奥の仏間の障子があまりにみすぼらしいな…と思ってから3年。仏さんが怒る前にと重い腰をあげて ようやく障子貼りを終えた。その直後 古い友人から突然立派な「写真集」が贈られてきた。
手紙が添えられていて 退職記念として四季折々撮り貯めてきた写真を一冊の本にした…とのこと。はてィ?退職は確か3~4年前では~??当方記憶がおぼろ気。よく読むと 震災で市場の資材(紙やインクなどなど)が不足し かなり苦労をして仕上げた模様。
…経過した時間は同じでも 経緯は人それぞれ 彼はますます記憶を鮮明に研ぎ澄ます日々を重ね 一方のこちらはなんにも考えず 気の向くまま好奇心を最優先に過ごしてきた。まぁ ぱりっと仕上がった障子を眺めて ひとりで満足する…も ありとしよう。
美しい70葉の写真集を一枚一枚捲りながら のんびり関心ばかり。やや そうもしていられない。さてさて なんにもない こちらから…礼状はどんな風にとりつくろうか?…と 考えているうちに今日も日が暮れた…。
参考まで:写真集と同名のブログ紹介「風と光と」
http://kazetohikarito.blog85.fc2.com/
「障子貼るひとりの影をうつすべく:桂 信子」