平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

世紀の名演奏

2011-07-02 02:08:05 | 芸術
 6月14日のミカエル改良型は、古い読者である蒲郡の真央らぶさんの所に届けられました。でもSNSで、留守の間にお婆ちゃんが民謡をかけているとの日記。そのお婆ちゃんの評価ですが、「音が凄く柔らかい。初めてこの曲が柔らかく聞こえた」とありました ホルホル。

 年を取ると耳が悪くなるものですが、うちの大家さんもそうですが、ナジェか僕が作るスピーカーをベタ褒めします。余り褒められるので、仕方なく作ることを口約束。弟子に言わせれば、「注文してから何ヶ月も待たされるあのスピーカー工場」らしいですが、大家さんのところに届くのは何時になるやら。

 蒲郡のお婆ちゃんが褒めたミカエルは、女性でも動かすことができるように軽く作ってあります。側板は13ミリ厚の桐の集成材で軽く、音道も12ミリと薄くなっています。僕の読者は女性が多いので、必然的に軽く作らなくてはなりません。でも、音は妥協できませんから、僕が聴いて良い音だと判断したものだけ届けるようにしています。

 いわゆるオーディオというものは趣味の世界ですが、僕は旦那の趣味が奥さんを喜ばせないとダメだと思っています。世界平和の根幹は家庭の平和なのですから、奥さんを納得させられない音では、いくら金をかけようが良い音ではないのです。だから、僕のスピーカーが家庭内の幸福に寄与することが、僕に取っての最大の幸福となるのです。

 このような考えを突き詰めていけば、スピーカーはやがて外に出て、学校や老人ホームや施設で活躍するようになります。もちろん、震災の避難先の施設も該当します。この目的のために、前回に書いたロボットさん型のガブリエルは適しているのです。ロボットさん型スピーカーと聞いて、すぐに小学校などでの上映会を連想した人は霊格が高いのです。

 ロボット型のスピーカーというと、長岡鉄男氏がザルドスという電球が光るタイプを製作しています。大パワーの時に豆電球が光るように設計されているのです。ザルドスとは、ショーン・コネリー主演の1974年のイギリスのSF映画ですが、氏はこの映画の中に登場する巨大な顔に似せているのです。何とも遊び心が豊かと言うか…。

 最近落札した別冊FM FANの中に、このザルドスの制作記事がありました。懐かしいですね。僕は、丸型のフレームを持つフルレンジとホーントゥイーターで、ラピュタのロボットさんの顔を表現したいと思っていました。これに、ロボットさんのようにピカピカ光るインジケーターを加えたいと思っていたので、ザルドスは実に参考になります。

 海外製の高価なオーディオシステムを構築して悦に入るというのは、長岡氏もそう思っていたようが、僕もオーディオの本質を外れた成金趣味だと思っています。だって、分解して中身を見たら、高価なことの理由が見つからないのですから。よく分からない馬鹿がネームヴァリューだけで海外製品を有難がるのです。ちゃんと中身を調べて、高価であることの必然性を検証しろと…。JBLなんかでも使っているコンデンサーは酷いものでした。

 名古屋での試聴会の時に、僕が作ったアンプが長岡氏絶賛の日立のHMA9500Ⅱに引けを取りませんでした。僕が「僕のアンプのほうが柔らかいと思う」と呟いたときに、少なくない人数の頷きがあったような気がします。もっとも、2時間経てば、HMA9500Ⅱは本領発期して、演奏者の位置関係や聴衆のざわめきなど、得も言われぬ微妙な表現を醸しだしたと思います。僕のアンプでは、電源が弱いのでそこまで至らないのです。

 ここからは、試聴会前日の僕のアンプでのスーパーケルビム。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(84年録音)を松戸の読者と聴いたのですが、酒が入っていたこともあってこれが絶品で、まさに世紀の名演奏と言うにふさわしい。第一楽章の12分頃のピアノ~ピアニッシモが続くパートで、アンネ・ゾフィー・ムターの弾くヴァイオリンが実に繊細で瑞々しい。

 ムターといえば、二の腕が太くなって力任せにバッハのヴァイオリン協奏曲を弾くというおばさんのイメージしか無かったので、実に新鮮な驚き。若い時のムターは美人でチャーミングじゃないですか。どこでどう間違ったのだろうと小一時間 orz。それはともかくとして、この盤はカラヤンとベルリン・フィルの黄金のコンビにムターも加わった逸品。

 ムターは指揮者として弾き振りもこなし、指揮をするようになってから音楽の解釈もいっそう深くなったようですね。モーツァルトを俳句にたとえて、行間を読む必要があると述べているのは興味深いです。行間を読む必要があるのは、僕の古代史でも同じですけど。

      エフライム工房 平御幸
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