平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ヴェトナム料理

2009-06-17 20:03:34 | Weblog
 読者からスピーカー製作のリクエストがあったので、渋谷の東急ハンズに板を切ってもらいに行きました。弟子のスピーカーのデザインが良かったので、僕はすっかりスピーカー屋さんです ホルホルホル。

 ところが、混んでいたのでカット待ち時間が結構あり、それで昼食を食べることにしました。ハンズの周りは結構猥雑なのですが、ちょうど裏手にヴェトナム料理の店がありました。お店の名前はホァングン(Hoang Ngan)です。

 

 昼食コースは680円と均一なので、即座に安いと思い決めました。店内は薄暗く、悪く言うとボロ隠し的な感じです。

 ヴェトナム料理というと、僕はコージー清川工場のトリちゃんを思い出します。年齢は二十歳そこそこ(01年当時)ですが、おそらく高校中退でコージーに派遣で入り、コージーのヴェトナムの女の子としてはお姉さん格です。このトリちゃんが、自分の背丈の半分はあろうかというバターナイフ(包丁)を振りかざしている様は、コージーの社員よりも誰よりも様になっています。

 もしも、ケーキ職人の間で職人選択のドラフト会議があったとしたら、僕はトリちゃんを迷わずに一位指名します。それほど、職人としての才能が全身から漲(みなぎ)っていたのです。トリちゃんを職人として育てるのにⅠ千万円払っても、5千万円のリターンは期待できるのです。もちろん、ケーキ職人に限定した話ではなく、パン職人でもパティシエでも同じです。世の金を持っている人間は、こういう才能に投資するということを知らない馬鹿ばかりですね。

 そのトリちゃんですが、お昼にはお弁当を持参します。他のヴェトナムの女の子は面倒なのか食券を貰って食堂の定食です。そうすると、トリちゃんのお弁当からよい香りが漂ってくるのですね。魚を焼いたものから匂ってくるようです。あの香り、それが今回のヴェトナム料理店にはありませんでした。ハーブを使った料理のどれも、香りが調和していなくてバラバラな感じを受けました。もっとも、焼き魚はありませんでしたが。

 僕が注文したのはフォー(米の麺)のウドンとチャーハンのセット。食後には蓮のお茶(200円)を頂きましたが、その頃にヴェトナム人の女子大生が仲間(日本人4人)を連れてきてワイワイガヤガヤ。その時になって初めて、唐辛子やニンニクの調味料をフォーに掛けて食べるのだと知りました。僕は横目で右隣のグループを観ていたのです。反対側の隣では、女の子の二人連れが僕と同じメニューを食べはじめていましたが、やはり調味料のことは知らずに出されたまま食べていました。もちろん、唐辛子オイルのことは教えて上げましたが、各テーブルに備えられていないのは疑問です。





 ということで、男性のスタッフは日本語が出来ないこともあってサービスはイマイチでしたが、値段は安いし、そこそこ美味しいのでお薦めです。でも、誰かトリちゃんにお金出してくれないかなぁ、と思うことしきりの味でしたね。

     エフライム工房 平御幸
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