松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

穂木採り

2008-03-07 22:21:40 | 復活奮闘日記
そろそろ今年の松山櫨を接ぎ木するための穂木採りをする時期になってきました。
って、普通は2月中には採取しとかなくちゃいけなかったんですが
先月はいろいろ忙しくて、そうこうしているうちに三月になっちまいました。
ちょっと時期的に遅かったんですが、とにかく今のうちに採りに行こうと思って
寺内ダム近くの松山櫨生息地に向かいました。

ちょうど松山櫨の持ち主の息子さんが、
木に張り付いているツタの除去作業の真っ最中。
それを見て、私はほっと安心しました。
手入れをしているってことは、まだしばらく木を切るつもりではないからです。

穂木採りは、ぱぱっと手近なところを数本切って終わり。
ふと土手をみるとウグイスが来てました。



私が近くに来ても逃げなかったのでパチリ。
ウグイスは私に挨拶に来たのかな?と気分も上々に。

ところがその後、穂木を大崎農園に届けると、
「アンタ、あれ二本枯れとったよ。」と後で電話がかかってきました。
げっ!枯れてた?
ちゃんと木にくっついてるのに、枯れてる枝もあるとは思いもよりませんでした。
ていうか、よく見てませんでした。

「それになんね、あれ。なんか細くて柔らかいよ。
一応接げるやろうけどね、あげなヘンな枝ばっかし採ってきてから…。」
文句たらたらです。

しかし確かに思い返したら、櫨の切り株から横に出ていた若枝を採ってきたんですが
あまり元気がなさそうでした。
一番採りやすい場所が一番元気のある枝とは限らないのです。

そんなわけで、もっとちゃんとした枝をとるために、もう一度行くハメになりました。
やっぱりあのウグイスは、私に挨拶しにきたんじゃなくて、警告だったのかも。

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