今回の問題は、『トマス福音書』と『マリアによる福音書』をどう読むかという命題と同じです。
『トマス福音書』114
シモン・ペテロが彼らに言った。「マリハムはわたしたちのもとから去った方がよい。女たちは命に値しないからである」。イエスは言われた。「見よ、私は彼女を天の国へ導くであろう。私が彼女を男性にするために、彼女もまた、あなたがた男たちに似る生ける霊になるために。なぜなら、どの女たちも、彼女らが自分を男性にするならば、天の国に入るであろうから」
『マリアによる福音書』10
アンデレが答えて兄弟たちと姉妹たちに話しかけた、「彼女が語った事柄について、あなたがたに言いたいことがあれば、言うがよい。わたしに関する限り、救済者がこのようなことを言ったとは信じられない。これらの教えはなじみのない考え方である」
ペトロが答えて、同じような懸念を持ち出した。彼は救済者について彼らに尋ねた、「あの方がわたしたちには隠れて内密に女と話したのか。わたしたちのほうが向きを変えて、彼女に聴くことになるのか。あの方は、わたしたちをとびこえて彼女を選んだのか」
レビが答えて、ペトロに言った、「ペトロよ、あなたは前々から怒りっぽい人だ。いまわたしには、あなたはまるで敵対者にたいするようにこの女性に議論をしかけている。もし救済者が彼女を価値ある人としたのであれば、彼女を拒否するあなたはいったい何者なのか」
ここに書かれていることは、バチカンの地下に眠るとされるペテロの、強烈な女性蔑視と、マリアに対する嫉妬心と憎悪です。ペテロと同じく、ペテロの兄弟とされるアンデレもまた、マリアをよく思っていない。そして、マタイと呼ばれた祭司レビ人がマリアを弁護しています。ここが肝心。
マグダラのマリアは日本の神話で天鈿女命(アメノウズメノミコト)として描かれています。アマテラスから猿田彦に応対するように命じられます。猿は祭司の暗喩なので、この猿田彦が祭司レビのマタイ。そして、天鈿女命は猿女君(さるめのきみ)と呼ばれるようになります。この子孫に、古事記を暗誦した稗田阿礼(ひえだのあれ)がいて、飛鳥氏が書いているように、稗田阿礼は女祭司です。
このように、マタイとマグダラのマリアはペテロたちと決別し、オリジナルの東方教会=エルサレム教団を設立して、後継者は日本までやって来ました。あるいは、マリアたちも長寿で、日本に来る時に生きていたかもしれませんが。
聖書は些細な記述に本当の価値があります。例えば、イエスがローマに渡されたから、キリスト教が西方教会から生まれることになった。同じように、イエスが捕まった時に、ペテロは三度も「イエスを知らない」と言ったことが重大。この言葉で、イエスとペテロは無関係となったのです。要するに、イエスはペテロに神権を委ねず、マリアとマタイの方に神権を与えた。だから、ペテロは絶望し、イエスに逆らう死の樹の十字架を背負う決心をした。地獄に落ちたから、自ら逆さ十字架刑を望んだわけです。
ペテロの殉教 Filippino Lippi
サンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂(Santa Maria del Carmine, Florence)ブランカッチ礼拝堂(Brancacci Chapel)
生命の樹であるイエス磔刑の鏡写しではなく、点対称なので死の樹となる
ペテロに対して「彼女を拒否するあなたはいったい何者なのか」というマタイの言葉は、「あなた=ペテロは悪魔である」と言っているに等しいのです。これが、カソリックが聖書外典を認めない理由でもあります。
バチカンやカソリックが魔女狩したのも、このペテロによるマリア憎しの背景があるからです。マリアは当然ながら霊能力も備えていたはず。だから、ペテロの教会であるカソリックは、徹底的に霊能力のある女を魔女と誹謗して殺したわけです。
ペテロは自らの罪を知り、逆さ十字架にかかることで、悪魔の教会の礎となった。逆さ十字架とは死の樹の事。兄弟のアンデレもまたX字の十字架に架けられ、東ローマ帝国(トルコのコンスタンティノープル)の正教会(ギリシャ正教)の礎となった。こうして、マリアに逆らった二人の兄弟が、西のバチカンと東のコンスタンティノープルの礎となり、その死の樹の世界を支配と戦争と混乱で苦しめてきました。ロシアもギリシャ正教の流れだから、根底にあるのは戦争の残虐さです。
本当の東方教会=エルサレム教団であるマリアとマタイの国とされる日本。イエスが「私が彼女を男性にする」という意味は、女にも神権を与えるという事です。プロテスタントのアメリカで生まれたモルモン教も女性への神権は認めておらず、その夫を通してしか神権を行使できないので、出来るだけ教会の地位の高い男を手に入れようと姉妹(女性会員)はやっきになる。モルモンの結婚している女は、結構ドロドロとした人が多い。結婚する前の何%かは良いのですが (;´Д`)
僕は何度も、次の世界は女性原理の世界になると書いてきました。これは、女性の神権を認めるという意味でもあります。女性は男性と本当の意味で同等となり、女だからと蔑まれることはなくなります。女性と男性は協力して一つの世界を創る。これが元始まりのアダムとイブの再来となる。現在、女性への神権を与える教会はなく、今のところ僕しかイエスの代理にならないのかもしれません。
僕のエフライム工房のSNSは圧倒的に女性が多く、イエスの弟子たちの構成と正反対になっています。エフライム工房はイエスの鏡の世界だから、男女比率が逆になるわけですが、ここから、イエスの時代にも女性の弟子と使徒がいたと分かるのです。
正しい12使徒は、ペテロが抜けてマグダラのマリアが入った構図。レオナルド・ダ・ヴィンチはマリアの重要性を知り、マリアをヨハネに多重的に投影しました。それが最後の晩餐でヨハネが女性的に描かれている理由です。でも、突き詰めるなら、ペテロを外すべきでした。もっとも、そんなことしたら即座にバチカンの手によって抹殺されていたでしょうけど。
イエスが言う「あとの者は先になり、先の者はあとになる(マタイによる福音書20-16)」という言葉は、最初の弟子であるペテロとアンデレに向けたものなのです。当の本人たちは、死んでも気が付かなかったかもしれませんが、イエスは全て見通していた。だから、西方教会のために書かれた、使徒行伝などは読んでいても面白く無いでしょう。実を言うと、僕は使徒行伝や手紙の大半を読んでいないのです。さっさと黙示録に ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
なお、マグダラのマリアの別名はサロメ。これがサルメとして『記紀』に描かれているのです。クイズの答えが出なかった人は反省コメントを書くように (;^ω^)
参考1 バチカンのペテロの墓
潜入調査! バチカン市国の秘密 前編
https://www.youtube.com/watch?v=JTXa5VG9sP8#t=19m30s
ペテロの墓からは骨も発見されている
このバチカン関係者はやぶにらみに尖った悪魔の耳
どこから見てもサタンの眷属です
参考2 神道は女性の神権を認めている (^_^)
太宰府天満宮、16年ぶりに女性の神職が誕生
平御幸(Miyuki.Taira)
『トマス福音書』114
シモン・ペテロが彼らに言った。「マリハムはわたしたちのもとから去った方がよい。女たちは命に値しないからである」。イエスは言われた。「見よ、私は彼女を天の国へ導くであろう。私が彼女を男性にするために、彼女もまた、あなたがた男たちに似る生ける霊になるために。なぜなら、どの女たちも、彼女らが自分を男性にするならば、天の国に入るであろうから」
『マリアによる福音書』10
アンデレが答えて兄弟たちと姉妹たちに話しかけた、「彼女が語った事柄について、あなたがたに言いたいことがあれば、言うがよい。わたしに関する限り、救済者がこのようなことを言ったとは信じられない。これらの教えはなじみのない考え方である」
ペトロが答えて、同じような懸念を持ち出した。彼は救済者について彼らに尋ねた、「あの方がわたしたちには隠れて内密に女と話したのか。わたしたちのほうが向きを変えて、彼女に聴くことになるのか。あの方は、わたしたちをとびこえて彼女を選んだのか」
レビが答えて、ペトロに言った、「ペトロよ、あなたは前々から怒りっぽい人だ。いまわたしには、あなたはまるで敵対者にたいするようにこの女性に議論をしかけている。もし救済者が彼女を価値ある人としたのであれば、彼女を拒否するあなたはいったい何者なのか」
ここに書かれていることは、バチカンの地下に眠るとされるペテロの、強烈な女性蔑視と、マリアに対する嫉妬心と憎悪です。ペテロと同じく、ペテロの兄弟とされるアンデレもまた、マリアをよく思っていない。そして、マタイと呼ばれた祭司レビ人がマリアを弁護しています。ここが肝心。
マグダラのマリアは日本の神話で天鈿女命(アメノウズメノミコト)として描かれています。アマテラスから猿田彦に応対するように命じられます。猿は祭司の暗喩なので、この猿田彦が祭司レビのマタイ。そして、天鈿女命は猿女君(さるめのきみ)と呼ばれるようになります。この子孫に、古事記を暗誦した稗田阿礼(ひえだのあれ)がいて、飛鳥氏が書いているように、稗田阿礼は女祭司です。
このように、マタイとマグダラのマリアはペテロたちと決別し、オリジナルの東方教会=エルサレム教団を設立して、後継者は日本までやって来ました。あるいは、マリアたちも長寿で、日本に来る時に生きていたかもしれませんが。
聖書は些細な記述に本当の価値があります。例えば、イエスがローマに渡されたから、キリスト教が西方教会から生まれることになった。同じように、イエスが捕まった時に、ペテロは三度も「イエスを知らない」と言ったことが重大。この言葉で、イエスとペテロは無関係となったのです。要するに、イエスはペテロに神権を委ねず、マリアとマタイの方に神権を与えた。だから、ペテロは絶望し、イエスに逆らう死の樹の十字架を背負う決心をした。地獄に落ちたから、自ら逆さ十字架刑を望んだわけです。
ペテロの殉教 Filippino Lippi
サンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂(Santa Maria del Carmine, Florence)ブランカッチ礼拝堂(Brancacci Chapel)
生命の樹であるイエス磔刑の鏡写しではなく、点対称なので死の樹となる
ペテロに対して「彼女を拒否するあなたはいったい何者なのか」というマタイの言葉は、「あなた=ペテロは悪魔である」と言っているに等しいのです。これが、カソリックが聖書外典を認めない理由でもあります。
バチカンやカソリックが魔女狩したのも、このペテロによるマリア憎しの背景があるからです。マリアは当然ながら霊能力も備えていたはず。だから、ペテロの教会であるカソリックは、徹底的に霊能力のある女を魔女と誹謗して殺したわけです。
ペテロは自らの罪を知り、逆さ十字架にかかることで、悪魔の教会の礎となった。逆さ十字架とは死の樹の事。兄弟のアンデレもまたX字の十字架に架けられ、東ローマ帝国(トルコのコンスタンティノープル)の正教会(ギリシャ正教)の礎となった。こうして、マリアに逆らった二人の兄弟が、西のバチカンと東のコンスタンティノープルの礎となり、その死の樹の世界を支配と戦争と混乱で苦しめてきました。ロシアもギリシャ正教の流れだから、根底にあるのは戦争の残虐さです。
本当の東方教会=エルサレム教団であるマリアとマタイの国とされる日本。イエスが「私が彼女を男性にする」という意味は、女にも神権を与えるという事です。プロテスタントのアメリカで生まれたモルモン教も女性への神権は認めておらず、その夫を通してしか神権を行使できないので、出来るだけ教会の地位の高い男を手に入れようと姉妹(女性会員)はやっきになる。モルモンの結婚している女は、結構ドロドロとした人が多い。結婚する前の何%かは良いのですが (;´Д`)
僕は何度も、次の世界は女性原理の世界になると書いてきました。これは、女性の神権を認めるという意味でもあります。女性は男性と本当の意味で同等となり、女だからと蔑まれることはなくなります。女性と男性は協力して一つの世界を創る。これが元始まりのアダムとイブの再来となる。現在、女性への神権を与える教会はなく、今のところ僕しかイエスの代理にならないのかもしれません。
僕のエフライム工房のSNSは圧倒的に女性が多く、イエスの弟子たちの構成と正反対になっています。エフライム工房はイエスの鏡の世界だから、男女比率が逆になるわけですが、ここから、イエスの時代にも女性の弟子と使徒がいたと分かるのです。
正しい12使徒は、ペテロが抜けてマグダラのマリアが入った構図。レオナルド・ダ・ヴィンチはマリアの重要性を知り、マリアをヨハネに多重的に投影しました。それが最後の晩餐でヨハネが女性的に描かれている理由です。でも、突き詰めるなら、ペテロを外すべきでした。もっとも、そんなことしたら即座にバチカンの手によって抹殺されていたでしょうけど。
イエスが言う「あとの者は先になり、先の者はあとになる(マタイによる福音書20-16)」という言葉は、最初の弟子であるペテロとアンデレに向けたものなのです。当の本人たちは、死んでも気が付かなかったかもしれませんが、イエスは全て見通していた。だから、西方教会のために書かれた、使徒行伝などは読んでいても面白く無いでしょう。実を言うと、僕は使徒行伝や手紙の大半を読んでいないのです。さっさと黙示録に ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
なお、マグダラのマリアの別名はサロメ。これがサルメとして『記紀』に描かれているのです。クイズの答えが出なかった人は反省コメントを書くように (;^ω^)
参考1 バチカンのペテロの墓
潜入調査! バチカン市国の秘密 前編
https://www.youtube.com/watch?v=JTXa5VG9sP8#t=19m30s
ペテロの墓からは骨も発見されている
このバチカン関係者はやぶにらみに尖った悪魔の耳
どこから見てもサタンの眷属です
参考2 神道は女性の神権を認めている (^_^)
太宰府天満宮、16年ぶりに女性の神職が誕生
平御幸(Miyuki.Taira)