松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

櫨まつりも終わりに

2008-11-29 21:58:51 | 復活奮闘日記
久留米市山本町の櫨並木での「櫨まつり」もそろそろ終わりになりました。

期間が15日間って長いなぁと思ってましたが、あっというまです。今年は例年と違って天候にも恵まれず、世界的な不況も重なって、いつもなら活況あふれるテント店にとっては厳しいシーズンとなったようです。あの手この手のサービスや接客に慣れている店主たちも、さすがに「来年は店を出すかどうかわからない。」とこぼしていました。

乾太郎窯さん、和仁さん、Kさん、私で開いたお店はなんせ初めてだったので、毎回店番が回ってくるたびに試行錯誤の繰り返し。いろんな反省点は見えて来たものの、来年の話となると、さてさてどうなるもんだか。小さいテント店とはいえ、場所代やテント代、店番する時間の費用を考えると、なかなか商売も難しいもんだなぁと感じました。

当初、櫨並木を歩く人は「和ろうそく」にもっと興味を示すかと思っていましたが、自分が思っていたほど、まだまだ「和ろうそく」は認知されていないのではないかと思いました。通りすがりの人が「和ろうそくやら、ばさろ高かろうが。」と、和ろうそくをまるで金とかダイヤモンドのように表現しているのが聞こえたり、商品を見ているおばちゃんに和ろうそくを薦めると「ろうそくやらいらん。」と言われてテントから出て行かれたこともありました。家族連れのおじいちゃんが和ろうそくに興味を示すと、孫が「こげんずうっと店を見て回って、結局こげなんローソクを買うとげな!」と、おじいちゃんがまるでくだらない品物を選んでるかのごとく言ってたり…。

しかし一方で和ろうそくの炎を既に知っている人や、「珍しいものだから」と即断して買って行く人などがいて、ああやっぱりこの場所でお店を出してよかったなぁと思う一幕もありました。


今年の櫨並木。真っ赤になる前にピークが来てしまいました。それにしても、のぼり旗がなかったら、もっと景観的に美しいと思うんだけどなぁ。

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