.png)
パーツ面から(左右、裏表が逆だった orz)
向きを逆にすると2SK213と2SJ76は取り付けられるがヒートシンクが付けられない
図を見れば分かりますが、今までに制作してきたミニアンプの初段を重ね、さらにプラスで動作する2SK170を上に配した上下対称となっています。このような上下の対称で出来ている回路をダイアモンド回路とか呼ぶ人がいます。
2段目(プリドライバー段)は今までの作動増幅ではなく、東芝の中出力MOS-FETである2SK2013と2SJ313を使った上下対称の回路。終段のパワーMOSを駆動するドライバー段は、日立の2SK213と2SJ76による上下対称。普通のアンプなら、ここまでで立派にパワーアンプとして成立しますが、氏の設計は欲張って、もう1段増やしてあります。
このようなドライバー段の前にプリドライバー段を置く4段構成のアンプと、プリドライバー段を持たない3段構成のアンプの違いは明白ではなく、日立でもHMA-9500は3段構成。マイナーチェンジのHMA-9500Ⅱは4段構成となっています。普通に聴いて違いは分かりません (;´Д`)
ということで、今回のテストは終段のパワーMOSを省いて、小出力アンプとして使うことにしました。テストなので異常音が出るかもしれず、大きな音を出す大出力パワー段は邪魔なだけですし。
この基板で本格的なアンプを作る場合、終段のMOS-FETは東芝の2SK405/2SJ115が端子の配列(左からゲート、ドレイン、ソース)に合います。クリスタルガラスの音がすると言われる繊細な石です。日立の2SK1056/2SJ160は中出力MOSの2SK213/2SJ76の大出力タイプですが、ソースが真ん中でドレインが右になるので、配線をクロスさせる必要があります。
窪田氏のオリジナルが東芝の2SK1529/2Sj200で、これは2SK405/2SJ115の後継機種なのでこうなったのです。2SK1529/2Sj200より1世代前の2SK405/2SJ115の方が良い音とされています。ソニーやフィリップスのアンプは2SK1529/2Sj200で、サンスイは2SK405/2SJ115にこだわっていました。日立のHA-007も2SK405/2SJ115ですが繊細です。
エフライム工房 平御幸
豊橋の試聴会に向けて、読者が数名がホタル基板のアンプを作るので、2SK241という小型MOS-FETを2段目に使ったアンプの基板を作り直しています。昨年の大阪試聴会で僕が作ったのを少し鳴らしましたが、今回はホタル基板の電源を組み込んでいます。
それで、ついでというか、HA-7700の電源をテストするアンプ基板も新規で作りました。設計は2年前ですが、実際に制作するのは初めて。テスト用なので、円が楕円に印刷される僕のプリンタで、感光基板に回路パターンを焼き付けるネガを作り、無事に制作完了。と思ったら、どうもパターンが逆みたい。パーツ面から見て、左に入力、右に出力、となるようにすると、プラス電源が下になってしまう orz
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c0/ecd4b52de628ec59810a0cdc69228ece.jpg)
久保田式アンプ改 基板
もっとも、上下が逆でもパーツは装着できるので問題はないのですが、読者の一人に正しい向きで印刷してもらっています。作りたい人はこちらを使ってもらいます。
HA-7700の定電圧電源は±37Vなので、僕が作ってきたアンプ基板の±24V制限を超えてしまいます。初段の2SJ74の耐圧が低く、24Vが限界なのです。それで、初段を2段重ねるカスコード接続で耐圧を稼ぐ回路にしました。基本は『MJ無線と実験 99年3月号』の窪田式オールFETプリメインアンプのパワーアンプ部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a8/dca2faf5054df9c6bfa6ef2634c56f39.png)
パーツ面から(左右、裏表が逆だった orz)
向きを逆にすると2SK213と2SJ76は取り付けられるがヒートシンクが付けられない
図を見れば分かりますが、今までに制作してきたミニアンプの初段を重ね、さらにプラスで動作する2SK170を上に配した上下対称となっています。このような上下の対称で出来ている回路をダイアモンド回路とか呼ぶ人がいます。
2段目(プリドライバー段)は今までの作動増幅ではなく、東芝の中出力MOS-FETである2SK2013と2SJ313を使った上下対称の回路。終段のパワーMOSを駆動するドライバー段は、日立の2SK213と2SJ76による上下対称。普通のアンプなら、ここまでで立派にパワーアンプとして成立しますが、氏の設計は欲張って、もう1段増やしてあります。
このようなドライバー段の前にプリドライバー段を置く4段構成のアンプと、プリドライバー段を持たない3段構成のアンプの違いは明白ではなく、日立でもHMA-9500は3段構成。マイナーチェンジのHMA-9500Ⅱは4段構成となっています。普通に聴いて違いは分かりません (;´Д`)
ということで、今回のテストは終段のパワーMOSを省いて、小出力アンプとして使うことにしました。テストなので異常音が出るかもしれず、大きな音を出す大出力パワー段は邪魔なだけですし。
この基板で本格的なアンプを作る場合、終段のMOS-FETは東芝の2SK405/2SJ115が端子の配列(左からゲート、ドレイン、ソース)に合います。クリスタルガラスの音がすると言われる繊細な石です。日立の2SK1056/2SJ160は中出力MOSの2SK213/2SJ76の大出力タイプですが、ソースが真ん中でドレインが右になるので、配線をクロスさせる必要があります。
窪田氏のオリジナルが東芝の2SK1529/2Sj200で、これは2SK405/2SJ115の後継機種なのでこうなったのです。2SK1529/2Sj200より1世代前の2SK405/2SJ115の方が良い音とされています。ソニーやフィリップスのアンプは2SK1529/2Sj200で、サンスイは2SK405/2SJ115にこだわっていました。日立のHA-007も2SK405/2SJ115ですが繊細です。
エフライム工房 平御幸