『清泉ラファエラ・アカデミア』をご存じだろうか? 清泉女子大が行っている社会人のための生涯学習講座である。「生涯学び続けることで人間は人間であり続けることができる」という信念のもと1993 年に開設されたという。
英語、スペイン語などの語学講座から文学・歴史・美術などの教養講座まで幅広い講座がある。年2回、春期(4月~7月)と秋期(10月~1月)、土曜日に開講される。回数は1回から3回、10回など内容に応じ設定されている。
僕は、この春期、10回講座一つと単発の一日講座三つに参加した。「生涯学び続けたい」とは思いながらも忙しさにかまけて、とんと“学び”とはほど遠い毎日。そんな僕に、この講座は“学び”の大変良いきっかけとなった。必要に迫られ仕事の勉強をするのではなく、まったく仕事とは関係のない、それこそ生きて行くのには必要のないことを勉強するのは、どこか心地良かった。
そんな気付きを与えてくれた『清泉ラファエラ・アカデミア』が、次の秋期講座を最後に活動を休止するという。再開は未定とのこと。僕はこれを講座の最終日に聞き、大きな衝撃を受けた。伝えてくれた先生も同じくショックを受けており、また先生の多くの同僚の方もまだ事実を受け入れられないと言っているそうだ。
今、女子大の経営は厳しい。少子化に加え、女子の共学志向や理系志望の高まりにより、女子大の志望者数減少が続いている。定員割れの女子大も多いと聞く。先般も恵泉女子大の閉校がニュースになっていたが、閉校や共学化により女子大の数はピークの98校(1998年)から2割以上も減っている。
『清泉ラファエラ・アカデミア』の活動休止も経営環境の悪化が一因であろう。土曜日に多くの教職員の方に出勤してもらうのは大きな負担である。受講料は安く、人件費や事務経費を考えると、収支は良くてトントン、いや持ち出しだったかもしれない。このアカデミアの活動は地域連携・社会貢献の一つと位置付けられているが、やはり「他者のために」というキリスト教的ヒューマニズムが根底にある。1993年の開設から30年というのも一つの区切りになったのであろう。今までの関係各位のご努力には本当に頭が下がる思いだ。
ところで、清泉女子大は品川区東五反田にある。JR山手線の五反田駅と大崎駅、都営地下鉄浅草線高輪台駅から、いずれも歩いて10分。清泉女子大にある旧島津家本邸に因み、島津山と呼ばれる高級住宅街の一角である。大きなお屋敷や低層の高級マンションが立ち並ぶ、駐車場の車は外車かLEXUS、そんな町である。
僕のクラスは6名であったが、うち3名はご近所にお住まいの方だった。さすがにどんな家かまでは聞かなかったが、皆、それなりに裕福なお家の方であろう。サンプル数が6では少なすぎるが、『清泉ラファエラ・アカデミア』に通う方には、意識の高い富裕層の方が多いのだと思う。即ち、アカデミア受講生へのアプローチは、優良なターゲット顧客層に繋がるのである。
そこでご提案。富裕層向けビジネスを展開する企業の方、『清泉ラファエラ・アカデミア』の活動再開に向けご支援頂けないだろうか。輸入車、高級ワイン(ワイナリー?)そしてアンティークなど高級家具の販売等に係わる企業、あるいは大口富裕層向け資産運用ビジネスの強化を狙う銀行・証券など、冠講座や寄付をご検討頂けないだろうか。島津山近辺にお住まいの方への良いアピールになること間違いない。また超富裕層のネットワークは強いことから、口コミによる顧客のさらなる拡がりも期待できるだろう。勿論、学びの機会が得られる、僕ら一般庶民へのアピールにもなる(まあ、宝くじでも当たらない限り関係ないが・・・)。
英語、スペイン語などの語学講座から文学・歴史・美術などの教養講座まで幅広い講座がある。年2回、春期(4月~7月)と秋期(10月~1月)、土曜日に開講される。回数は1回から3回、10回など内容に応じ設定されている。
僕は、この春期、10回講座一つと単発の一日講座三つに参加した。「生涯学び続けたい」とは思いながらも忙しさにかまけて、とんと“学び”とはほど遠い毎日。そんな僕に、この講座は“学び”の大変良いきっかけとなった。必要に迫られ仕事の勉強をするのではなく、まったく仕事とは関係のない、それこそ生きて行くのには必要のないことを勉強するのは、どこか心地良かった。
そんな気付きを与えてくれた『清泉ラファエラ・アカデミア』が、次の秋期講座を最後に活動を休止するという。再開は未定とのこと。僕はこれを講座の最終日に聞き、大きな衝撃を受けた。伝えてくれた先生も同じくショックを受けており、また先生の多くの同僚の方もまだ事実を受け入れられないと言っているそうだ。
今、女子大の経営は厳しい。少子化に加え、女子の共学志向や理系志望の高まりにより、女子大の志望者数減少が続いている。定員割れの女子大も多いと聞く。先般も恵泉女子大の閉校がニュースになっていたが、閉校や共学化により女子大の数はピークの98校(1998年)から2割以上も減っている。
『清泉ラファエラ・アカデミア』の活動休止も経営環境の悪化が一因であろう。土曜日に多くの教職員の方に出勤してもらうのは大きな負担である。受講料は安く、人件費や事務経費を考えると、収支は良くてトントン、いや持ち出しだったかもしれない。このアカデミアの活動は地域連携・社会貢献の一つと位置付けられているが、やはり「他者のために」というキリスト教的ヒューマニズムが根底にある。1993年の開設から30年というのも一つの区切りになったのであろう。今までの関係各位のご努力には本当に頭が下がる思いだ。
ところで、清泉女子大は品川区東五反田にある。JR山手線の五反田駅と大崎駅、都営地下鉄浅草線高輪台駅から、いずれも歩いて10分。清泉女子大にある旧島津家本邸に因み、島津山と呼ばれる高級住宅街の一角である。大きなお屋敷や低層の高級マンションが立ち並ぶ、駐車場の車は外車かLEXUS、そんな町である。
僕のクラスは6名であったが、うち3名はご近所にお住まいの方だった。さすがにどんな家かまでは聞かなかったが、皆、それなりに裕福なお家の方であろう。サンプル数が6では少なすぎるが、『清泉ラファエラ・アカデミア』に通う方には、意識の高い富裕層の方が多いのだと思う。即ち、アカデミア受講生へのアプローチは、優良なターゲット顧客層に繋がるのである。
そこでご提案。富裕層向けビジネスを展開する企業の方、『清泉ラファエラ・アカデミア』の活動再開に向けご支援頂けないだろうか。輸入車、高級ワイン(ワイナリー?)そしてアンティークなど高級家具の販売等に係わる企業、あるいは大口富裕層向け資産運用ビジネスの強化を狙う銀行・証券など、冠講座や寄付をご検討頂けないだろうか。島津山近辺にお住まいの方への良いアピールになること間違いない。また超富裕層のネットワークは強いことから、口コミによる顧客のさらなる拡がりも期待できるだろう。勿論、学びの機会が得られる、僕ら一般庶民へのアピールにもなる(まあ、宝くじでも当たらない限り関係ないが・・・)。