元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

朝ドラ・寅に翼=こだわり「夫婦同姓(選択的夫婦別姓)」「あんこの味」⇒この世で生じた感情は神の記録帳に記録

2024-09-18 14:39:49 | 第2の人生・老後・趣味と勉強

記録された同様の感情はその集合意識が働く

 航一との結婚に際し、なじんできた「佐田」姓を変えることに悩む寅子。結婚後も仕事上では「佐田」を使いたいと桂場に申し出る。しかし当時は絶対的に認められないのだ、桂場は、即脚下。さらに、「なぜそんなにくだらんことにこだわるんだ」と言う桂場に、寅子は「桂場さんにもこだわられるものがありますよね。司法の独立、裁判官の資質、あんこの味。どうしてもこだわりたいことが人にはそれぞれあるんです」と反論。桂場はすぐに「失言だった」とし、「要望は認められんが、今のは君の言うとおりだ」と謝罪した。(あんこの味と夫婦同姓を同一に扱う寅子。このやり取りには、おもしろい。)

 一言で「こだわり」といっても、私の個人的な見解かもしれないが、「こだわり」が歴史を動かしてきたといえると思うのである。一万円札の肖像画に採用された渋沢栄一にしても、彼の「私」ではなく「公益性」というのを常にこだわってきたのであり、フランスの信用の資本主義をモデルに日本独特の公益を重視した資本主義を発展させたともいえる。5千円札、千円札のモデルだけでなく他の歴史上の人物にしてもしかりであり、何らかのこだわりをもって歴史を生きてきたのではないか。

 あんこのこだわりというのは、竹もとの身代を梅子に引き継がせる際の「同じあんこの味が出せるか」という合否の問題であるが、その判定員として裁判所長官にもなった桂場等一郎の合格を得るまでに、梅子がいかに努力を重ねるかということである。そのため、いずれにしても店を引き継ぐのは目に見えている。そう時間はかからないのであり、番組後半ではすし屋を引き継いだ道夫と同じ店を開くという設定になっている。

 しかし、夫婦同姓(夫婦はどちらかの姓をなのる)でなければならないということについては、寅子にとって新しい苗字を名乗るかという選択を迫ることでもあり、寅子は前の自分の人生の生きた証がなくなってしまうと感じる。特に寅子のように裁判官をしていると(その時代は)判決文は新しい苗字で書かなければならず、大問題のように映ったに違いない。このように、寅子夫婦にとって、夫婦のいずれかの姓を名乗るということにいたっては、この寅子の時代だけでは解決できない法改正を伴う問題でもあったのだ。そして、今現在の非常にホットな問題でもある。(⇒夫婦別姓) 実務的には、世論の後押しがあり、国会で議論の上決議を得て法律(案) が承認されて、初めて認められる問題でもあったのである。

 これを魂の次元で考えてみよう。人々の行動、言葉、そしてその時どんな感情をもったかは、神の下にある記録帳に記録されるという。どんな感情も記録されるというのが重要で、その時のプラスの感情だけでなくマイナスの感情も記録されるのである。こだわりの感情は、特に強い感情であるので、特に強調され、例えばゴチック体で記録されるのではないか。そして、あの世に行ったときに、すべてがその人の前で再生され、後悔・反省、いきる勇気が与えられるのです。夫婦の同姓について、実に「悔しい」という寅子の感情が生じたのも、この再生の途中で感じ取られるはずです。

 夫婦同姓の問題は、寅子だけではなく他の人にも、この世で同じ感情をもったものがあるとすると、その感情も記録され、たくさんの同様の感情が記録されることになります。神自体はこの世での行動・言葉や感情に対して、決して良い・悪いの判断・ましては罰は加えないとされていますが(神との対話)、これらの同様の感情の記録がたくさんになると、その集合した意識が働くことになり、この集合意識がなんらかの働きを起こすことになると思われます。それもある場合には、進行方向の後ろにバックすることもありますが、人々の「この世の動き」では、魂が生まれ変りこの世に生を受けた者が、また試行錯誤の上で、必ず前に進んでいくと思われます。その意味では、この世とあの世は、つながっており、いい方向に動いていくことは間違いありません。夫婦同姓の問題も、いずれは別姓も認められることになるはずです。

 前にも申し上げましたが、この世の課題は、この世に生まれ出る前に、自分で自分の人生設計をして、しかもその試練が自分に分からないようにして(忘却)、うまくその人生を解いていくことであるとのことです。このときに、ある人は、神の使命のようなものを与えられてくるものもあるようです。夫婦の同姓・選択的別姓・さらには(完全)別姓の問題も、それを解決してくれる、そんな人物があらわれるかもしれませんね。 

 

 <参考>神との対話(Nウォルシュ著) 生きがいの創造(飯田史彦)

 これらの著書は参考であり、アレンジ等を行ったあくまでも自分の世界観です。


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